6月のPRIDE.9で、入場時の偶発的な演出事故で大火傷を負い試合不成立、その後療養生活を送っていたオリベイラがようやくPRIDE初登場。小型の消火器を持ち上げ、日の丸と「必勝」の文字の鉢巻きを締め入場。対するは日本のファンにも馴染み深いカーロス・ニュートン。PRIDEではこれまで桜庭、松井、佐野と日本人との対決が続いたが、ブラジリアンとの激突でも得意の関節技を披露できるか注目される。また両者にとってこの試合は実力者揃いのPRIDE中量級で存在感を示す格好の舞台となるだろう。
ニュートンがタックルで突進するがオリベイラは落ち着いて引き込んでガードを取る。ニュートンのプレッシャーも激しいがオリベイラのガードも堅い。ニュートンがパスを狙った隙にオリベイラが足関節を狙う。だがニュートンは脱出するとハーフパスに。またもオリベイラが右足を狙うがニュートンは脱出しスタンドに戻る。アグレッシブな攻防に歓声が起こる。
スタンドの攻防からニュートンが右ストレートで突進するが、オリベイラがテイクダウンし上に。だがニュートンがすかさず反転させオリベイラはまたもガードに。ニュートンは何度かパスに成功し、サイドからマウントに移行を試みるが、すぐオリベイラがガードに戻してしまう。緊張度の高い攻防が続き1R終了。
2Rは1Rと逆の展開からスタート。オリベイラのタックルに合わせ今度はニュートンが引き込む。だがオリベイラは体格に劣るせいもありなかなかパスできない。オリベイラはスタンドに戻しまたもタックル。ニュートンがフロントチョークを狙うがすぐスタンドの間合いに戻る。またもオリベイラがタックル。完全に読んでいるニュートンがテイクダウンするが、オリベイラはガードに。このあとの両者は1Rのようなアグレッシブさに欠き、5分ほど膠着が続く。ようやくブレイクがかかり消極的ということで両選手にイエローが提示される。スタンドに戻るがオリベイラはスタミナ切れでタックルも切れが悪く、ニュートンはテイクダウン、パス、上四方、サイドと移行。そのまま時間切れで試合終了。
膠着が続いたが、ニュートンの判定勝ち。
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