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(レポ&写真) [全日本キック] 12.8 後楽園:真弘・前田辛勝。金が好勝負

全日本キックボクシング連盟 "藤原祭り 2006"
2006年12月8日(金) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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第9試合 メインイベント 58kg契約 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R)
○山本真弘(藤原ジム/全日本フェザー級王者)
×岩切博史(月心会/全日本フェザー級5位)
4R 判定3-0 (野口10-9/梅木10-9/豊永10-9)

3R 判定0-0 (野口30-30/梅木30-30/豊永30-29)

 約半年ぶりの試合となった王者・真弘。いつも以上に練習し調子は良かったというが、緊張もあって「体と気持ちが連動しなかった」といい、精彩を欠くファイトに。左ミドルと左ストレートを当てるが、岩切の右ミドルや右ストレートも浴びる。2Rからスタミナが切れたといい、ヒット数で上回るも最後まで決定打に欠き、まさかの延長戦へ。
 最後は気持ちの勝負だったという真弘。「(同門の)前田さんが接戦であきらめなかった。それが無かったら気持ちが切れていたかも」と明かす。延長R前半こそクリンチが多く、両選手ともレフェリーから注意されたものの、終盤は真弘がパンチの連打で追いつめ、辛うじて勝利を得た。
 なお、この日はサドンデスマッチの藤原ジムの選手のセコンドに、小林聡がついていた。


第8試合 セミファイナル スーパーウェルター級 サドンデスマッチ
○濱崎一輝(シルバーアックス/2位)
×山本優弥(青春塾/3位)
4R 判定3-0 (野口10-9/梅木10-9/朝武10-9)

3R 判定0-0 (野口30-30/梅木30-30/朝武30-30)

 脱臼した右肩が完治していない優弥は、ミドルと膝蹴り中心のファイト。濱崎もサウスポーの構えから何度かパンチを当てる。序々に優弥の首相撲の時間が増えるが、両者とも決定打がなく延長へ。
 優弥はセコンドの「手数手数」という声を聞きながら膝蹴りを当てるが、攻められずに組み付いてしまう場面も多く、豊永レフェリーから注意1を宣告されてしまう。対する濱崎は、随所でアッパーやバックスピンキックをヒット。攻めの的確さで上回り、接戦を制した。優弥はコンディションが影響したとはいえ、対濱崎2連敗に。


スペシャルエキジビションマッチ 総合ルール 10分
−藤原敏男(藤原ジム)& 渡辺久江(フリー)&岡田敦子(ドージョー・チャクリキ・ジャパン)
−TAJIRI & アジャ・コング
ノーコンテスト

※レフェリー:野口大輔 サブレフェリー:和田良覚 スペシャル・リングアナウンサー:藤原喜明

第7試合 58kg契約 サドンデスマッチ
○前田尚紀(藤原ジム/全日本フェザー級3位)
×遠藤智史(AJジム/全日本フェザー級7位)
3R 判定2-0 (朝武30-29/豊永30-30/和田30-29)

 前田は右ミドルと右ストレートを中心に攻めるが、なかなか流れをつかめず。3R、遠藤が左ストレートをきっかけに連打でチャンス。だがこれで逆に前田の闘志に火がつき、遠藤と激しいパンチ戦に。前田も何度も被弾したものの、終盤になってもラッシュは衰えず、僅差ながらも勝利をものにした。新鋭・遠藤は敗れたものの、元王者相手に健闘した。
 

第6試合 ライト級 サドンデスマッチ
○海戸 淳(S.V.G./7位)
×藤牧孝仁(はまっこムエタイジム/3位)
3R 判定3-0 (和田30-28/豊永30-29/野口30-29)


 海戸が1Rと3Rに左ミドルを中心とした蹴りの手数で押し判定勝ち。藤牧も2Rはパンチと膝で挽回したが、なかなか自分のペースに持ち込めなかった。

ちびっこ女子グローブ空手マッチ 2分1R
−大木桃華(ファイティングスペース・ゼロ)
−星樹里亜(極真流武拳会館)
勝敗無し

第5試合 ウェルター級 サドンデスマッチ
○金 統光(藤原ジム/4位)
×湟川満正(AJジム/2位)
4R 判定3-0 (朝武10-9/和田10-9/野口10-9)

3R 判定0-1 (朝武29-29/和田28-29/野口30-30)

 金がパンチ、湟川が蹴りで攻めたい展開となり、流れは少しずつ金へ。途中湟川に左目尻と額を切られるが、一歩も引かずパンチで攻め続ける。延長ラウンドはパンチと肘でノンストップのラッシュ。前田同様、藤原イズムを感じさせる熱いファイトで観客を沸かせるとともに、王座に大きく近づいた。

第4試合 ミドル級 サドンデスマッチ
○中村高明(藤原ジム/1位)
×木塚龍司(勇心館)
1R 1'55" KO (3ダウン:左膝蹴り)


 中村が体格差を活かし、ボンヤスキーを思わせる膝蹴りで3連続ダウンを奪い完勝した。

第3試合 ヘビー級 3分3R
○シング・心・ジャディブ(インド/パワーオブドリーム/新空手'06全日本重量級3位)
×谷川紀勝(SAMURAI SWORD)
1R 1'48" KO

第2試合 ウェルター級 3分3R
×土本博文(藤原ジム)
○宮越宗一郎(宮越道場)
2R 終了時 TKO (タオル投入)

第1試合 56kg契約 3分3R
△菊地 慧(藤原ジム)
△永野裕典(和術慧舟會DUROジム)
判定1-1 (29-30/30-29/30-30)

■オープニングファイト

第3試合 ミドル級 3分3R
○入月健一(S.V.G.)
×渡邉強太(鷹虎ジム)
判定3-0 (30-27/29-27/30-27)

第2試合 ライト級 3分3R
○沼 耕平(藤原ジム)
×宮田裕司(シルバーアックス)
判定3-0 (30-27/30-28/30-28)
※公式計量で沼が200gオーバーのため、沼が10オンス、宮田が8オンスのグローブハンデ戦として実施

第1試合 ライト級 3分3R
○渡部太基(藤原ジム)
×石岡 卓(超越塾)
判定3-0 (30-26/29-27/29-27)

Last Update : 12/13 11:36

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