世紀末に野獣同士の激突が実現。“ハリケーン”とも呼ばれるアイブルの回転の速い打撃を、あのケァーの猛攻を耐えきった藤田がどこまで受け止められるかが勝敗のポイントとなりそうだ。藤田は金髪に青のスパッツ。セコンドにはパンクラスの近藤有己、ドン・フライも付く。休憩後恒例の挨拶したアントニオ猪木氏も見守る。
藤田はいきなりタックル。サイドでしっかり押さえ込みアイブルに身動きを取らせない。アイブルが足をロックしハーフガードに。藤田はパスのチャンスを伺いながら肩固め、ギロチンチョークで攻める。そして長時間粘った末アームロックのチャンス。アイブルはパンチで体勢を崩し腕を振りほどくが、藤田は上を制したまま。再三腕を狙うが極められずそのまま1R終了
2Rも藤田のタックルからスタート。藤田は高く持ち上げ豪快にマットに叩き付け、またもハーフパスガードの体勢に。膠着が続きブレイク。アイブルが消極的と判断されイエローカード1枚を受け取る。スタンドに戻るとすかさずアイブルが飛び膝蹴り一発。藤田はひるんだが次の飛び膝に合わせタックル、インサイドガード。ドントムーブを取られリング中央に向けられる。これまでと同様の膠着が続く。藤田はパスできず試合終了。激しいファイトを期待していた観客からブーイングが飛んだ。
藤田は判定勝ちをおさめるも冴えない表情のまま。マイクアピールもせず退場した。アイブルも不完全燃焼に不満げだった。
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