BoutReview Logo menu shop   Fighting Forum
[会員登録]
[atclub-top]
Report


APKF・K-U合同興行「スーパーキックM117〜躍動シリーズ〜」
2001年3月25日(日)神奈川・横浜平沼体育館

「瀬尾、因縁の対戦をTKOで返り討ち」

レポート:新小田哲

第13試合 メインイベント ウェルター級交流戦/5回戦 
K-Uウェルター級王者
瀬尾尚弘
(JK国際)
4R0分36秒

TKO
APKFウェルター級1位
関島カナエ
(みなみ)
×

一昨年12月以来の対戦となった瀬尾尚弘と赤士馬カナエの一戦は、前回同様瀬尾がローキックで圧倒、TKO勝利で返り討ちにした。
前回の対戦で敗れた赤士馬はそれをきっかけに引退、レフェリーに転向していた。しかし昨年10月頃に現役復帰を決意。今回の再戦に臨んだ。
K-Uウェルター級王者である瀬尾尚弘は昨年12月大会以来の登場。その時はNJK Fの同級ランカー中村篤史にいいところなく完敗。これを猛反省した彼は自慢のライオンヘアをばっさり切って心機一転。また練習方法も変え一人孤独なシャドーを繰り返してこの一戦を迎えた。
序盤、長いリーチを誇る赤士馬の右ストレートが瀬尾の顔面を捉える。しかしそれ以外に瀬尾がピンチに陥ることはなく、左ジャブをダッキングやスウェーバックでかわしながらローキック、左フックを繰り出す。
3Rあたりから瀬尾のローが効を奏し始め、赤士馬はノーガードで仁王立ちの瀬尾のプレッシャーにじりじりとコーナーに追い込まれてしまう。そして、中盤過ぎに瀬尾がパンチ連打からローでラッシュ、右ストレートを突き刺すと赤士馬ずるずると崩れ落ちるようにダウン。なおも瀬尾はラッシュをかけるが、ラウンド終了のゴング。赤士馬ゴングと同時に崩れ落ちるがこれはダウンと認められず。
インターバル中に瀬尾のローによる赤士馬の左足の状態を考慮しドクターチェックが入るが続行と診断される。
しかしダメージは明らかで、4R開始早々に瀬尾がローを連打すると赤士馬ダウン、それと同時にセコンドからタオルが投入され瀬尾の勝利が確定した。
戦績をこれで13戦8勝(4KO)4敗1分とした瀬尾、「長身でやりにくかった。(1Rの)右ストレートは効いた」と語り、次戦は5月か7月に四団体合同のウェルター級トーナメントに出場する予定だと言う。「それに優勝して、小野瀬とやりたいしK−1にも出たい」と宣言。
「パンチを出そうとすると前に出てこられてローを狙われてしまった」と言う赤士馬。戦績はこれで12戦5勝(2KO)7敗。今後については「わからないです」と言及を避けた。

第12試合 セミファイナル バンタム級交流戦/5回戦 
× K-Uバンタム級6位
難波芳樹
(截空道)
延長6R1分12秒

KO
APKFバンタム級9位
中野智則
(パシフィック)

本戦5R勝者:中野智則 判定1-2[48-49,48-49,46-43]

本戦で一度は中野の判定勝利が確定。ところが難波陣営が抗議すると本戦でジャッジペーパーについて協議、延長戦を行う事が決定。(場内へのアナウンスでは、「スプリット決着だったので、新人育成の意味でも1R延長戦を行う」と発表された。)
延長戦でもそれまで同様気力を振り絞って打撃戦を展開。難波のハイキックの空振りを誘った中野が一気にラッシュ。右フックで難波は大の字に。
昨年12月大会のリベンジを果たした中野の戦績は4戦3勝1敗。難波は5戦4勝1敗。試合内容は終始両者激しい打ち合いを展開した好勝負だけに、こういった後味の悪い結末は残念。
この試合以外にも、ジャッジの基準について意思統一が為されず混乱する場面が見て取られた。

第11試合 フェザー級ランキング戦/5回戦 
K-Uフェザー級3位
松本浩幸
(八王子FSG)
TKO 4R

(TKOタイム不明)
K-Uフェザー級5位
栗山和也
(JK国際)
×

ゴング直後から左右フックを振りまわしながら積極的に突進する栗山にやや押され気味の松本だったが、ローの打ち合いに打ち勝つと、4Rローの連打から肘、膝で立て続けにダウンを奪い、最後は得意の左ストレートを打ち込み3ダウンで勝利した。松本はこれで8戦6勝(4KO)2敗。栗山は11戦4勝7敗。


第10試合 フェザー級/4回戦
K-Uフェザー級6位   K-Uフェザー級
大阪茂(誠) 対 難波博志(截空道)
勝者:難波博志 判定0-3[36-39,35-37,38-40]

第9試合 フライ級/4回戦
K-Uフライ級       APKFフライ級
HIDE(八王子FSG) 対 成田勇介(みなみ)
勝者:HIDE KO 1R2分32秒

第8試合 バンタム級/3回戦
APKFバンタム級   K-Uバンタム級
知童健次郎(光) 対 深山俊明(截空道)
勝者:深山俊明 判定0-3[26-30,25-28,26-29]

第7試合 ライト級/3回戦
K-Uライト級       K-Uライト級
古賀誠壹(八王子FSG) 対 宮崎正明(截空道)
勝者:宮崎正明 KO 1R0分40秒

第6試合 ウェルター級/3回戦
APKFウェルター級    APKFウェルター級
真嶋洋一郎(みなみ) 対 奥平力石(パシフィック)
勝者:真嶋洋一郎 KO 1R0分38秒

第5試合 ライト級契約/3回戦
K-Uライト級      K-Uフェザー級
根本和憲(JK国際) 対 中村真平(八王子FSG)
勝者:根本和憲 KO 1R2分15秒

第4試合 ライト級/3回戦
APKFライト級   K-Uライト級
柿沼善行(誠) 対 山口司朗(多田キックボクシング)
勝者:山口司朗 判定延長4R0-3(スコア不明)
本戦3R 0-1[26-26,28-28,29-30]

第3試合 フェザー級/3回戦
日本プロキックフェザー級  K-Uフェザー級
道中克明(千葉)   対   大出義昭(神武館)
勝者:大出義昭 判定延長4R0-3(スコア不明)
本戦3R 0-1(スコア不明)

第2試合 55.3kg契約/3回戦
日本プロキックSバンタム級  K-Uバンタム級
花房秀一(千葉)   対   桜庭勤一(八王子FSG)
勝者:花房秀一 TKO 延長4R1分15秒
本戦3R ドロー(スコア不明)

第1試合 バンタム級/3回戦
APKFバンタム級      日本プロキックSバンタム級
TURBO(パシフィック) 対 千倉正(千葉)
勝者:TURBO KO 1R1分09秒

レポート:新小田哲

TOP | REPORT | NEWS | CALENDAR | REVIEW | BACKNUMBER | STAFF | SHOP | FORUM


Copyright(c) MuscleBrain's All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。

編集部メールアドレス: ed@boutreview.com