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Report


新日本キックボクシング協会
"TOELL YOKOHAMA Fight Three"

2001年2月25日(日)神奈川・トーエル横浜ジム

第12試合 メインイベント 日本ライト級/5回戦 
× 同級2位
清水政和
(治政館)
判定0-3

48-50,46-50,47-50
同級3位
マサル
(トーエル)

このところ抜群の動きで連勝中のマサルが上位ランカーである清水政和と対戦。清水の肘に悩まされたものの、アグレッシブに最後まで動き続けたマサルが判定勝利を収めた。

マサルは昨年11月大会で呂碩奉、今年1月大会で兼子忠司をそれぞれTKO、KOに下し2連勝中。それまでムラが多く今一つタイプを掴みづらいところがあったが最近はこれまでとは見違えるような積極的な動きを見せている。

清水は昨年4月大会以来の登場。対戦相手の突然のドクターストップで試合が流れるなど試合枯れに泣かされてきただけにこの試合にかける意気込みは大きい。

マサルは初回からミドル、ローで積極的に攻めたてる。清水もこれに応じた為に激しい序盤から打撃戦となった。所属するジム内での興行だけに大声援に後押しされマサルが押し気味だったが、2R清水のカウンターの肘がヒットしマサル目尻をカット。ドクターチェックを受けることになるがここは再開。マサルは一気に勝負につけようと首相撲から膝蹴りに持ち込むがこれが裏目、清水に肘の連打を浴びてしまう。

しかし3R、マサルはパンチで一気にラッシュし再びペースを取り戻す。清水も前蹴り、肘で反撃するがマサルの勢いをとめるには至らない。
結局、4、5Rにも清水の肘で2ヶ所切られたマサルはドクターチェックを受けるが傷は浅く、動きが最後まで衰えることなくロー、ミドルで圧倒。最大4ポイント差で判定勝利を収めた。

ストップの危機にもさらされた厳しい闘いではあったが、現状に対しては「絶好調です」というマサル。「ヒザーッ!」の絶叫でお馴染みのルーンピチャイ・コーチの元、充実した練習で早く試合がしたかったのだとそうだ。
次の対戦相手として、石井宏樹と引き分け小野寺力にKO勝ちした韓国ライト級王者・朴炳圭の名を挙げた。「彼に勝てればおいしいですよね。石井との (タイトルマッチでの)対戦も見えてくるだろうし」。現在は5月大会での朴との対戦を交渉中だという。
「今のイケイケスタイルでどこまで行けるかわかりませんけど・・・」というマサルだが、ファンとしてはこのスタイルでどこまでも勝ち続ける姿を見てみたいはずだ。

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レポート&写真:新小田哲

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