ムエタイスタイルを得意とするウォーカーは、今回の肘なしスタイルのルールでは武器があまりに無い選手。右のキック以外には見るべき武器もなく、スタミナの切れた後半は、ひたすらクリンチとさば折りで大野の攻撃を封じることしか出来ない。そのうえ、組んだ大野を首投げにしてとにかく試合の流れを中断させる上に、バッティングまでする。このラフな展開に、中盤以降スロースターターの大野もほとんどけんか腰で応じ、バックスピンや胴回し蹴りの大技のほか、グラウンドに転がったドーソンの背中を蹴り付けるようなシーンも見られ、逆に感情をあらわにしない大野の闘志をのぞかせる結果となった。
第3試合 67キロ契約3分5R
×イゴール(オクタゴンプロ)
○隼人(PHOENIX)
1R 1'24"TKO
第2試合 59キロ契約3分5R
△大宮司進(正道会館)
△梅下湧暉(谷山ジム)
判定1-0
第1試合 ヘビー級特別試合3分5R
○柳澤龍志(チームドラゴン)
×園田隆(A3 GYM)
4R 3'00" TKO
※このレポートの中で第四試合に出場したチャド・ウォーカー選手を「オリバー・オーセン」と表記しておりましたがこれは誤りです。訂正して、お詫びさせていただきます。