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(レポ&写真) [G-SHOOTO] 12.17 新宿:瀧本、MIKUに連勝。藤井快勝

STUFF "G-SHOOTO JAPAN 03"
2005年12月17日(土) 東京・新宿FACE
認可・日本修斗協会(クラスC+)&インターナショナル修斗コミッション(クラスB)

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板女子スレッド】
 

第5試合 メインイベント クラスB 55kg契約 5分2R
○藤井 恵(AACC)
×チョン・ダーレ(韓国/グラップラー・ファクトリー)
1R 0'19" 一本 (チョークスリーパー)


 大会パンフによると、12日にチェイ・ボーランという選手が藤井の相手に決まったが、15日に病院にライセンス申請用の血液検査に行った帰り交通事故に遭い急遽欠場。そこで抜てきされたのが同門のダーレだという。この選手は当初韓国側が藤井の相手に推薦してきた選手で、パスポートの申請が遅れ発給が間に合わないおそれがあることで、公式発表直前にボーランに変更になったいきさつがある。結局ダーレはパスポートを無事取得。再び巡ってきたチャンスに出場を決意した。
 とはいえこのダーレ、まさしく誰?といいたくなるような選手。19歳でテコンドーは4段の腕前で、柔術の試合経験はあるというが、総合は未知数。結局ゴング早々藤井の飛び膝2連発で不意を突かれると、おんぶの状態からあっさりスリーパーを極められタップするしかなかった。

 希望していたエリカ・モントーヤ戦、ローラ・ディオーガスト戦が実現せず、なかなか相手の決まらなかった藤井だが「開き直ってやると決めた」結果は、野性味が凝縮された好ファイト。相手が誰であれ魅せられてしまうあたり、他の出場選手との格の違いのなせるわざだろう。リングアナにマイクを向けられると、2月のサステイン主催の代々木大会や、それ以外の男子選手メインの後楽園大会への出場を希望していた。

第4試合 セミファイナル クラスB 50kg契約 5分2R
×MIKU(クラブ・バーバリアン)
○瀧本美咲(禅道会)
1R 3'08" テクニカル一本 (腕ひしぎ十字固め)


 瀧本に倒されたMIKUだが、グラウンドパンチありのルールを活かし、下から顔を殴って脱出する。スタンドのボクシング戦でもやや優位に立ち、テイクダウンに成功すると左のパウンド一発。まさに鬼に金棒状態でイケイケかにも思われたが、パウンド直後の際を突き、瀧本がMIKUを腕十字に捕まえる。いったんは体を回転させてピンチを凌いだMIKUだが、第2波の極めから逃げることはできずタップ。1年前のCLUB DEEPでの対戦時と同じ決まり手で瀧本がMIKUに2連勝した。(※公式記録では「テクニカル一本」となっているが、MIKUのタップがマットを叩けず、空中に手を振り回すような状態だったためと思われる。)

第3試合 クラスC+ 61kg契約 5分2R
○赤野仁美(AACC)
×たま☆ちゃん(SOD女子格闘技道場)
1R 1'27" 一本 (腕ひしぎ十字固め)


 赤野が豪快に柔道技で投げると、すぐさまバックを取り、そこから崩れて腕十字。不用意に動いたたま☆ちゃんは極められタップするしかなかった。

第2試合 クラスC+ ストロー級 5分2R
×永易加代(パラエストラ東京)
○吉田正子 (NATIVE SPIRIT)
判定0-3 (菅野19-20/横山19-20/鈴木19-20)


 1R、永易に何度か押し込まれた吉田だが、間合いになるとプレッシャーをかけ、アッパー等のパンチや前蹴りを当て攻勢。2Rはテイクダウンを2度奪われるが、攻め込まれることなく逆に下から腕を狙いポイントを与えず。C+ 5戦目にして初勝利をもぎ取った。

第1試合 クラスC+ ストロー級 5分2R
○井上明子(SHOOTO JAM WATER)
×関友紀子(SOD女子格闘技道場)
判定3-0 (菅野20-18/横山20-19/鈴木20-18)


 井上が1Rに三角、2Rにはスリーパーを狙う等、両ラウンド主導権を握った。

Last Update : 12/28 15:11

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