(レポ&写真) [NKB] 6.30 後楽園:大阪真門・若生、ミドル級王座奪取
日本キックボクシング連盟 "2007 奪還シリーズ" 2007年6月30日(土) 東京・後楽園ホール 認定:NKB実行委員会
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
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第12試合 NKBミドル級王座決定戦 3分5R ○若生浩次(大阪真門/1位) ×阿久澤英一(拳心館/2位) 2R 1'43" KO (左膝蹴り) ※若生が新王者に
1R、サウスポーの若生の前足に、阿久澤は左右のローを当て続け先手を取る。スピードがあり、決して悪い攻めでは無い。だが一発の重みでも勝るのは若生のほう。左ミドル、左ストレートを単発ながら効かせ、ラウンド終盤には奥足狙いの左ローを連打し、阿久澤の動きを止める。 若生は「相手の距離にならないよう、僕の距離になるようにだけ意識した」といい、2Rも序盤に右ローをもらったが、しばらくして強烈な左ローを当てると一気に主導権。「ローが効けば膝も当たる自信がある」といい、左ローだけでなく右ロー、左ハイと攻撃を散らしつつ、ニックネームの「毒針」の由来でもある左のテンカオをレバーにクリーンヒットさせ、阿久澤からダウンを奪う。すると阿久澤はうずくまったまま立ち上がれず試合終了。若生が返り討ちに成功するとともに、大阪真門ジムに3本目のベルトをもたらした。
勝利者インタビューで若生は「もっと練習して、今日よりもっと強くてカッコいい自分をお見せしたい。8月に地元の西宮で試合をすることが決まってるんで、そっちも絶対に勝って、ベルトをこっちに持ってきます」とアピールした。 西宮の試合とは所属の真門ジムの初の主催興行となる8/19の兵庫県立総合体育館大会。同ジム所属のフェザー級王者・巨輝、バンタム級王者・野口康裕の出場も決まっている。東京というアウェーでも強さを発揮してきた彼らなら、地元ではより一層充実した姿を見せてくれることだろう。
第11試合 NKBフライ級王座決定戦 3分5R ○青木秀太(すざく96/1位) ×高嶺幸良(大阪真門/2位) 判定3-0 (50-49/50-49/50-49) ※青木が新王者に
青木が周りながら右ローを着実に当て、高嶺が接近戦で右フック、右アッパーを当てる展開が淡々と続く。両者なかなか決定打が出なかったが、4Rに青木が右ハイを当てる等弱冠優位に試合を運び、僅差ながらも初の王座奪取に成功した。勝利者インタビューでは「つまらない試合をしてすみません。でも25年生きてきて一番うれしいです」と喜びを語った。
第10試合 フェザー級 3分5R ○山口 勝(八王子FSG/5位) ×大和知也(SQUARE-UP/9位) 判定2-0 (50-49/49-49/49-48)
第9試合 フライ級 3分5R ×牛若丸將之(テツ/4位) ○菅原好朗(KIX/5位) 判定0-3 (49-50/49-50/49-50)
第8試合 ウェルター級 3分5R ○島田 力(渡辺/6位) ×腰越正和(勇和会/9位) 2R 1'04" KO (左フック)
第7試合 フェザー級 3分3R ○大作(SQUARE-UP) ×榊 兵悟(神武館) 2R 0'48" KO
第6試合 ライト級 3分3R ○ノリ(渡辺) ×北川健太(截空道) 1R 2'59" KO
第5試合 68kg契約 3分3R ×渡邉隼人(大阪真門)※須佐純平(村越)から変更 ○猪ノ川健(大塚) 3R 2'49" KO
第4試合 バンタム級 3分3R ○佐藤健太郎(平戸) ×仙道秀樹(神武館) 2R 1'11" KO
第3試合 ライト級 3分3R ○洋介(渡辺) ×MERU(フィリピン/大塚) 2R 1'11" KO
第2試合 ミドル級 3分3R ○ケイスケ(拳心館) ×葛谷暢仁(誠勇塾) 2R 2'19" KO
第1試合 フェザー級 3分3R ×関根八州(SQUARE-UP) ○根本直樹(平戸) 判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
Last Update : 07/01 14:12
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