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Report
修斗 2000.1.14 プロフェッショナル修斗 後楽園大会 (サステイン主催)
R.E.A.D. (Real Evolution Acute Deification) 〜2000 SHOOTO〜
"UM CAMINHO PARA O CAMPEAO" チャンピオンへの道

第7試合 フェザー級 5分2R 
× 廣野剛康
(和術慧舟會)
判定0-3
18-20
18-20
18-20
西山典男
(K'z FACTORY)

断崖絶壁


 
長く選手不足に悩まされてきたフェザ−戦線がようやく活況を呈してきた。秋本、五木田、廣野の三つ巴で進んできた所に、マモルが登場し彗星のようにランキング1位を奪取したかと思えば、ハワイからはバレット・ヨシダが日本登場を虎視眈々と狙っている状況。そして今回クラスBから出場の西山が新たに戦線に加わったからだ。一気に倍に膨れ上がった選手層のなかで、廣野の立場は微妙だ。後ろからやってきて、最高速でランキングトップに駆け上がったマモルを追走しつつ、ルーキーの西山の追撃も躱さなければならない。この一戦は廣野にとって”中堅どころのベテラン”というポジションに甘んじるか、それともベルトを伺えるポジションに生き残れるかという、大きな分岐点でもある。

1R開始から2分経過で、最初にテイクダウンは西山。上からコツコツとパンチを入れる西山、廣野ガードするが顔面から出血が見られる。これといった展開のないまま1R終了。 2R、疲労しているのは廣野。最初のテイクダウンは再び西山。このまま膠着するが、ラスト1分で西山が気合のパスガード、しかし技には移行できず終了。積極的に攻めた西山が、判定3-0で勝利した。


 
本来、フェザー級ランキング3位として王座戦線に食い込んでいくだけのポジションにあるはずの廣野。だが、ここ最近の廣野にはその貫禄が伝わってこない。このまま王座戦線に加わることなく若手の圧力に屈してしまうのか。裾ねが広がるフェザー級ランキング争いで、このままでは後がない。



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レポート:藤間敦子・井田英登 写真:薮本直美

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