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Report

全日本キックボクシング連盟 5月24日 後楽園ホール大会
LEGEND−5


「小林痛恨のドロー。酒井5回戦でもKOセンセーション」

第8試合 ダブルメインイベント第2試合 日本・ニュージーランド国際戦62kg契約/5回戦
全日本ライト級王者
小林聡
(藤原)
判定0-1

48-49,49-49,49-49
ISKAサウスパシフィック・ムエタイ・ライト級王者
デビッド・ガーン
(ニュージーランド)

絶好調の小林の相手は思わぬ強豪だった。いつもどおり左フックからローにつなげる得意のコンビネーションを繰り出す小林だが、ニュージーランド人は動じずに鋭い左フック、右ローキックを繰り出す。それどころか2・3Rには逆に前進、小林の顔面の甘さをついてフックの連打でロープを背負わせるシーンも見られた。しかし小林も盛り返し、中盤以降は両者一歩も譲らぬ打撃戦を展開。結局どちらもジャッジの支持を得られず引分の裁定となった。顔面と後頭部の2ヶ所を切り裂かれた小林は試合後無言のまま医務室へ。

第7試合 ダブルメインイベント第1試合 日本・ニュージーランド国際戦70kg契約/5回戦
WKA世界ムエタイ・スーパー・ウェルター級王者 全日本ミドル級王者
新田明臣
(S.V.G.)
判定3-0

50-47,50-46,50-45
ISKAニュージーランド・スーパー・ウェルター級王者
ノーム・グラハム
(ニュージーランド)
×

5月6日にイタリアで世界王者となった新田の凱旋試合。当初予定されていたシェイン・チャップマンが負傷のため急遽対戦相手が変更。相手は国際式の経験もあるパンチャーとのことだったがそれは試合にはほとんど影響はなかった。ゴング直後から新田がミドルを連打。グラハムの脇腹を赤く腫れ上がらせると4Rにはこのミドルでダウンも奪う。しかし練習中の怪我とモチベーションの低下で新田はそれ以上深追いせず、圧倒的な判定勝利で試合を締めた。「世界王者として(観客に)失礼な試合をしてしまった」と新田は反省しきり。

第6試合 セミファイナル 全日本ライト級ランキング戦/5回戦 
× 全日本ライト級2位
林亜欧
(S.V.G.)
3R2分33秒

KO
全日本ライト級6位
酒井秀信
(REX JAPAN)

トリッキーなマーシャルアーツ・スタイルでここまで5戦5勝5KOの酒井、これが初の5回戦試合。ゴング直後いきなり林に背中を向けるなど早くもそのテイストを発揮。序盤は林のしつこいローに悩まされるが、次第にその強打ぶりを発揮。独特の半歩踏み込んでのアッパーで再三林の顔をのけぞらせると、3R2分すぎにそのアッパーで林をキャンバスに這わせる。これはなんとか立ち上がった林、意を決して打ち合いに出るが逆にこれは酒井の思うつぼ、フック連打で棒立ちにさせるとまたもアッパーを打ち抜くと、林は大の字に。そのまま10カウントが数えられ、酒井勝利のバク宙を披露。噂通りの実力で5回戦デビューを飾った。



その他の試合結果

第5試合 ヘビー級/3回戦
DEION(REX JAPAN) 対 鈴木ミツル(飛鳥塾)
勝者:鈴木ミツル 判定2-0[30-29,30-30,29-28]

第4試合 バンタム級/3回戦
笠原大介(飛鳥塾) 対 加藤豊(月心会)
ドロー 判定1-0[30-30,30-30,30-29]

第3試合 ライト級/3回戦
上杉武信(藤原) 対 中原黄太(REX JAPAN)
勝者:中原黄太 判定3-0[30-26,30-26,30-26]

第2試合 バンタム級3回戦
大久保朋一(青春塾) 対 糸日谷将彦(大誠塾)
ドロー 判定0-0[30-30,30-30,30-30]

第1試合 フライ級/3回戦
柏木吾一(S.V.G.) 対 大橋和夫(藤原)
ドロー 判定1-1[30-29,28-30,29-29]

速報:新小田哲

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