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[PRIDE.21] 6.23 さいたま (全カード):田村×サップ、体重差考慮した特別ルールに

DSE "明治生命L.A. PRESENTS PRIDE.21"
6月23日(日) さいたまスーパーアリーナ 開場:14時 開始:16時
【他のカード・参戦選手の紹介,コールマン負傷の話題は旧記事参照】

[→掲示板・PRIDEスレッドに投稿をお待ちしています]

▼ (6/23 up) 第1試合の田村 vs. サップでは、約2倍の体重差を考慮し、寝ている田村の上からサップが体重を浴びせる技(ボディープレス、ダイビングエルボードロップなど)を禁止する特別ルールが採用されることとなった。なお、試合時間には変更なく、四点ポジションでの頭部への蹴りは通常ルールどおり禁止される。レフェリーは島田裕二・PRIDEルールディレクターが務める。
 サップは大会前日、島田氏が代表を務める麻布十番の道場「BCG」で公開スパーリングを行なった。マスコミ向けには田村の顔写真を噛みちぎるアピールを披露。だが、スパーリングとなると、モーリス・スミス、ジョシュ・バーネット、マット・ヒュームから、足関節を取られた時の対処法や、マウントポジションのキープの仕方などの細かい指導を受け、熱心に聞き入り練習していたのが印象的だった。


フィリォ欠場。代役はスティーブリング

▼ (6/19 up) アンデウソン・シウバとの対戦が予定されていたパウロ・フィリォが、練習中の負傷により欠場することとなった。フィリォは日本出発前の最後の練習中に、パートナーの体重が誤って左膝の上にかかり、左膝をひねり靱帯を損傷した。医師の診断では全治1カ月となっている。代わってアレックス・スティーブリングがアンデウソン・シウバと対戦する。スティーブリングはPRIDE.19でゴエス、PRIDE.20でイズマイウを連破している実力者。(編集部注:勝者予想もフィリォ×スティーブリングに移行します)


“素”の高山、恐れ知らずの突撃表明

▼ (6/19 up) コールマン負傷欠場を受け、急遽メインイベントのフライの相手という重責を担うこととなった高山善廣が15日、横浜市内で決意表明した。
 「僕もフライ対コールマンを凄い楽しみにしていたファンの1人だったので結構複雑。シャムロックとの試合をリングサイドで見て、闘いたいと思っていたけど、万全の準備でチャレンジしたかった。体調は前2回と変わらないけど、突然だから気持ちが万全じゃない」と弱気な言葉を吐く高山。だが、「『NO』と言うのは簡単ですけど、そこで行かないと、普段ああだこうだ言ってる『NO FEAR(恐れ知らず)』の高山としては収まりがつかないんで、自分のバックギアを壊して前進するのみですね」と気持ちを引き締めた。プロレス界ではNOAHと新日本マットで悪役として大活躍し、新日本の8月の大場所・G1クライマックスにお呼びがかかるほどの売れっ子となった高山。所属はあくまでフリーのため、来た仕事を断りにくい立場もPRIDE参戦の背景にあるはずだ。だがそれ以上に、プロレスラー=高山の「NO FEAR」という看板に対するプライドが伝わってくる。

 だが一方で、昨年5月のPRIDE.14の藤田戦、昨年12月のPRIDE.18のシュルト戦では「イメージを作りすぎ」たといい、「今回は自由にノビノビとやる」とも語っている。そして「シュルト戦の時は打撃戦にこだわって敗れたのでは?」という質問には「あれはこだわりじゃなくて、頭にきてただけなんですよ。『なんとかしてあの顔を殴りたい』、それしか考えていなかったんで。サク(桜庭)もよく言いますけど、冷静にやらなくちゃなと思います」とも答えている。フライについては「『口聞けないんじゃないの?』って思うくらいギブアップという言葉を吐きそうにない選手。精神力の闘いになると思います」と語る高山。これらの言葉からは、プロレスラー=高山の「NO FEAR」という看板に囚われることなく、アスリート=高山の素の「NO FEAR」をさらけ出してでも、本業の看板を守ろうという決意が感じられる。

 練習については、「今回たまたま杉浦貴大先生がやるんで(NOAHの)巡業中もスパーやってたんでね。普段よりはそっち(総合格闘技)よりな練習をしていた」といい、セコンドには「いつもの先輩たち(=桜庭,金原らUWFインター時代の同僚)」がつくという。(井原芳徳)

▼PRIDE.21の試合順は右のとおり。フライ×高山がメインで、田村×サップはなんと第1試合からとなっている。

【他のカード・参戦選手の紹介,コールマン負傷の話題は旧記事参照】

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POLL読者投票

Q. PRIDE.21、ついに全カード決定。皆さんの勝者予想は?

メインイベント
ドン・フライ(米国/フリー)
高山善廣(日本/フリー)
[集計結果]
第7試合
セーム・シュルト(オランダ/ゴールデン・グローリー)
エメリヤエンコ・ヒョードル(ロシア/ロシアン・トップチーム)
[集計結果]
第6試合
杉浦貴(日本/プロレスリングNOAH)
ダニエル・グレイシー(ブラジル/ヘンゾ・グレイシー柔術アカデミー)
[集計結果]
第5試合
大山峻護(日本/フリー)
ヘンゾ・グレイシー(ブラジル/ヘンゾ・グレイシー柔術アカデミー)
[集計結果]
第4試合
ギルバート・アイブル(オランダ/ゴールデン・グローリー)
ジェレミー・ホーン(米国/ミレティッチ・マーシャルアーツ・センター)
[集計結果]
第3試合
アレックス・スティーブリング(アメリカ/IFアカデミー)
アンデウソン・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
[集計結果]
[参考:中止になったフィリョ×アンデウソンの途中集計結果]
第2試合
ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・ドバゴ/フリー)
ラバザノフ・アフメッド(ロシア/ロシアン・トップチーム)
[集計結果]
第1試合
田村潔司(日本/U-FILE CAMP)
ボブ・サップ(米国/モーリス・スミス・キックボクシング・センター)
[集計結果]

Last Update : 06/23

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