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Report

新日本キックボクシング協会 4月9日 市原臨海体育館大会 ”SATELITE”
第12試合 メインイベント ライト級/5回戦 
日本ライト級王者
石井宏樹
(藤本)
5R0分10秒

TKO
日本ライト級4位
清水政和
(治政館)
×

1月興行で鷹山真吾を破り新王者となった石井宏樹。この試合が王者としての第1戦、しかも初の大トリ登場となったが今回はそれだけではすまされない。5月興行でラジャの現役王者・ムアンファーレグと、当初対戦予定だった小野寺力の怪我により代役として急遽対戦が決定。その大役に相応しいかどうか、この清水戦で試されることになった。
対戦する清水も王座を目指すライト級のランカーとして一矢報いたい所だったろうが、残念ながら今回は王者の独壇場で、清水のの見せ場は皆無だった。試合開始と同時に鋭いローからの左フックを中心に積極的に攻め込む石井。とにかく攻撃もそうだがとにかくフットワークが速いため清水は対応出来ない。さらに力強さもアップしている感じ。中盤、石井鋭く踏み込んでワンツーをヒットさせ早くもダウンを奪う。「早く倒すつもりだった」という石井、2R以降も左フックからのロー、肘を連打する。清水はローやミドルを単発で返すのみ、パワーで対抗出来ない感じ。
3Rには石井カウンターの左フックから返しの右肘をヒットさせるという攻撃を見せる。さらに4Rローが効いてきた感じの清水をロープに詰めラッシュ。鷹山をダウンさせたこの攻撃だが清水必死のクリンチでなんとかダウンを免れる。
最終ラウンド冒頭、前蹴りで吹っ飛ばした石井、前進してきたところに右肘を一閃させ左目尻を切り裂きストップ勝ちを呼び込んだ。
王者緒戦を無難に乗り切った石井、5月の大勝負に挑む。


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レポート:新小田哲

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