BoutReview: 2000.1.30 ＭＡキック後楽園ホール --- 10. ジャド・リード vs 内田ノボル

2000.1.30 ＭＡ日本キックボクシング連盟
"マッハ士道館・戦国シリーズ仁義なき戦いパート３" 後楽園ホール
　

第10試合　日・豪国際試合ヘビー級５回戦

ジャド・リード
(オーストラリア)

2R2分47秒

内田ノボル
(ビクトリー)

○

先日の富平に続き元極真の大物がキックに参戦。ジャド・リードは「極真豪州王者」の肩書きを持ち、第６回全世界大会にも出場している。キック転向後は５戦５勝４ＫＯで豪州ヘビー級王者とのこと。
対するＭＡヘビー級のホープ内田はここのところ厳しい対戦が続いているがここらで大物を食って名をあげたいところ。
ゴング直後にジャドがハイキック。さすがに鋭い。しかし内田臆せずローから左フック、さらにハイキック。両者一発をおそれてかかなり慎重に間合いを図り合う。
内田が左フックを放つと、ジャド顔面パンチに慣れていないのかすぐ下を向いてしまいクリンチに。これで与し易しと見たか内田、さらにストレートからパンチのラッシュ。組み付いてきた、というよりしがみついてきたジャドにヒザのラッシュ。ここで１Ｒのゴング。
すっかり余裕の出た内田、インターバル中に笑顔でセコンドに対応。
２Ｒは完全に内田ペース、ジャドのキックの間合いをつぶしてパンチ、ヒザのラッシュ。むきになって打ち合ってきたジャドの顔面に内田の右フックがヒット、ジャドダウン。さらに内田がラッシュをかけると２度目のダウン、調子に乗った内田、腕をぐるぐるまわして予告ＫＯの合図、物凄い大振りの右ストレートは１発目は空振りしたものの２発目がヒットしジャド３度目のダウン、試合終了。
　

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レポート：新小田哲