5月大会で惜しくもラジャの王座獲りに失敗(引分)した武田幸三の再起戦。後援会も発足し環境も充実しつつある武田、タイトル再挑戦に向け、ここから先は一つも落とせないところだ。入場時からアップも万全の武田のボディが汗で光る。1Rからローが炸裂、ジャクシンを苦しめ、スネを切り裂く。2Rも足をつかんでのフック、ボディブローで追い詰める。だが3R、ジャクシンの右ハイがクリーンヒット。武田あわやのダウンを喫するが、それほど効いておらず、その後も攻勢は変わらず。
4Rになると武田のローでダメージの蓄積したジャクシンの足元がふらついてきた。5R最後の勝負に出た武田、右ストレート・ローの連打で連続ダウンを奪い、最後はコーナーに詰めてのパンチの連打でレフェリーがストップ。終わってみれば完勝だったが、武田は「完封しないといけない相手なのに長引いてしまった。タイトル戦並のモチベーションに持っていけなかった」と不満げな表情だった。
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