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修斗 プロフェッショナル修斗公式戦
11月12日(日)東京/後楽園ホール
主催/ガッツマン・プロモーション

第11試合 ライトヘビー級 5分3R 
郷野聡寛
(TEAM GRABAKA:3位)
判定3-0

30-27,30-27,30-27
須田匡昇
(クラブJ:4位)
×

 エリック・パーソンの返上で空位となったライトヘビー級王座への挑戦権を、日本人選手として手に入れるのは郷野か須田か。大会名の「チャンピオンへの道」が、このメインイベントでも大きなテーマとなる。1月に郷野を下したラリー・パパドポロス、7月に須田を下したランス・ギブソンが上位を占めているが、外人同士のタイトルマッチを回避するためには、両者ともここで存在感をアピールしないといけない

 郷野は佐々木有生と同じくグラバカ所属となり、菊田早苗がセコンドに付く。1R差し合いから郷野がテイクダウン、ハーフパスガードあるいはサイドポジションから肩パンチを打つが、なかなかその先に行けない。2Rも差し合いが続く。両者膝蹴りを放つがライトヘビー級らしく重みがある。残り30秒で郷野がテイクダウンするが時間が足りない。3R、郷野のフックに須田がふらつく。またも郷野がテイクダウンしハーフからパンチ。スタンドに戻って郷野はコーナーに押し込むと肩パンチを連打する。「ああ!くそ!」と叫ぶ須田。その後激しい打撃戦もあり、差し合いからまたも郷野がテイクダウンするが、結局そのまま試合終了。

 各ラウンド優位に進めた郷野が判定勝ちをおさめたが、決定打に乏しく、リングアナウンサーに「王座に前進したのでは」と聞かれても「してないでしょ」と悔しさを隠しきれない様子。対する須田も「くそ!と叫んだのはつまらない試合だったから。メインという意識はなく、自分が楽しめる試合をすればお客さんにも楽しんでもらえると思っていたが、それができなかったのが悔しい」と渋い表情。郷野に対しても「せっかくいい環境で練習しているのに苦戦しているようではダメ」と言い切り、リベンジを目指しながらあっさりヨングに敗れた同じグラバカの佐々木も同様に非難した。この日のライトヘビー級日本人勢は揃って好印象を残せず。このままラリパパ、ギブソン、あるいはヨングに外人天国の継承を許すのか?日本勢の崖っぷちは続く。

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レポート:井原芳徳  写真:菊地奈々子

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