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Report

SISCO PROMOTION PRESENTS 宇野 和男選手 追悼試合
日・タイ親善ムエタイ 「日本VSタイ」
2000年10月19日(木)バンヤイ・スタジアム

在泰日系企業が興行を主催することの意義と可能性
シスコ・プロモーション代表取締役 鈴木秀樹(元全日本ウェルター級 伊達秀騎)

−−今回の大会ですが、どういう経緯で大会が開催されたのでしょうか?

「当初は日本の旅行代理店との合同企画でアマチュア選手やプロ選手のムエタイチャレンジツアーとして企画し、参加者を募ったんですけど、参加者が思うように集まらなかったので、シスコ・プロモーション独自の興業として各選手に声をかけて開催することになりました」

−−シスコプロモーションとはどういった組織なのでしょうか?

「シスコ・プロモーションは99年4月にタイに設立した法人で、基本的にタイの国技ムエタイに挑む日本人選手のサポートやマッチメークをはじめとして、ムエタイに関するコーディネート業を中心として行なっています。その他には雑貨輸出や旅行代理などが主な業務です。今後も通常業務のかたわら、日本の選手などにタイでの試合の機会を与えられるよう、国際試合などを中心に自主興業やイベントを独自に開催して行く予定です」

−−今回の興行は宇野選手の追悼興行と言うことですが、宇野選手はどういう事情で亡くなられたのでしょうか?

「宇野選手はタイを中心に試合をしていたのですが、今年の十月に練習中の事故で亡くなられました。現在、多くの日本人選手がタイで修業していますが、私の友人でもあり、多くの日本人選手とも交流があった人ですので、テンカウントを手向けたい、と思い追悼興行としました」

−−参加選手はどうやって集められたのですか?

「亡くなった宇野選手の追悼をしたいということで、在タイの日本人選手と、日本から試合のために遠征予定があった選手に声をかけました」

−−今後の興行予定などをお聞かせ下さい。

「とりあえず、在タイ日系企業としては初めて興行を主催することができたばかりなので白紙に近い状態ですが、二回目はラジャダムナン、ルンピニーなどのメインスタジアムかイベント会場を借りて開催する予定で計画を進めています」■■■

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レポート:白石昇  写真:菱田慶文

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