昨年11月、ラジャ興行のWMCスーパーミドル級タイトルマッチでオーストラリアのウォーレン・エルソンにTKO負けを喫して以来の復帰戦となった小笠原。タイの王座を狙うと言う目標に向かって再スタートの一戦となった。
並んで立つとさすがに頭一つ体格が違う(もちろん小笠原の方が大きい)。小笠原がジャブからインロー、右ストレートで前進すると体格で劣るクンポンはまともに打ち合ってはまずいと考えたかロープを背にして下がりつつ左ミドル、ロー。小笠原それをワンツーから上下に打ち分けながら追いかける。しかし復帰戦に慎重になったか深追いしなかったためこれ以上に展開に変化はなく1Rはゴング。
2R、小笠原右ストレートからロー、さらに右ストレート→左フック→右ストレートのコンビネーション。クンポン左ミドルを返すが小笠原それに合わせて右ストレートを顔面にヒットさせさらに返しのロー。早くも後退するタイ人をおいかけ、フック、アッパーでくの字になったボディにミドルを入れダウンを奪う。クンポン一度は必死に立ち上がるが腰が落ちてしまい、10カウント。小笠原があっさりと復帰戦を勝利で飾った。
本人もコメントしていたが、正直「勝って当たり前の相手」だったと思う。それでも「久しぶりの勝利にほっとした」と小笠原。タイで敗れたエルソンへのリベンジ、そしてラジャの王座に向けて「今度は皆さんの期待を裏切りません」と力強く宣言した。
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