極真'98全日本4位、'99世界7位の実績を持つ22歳の強豪・野地がキックデビュー。DEIONはゴング後いきなり、野地の顔面に左フックを叩き込む。先制したDEIONは徹底して顔面を攻める。野地の顔面は見る見る赤く腫れ上がり、鼻血に染まる。
セコンドについた長嶋一茂氏が「途中でタオルを投げようと思った」と語るほど野地は攻め込まれ、万事休すかと思われたその時、ハイキックから形勢逆転。パンチの連打でロープ際につめると、強烈な右フック一発でDEIONをノックアウト。場内は大挙詰め掛けた極真関係者・ファンの地響きのような大歓声に包まれた。
試合後、野地は「顔面はいつもニコラス・ペタスにたくさん殴られてるんで慣れている。途中から冷静にならないとと思った」と語り、その大物ぶりを感じさせた。キックルールについては「新しい技術を身に付けてもう一度出たい」とし、K-1参戦については「上達すれば出たいが、まだ見えない」と話した。
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