昨年9月に全日本移籍以来、無傷の4連勝を飾ってきた安川だが、思わぬ伏兵の前に手痛い敗北を喫した。
フィリップ・ダ・シルバは昨年11月大会で土屋ジョーを苦しめたアーメッド・レンに今年6月、右ストレートで3RKO勝ちしてフランス軽量級戦線のトップに躍り出た21歳の新鋭。
いきなり力強い右フックを振り回し威嚇するシルバ、安川のミドルに対してもカウンターの右を合わせたり、蹴り足を掴んでパンチを入れたりして安川のペースを乱していく。1R残り10秒を切ったところで安川がミドルを放ったところにタイミング良く左右のフック。安川尻餅をつくようにダウン。安川いきなり大きなアドバンテージを負ってしまう。
2Rから安川は得意の首相撲に持ち込み、膝蹴りを連打するが、シルバそれでも前進、「今回の秘密兵器」という肘を振るい安川の額をカットするのに成功。
3R以降も安川は首相撲からの膝でペースを掴もうとするがシルバは果敢に左右のフックで対抗、さらに組まれた状態から縦肘を連発。安川の目尻を切り裂き、ドクターストップを勝ち取った。
時差にめげず日本での初試合を勝利で飾った小さな巨人は、リング上で歓喜のダンスを披露した。
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