BoutReview Logo menu shop   Fighting Forum
Report

全日本キックボクシング連盟「DEAD OR ALIVE」
2000年12月22日(金) 東京・後楽園ホール

メインイベント 日本・タイ国際戦 58kg契約/5回戦 
全日本フェザー級2位
立嶋篤史
(RIKI)
判定0-1

50-50,49-50,50-50
タイ国フェザー級
グリッド・ギャッタワン
(タイ)

前回の遠藤慎介戦では完敗を喫したものの、一時期の不調からは脱した感のある立嶋篤史が、2年と8ヶ月ぶりにタイ人選手と対戦。しかし精彩を欠いた動きで17歳のムエタイ戦士グリッド・ギャッタワンに対し分の悪いドローに終わった。
初回は得意のローキックを鋭い音で打ち込んでいた立嶋。しかし2Rからグリットが首相撲に持ち込みペースを握る。グリットはパワーはなかったが立嶋の前進にタイミング良くミドルや前蹴りを打ち込み距離をコントロール。立嶋得意の左ボディを単発に終わらせる。そして首相撲からのしつこい膝蹴り。立嶋も首相撲の状態から肘打ちで抵抗するが逆にその肘で頬のあたりをカットさせてしまう。4Rあたりから勝ちを意識したのか早くも前蹴りを連打して距離をとりたがるグリッドに立嶋はなおも前進、ガードをかいくぐって右フック、左ボディから顔面へのダブルでロープに詰める場面もあった。
が、終始タイ人ペースのまま試合は終了。ドローの裁定には場内から不満の声もあがっていた。
グリットも「効いた攻撃はない。判定には納得がいかない」と不満の表情。
試合後の立嶋はなにか吹っ切れた様な表情で「試合をやってるっていう実感があって嬉しかった。自分がやりたかったのはこれなんだっていう感じ。ここ最近、目的のない試合が続いて手ぬるい、ぬるま湯みたいな生活だったから、結果は別としてやるべきところに戻ってきた思う。今日がタイでデビューして60 戦目だったんだけど、これからもこういう試合(現役のタイ人との試合)を続けていきたい。でも、今の自分の立場ではやりたいって言っても希望どおりいくわけではないから。今後のことはわかんないですね・・・」と語った。

結果一覧に戻る
← 前の試合

レポート:新小田哲  写真:菊地奈々子

TOP | REPORT | NEWS | CALENDAR | REVIEW | BACKNUMBER | STAFF | SHOP | FORUM


Copyright(c) MuscleBrain's All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。