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(レポ&写真) [修斗] 5.14 広島:原、引退戦は黒星。岡田が地元で一本

GRAPPLINGMAN実行委員会
"GRAPPLINGMAN 5 闘裸男 Hiroshima Mother's Day"

2006年5月14日(日) 広島・広島産業会館 西第一展示場
認定・インターナショナル修斗コミッション(プロ)
   日本修斗協会(グラップリング&アマ)

  記事提供:GRAPPLINGMAN実行委員会
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 闘裸男のホームグランドである岡山県津山市から広島市に舞台を移して行われた今大会には、700名近い観客が集まった。広島でのプロ修斗公式戦は、2003年6月のサステイン主催大会以来3年振り2度目。今回もプロ修斗と同じリングでアマ修斗も行われ、アマ選手も全員入場曲付きで入場した。
 引退試合となった原弘文は、5年前のデビュー戦の相手でもある堂垣善史に惜しくも破れたものの、引退セレモニーは会場が一体となる様な温かい雰囲気で包まれた。

 アマチュア時代から闘裸男のリングに上がり、「闘裸男チルドレン」なる言葉も編み出した佐々木信治と岡田剛史の今大会での活躍は、地方在住選手のモデルケースとなり、今後も彼らが闘裸男と地方選手を牽引して行くことだろう。
 なお、メインを務めた岡田は、前日のラジオ公開生番組にも出演し、広島地上波テレビ局から試合数日前より密着取材を受け、ドキュメンタリー番組としてその放送が6月2日に決定しているなど、地元での注目度は非常に高い。6月4日に行われる「大阪夏の陣」では同級世界ランキング1位の生駒純司(直心会)とグラップリングルールで対戦することが決まっている。

 日本全国で行われているアマチュア大会の種蒔がプロ興行にまで影響を及ぼし、いま結実し始めているのではないか。そんな感想と今後の期待を抱かせる大会であった。

第10試合 バンタム級 5分2R
○岡田剛史(TKエスペランサ)
×秋久哲也(シューティングジム大阪)
1R 3'46" 一本 (腕ひしぎ十字固め)


 試合開始早々から打撃で主導権を握ったのは秋久。組んでは膝を当てグランドではバックを取りスリーパーを狙うなどして試合を優位に進めて行く。しかし岡田はこの攻撃を凌ぐと上を取りパウンドを当てて形勢逆転。そこで秋久が背中を見せたところバックから一気に腕を捕りに行き腕十字で一本勝ち。岡田の見事な逆転勝利で広島大会は締めくくられた。

第9試合 ミドル級 5分2R
○坂井圭介(パレストラ広島)
×杉浦“C坊主”博純(シューティングジム大阪)
判定3-0 (鈴木19-18/福岡20-19/古方20-19)


 序盤主導権を握ったのは坂井。杉浦を抱え上げテイクダウンを奪いスリーパーに持ち込むも凌がれる。更に2Rでフロントチョークを敢行するも、杉浦はそのままリングに坂井をたたき付け脱出を図る。結局試合は3-0で坂井が判定で勝利している。

第8試合 ミドル級 5分2R
×原 弘文(CLOVERZ)
○堂垣善史(パレストラ加古川)
1R 1'13" 一本 (腕ひしぎ十字固め)


 この試合で引退を表明している原弘文と堂垣善史の一戦は、開始早々の打ち合いから右フックの相打ちでグラついた原に、堂垣は上から素早いパウンドで一気に攻勢に。原も何とか凌ごうとするも堂垣は腕を捕られて十字固めで一本勝ちを収めた。試合終了後は原の引退セレモニーが行われ「プロのリングは降りてもまだまだ格闘技人生は続いていきます」とマイクで語り10カウントゴングでリングを後にした。

第7試合 ウェルター級(新人王トーナメント一回戦) 5分2R
○佐々木信治(BURST)
×柴 博(PUREBRED京都)
判定2-0 (若林20-18/鈴木20-19/福岡20-20)

※佐々木が二回戦進出

 序盤は柴の打撃が当たり、ハイキックが佐々木の顔面を捕らえるなどして、柴が佐々木を追い詰め試合を優位に進める。その後はその打撃を掻い潜り、徐々に試合の主導権を佐々木が握るように。2Rには佐々木がリング下に転倒、背中を強打し試合が中断するアクシデントがあるも、ロープ際で柴を三角絞めに捕え締め上げるがこれは凌がれる。結局試合は2-0の判定で佐々木が新人王トーナメント2回戦に駒を進めた。


◆修斗グラップリング

第6試合 59kg契約 5分2R
○藤田善弘(藤田流柔術)
×吉岡広明(パラエストラ和泉)
2R 4'27" 一本 (アンクルホールド)

第5試合 ライト級 3分2R
×下田一男(BURST)
○太田 譲(PUREBURED柔術チーム鳥取)
2-5

◆アマ修斗(クラスC)

第4試合 ライト級 3分2R
○太田拓巳(SHOOTO JAM WATER)
×農坂大昇(誠流会)
1R 1'29" 一本 (スリーパーホールド)

第3試合 ミドル級 3分2R
○里本一也(パラエストラ広島)
×長野竜治(CLOVERZ)
47-40 (組7-1/打・古方20-20/打・福岡20-19)

第2試合 ライト級 3分2R
○伊藤一宏(TKエスペランサ)
×仁木康夫(T.N.L.)
42-41 (組3-3/打・古方20-19/打・福岡20-19)
※伊藤にロープ掴みで減点1

第1試合 バンタム級 3分2R
○亀井達郎(パラエストラ広島)
×今城祐基(BURST)
44-39 (組5-1/打・古方20-18/打・福岡20-20)
※亀井に消極で減点1

Last Update : 05/22 23:37

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