(レポ&写真) [スマック] 11.29 後楽園:しなし、フライ級女王に
スマックガール実行委員会 "SMACKGIRL 2005 〜最軽量記念日〜" 2005年11月29日(火) 東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
◆ CS放送のJ SPORTS 3にて12/3(土) 22:00放映。リピート放送あり
※第5試合以外全てSGS公式ルール(グラウンド30秒以内&頭部打撃無しの総合ルール)
第8試合 メインイベント スマックガール初代フライ級(48kg)女王決定戦 5分3R ○しなしさとこ(フリー) ×大室奈緒子(和術慧舟会東京本部) 判定3-0 (山崎=しなし/高橋=しなし/川村=しなし) ※しなしが初代女王に
しなしが柔道の投げ技でテイクダウンを奪い、腕十字を極めるチャンスを作るが、大室は30秒を凌ぎきる。この展開が何度も繰り返されるが、大室は並の選手なら極められそうなところを素早く対応してギリギリ逃れるため、観客を全く飽きさせない。投げられても脱出して立ち上がっては、アリ猪木状態でしなしのボディに蹴りを叩き込む場面も数度。スタンドの殴り合いでもパンチを当て、最後まで疲れ知らずの闘志あふれるファイトを繰り広げる。だがしなしは一歩も引かず最後まで主導権をキープ。不動の女王としての貫禄を改めて示した。 スマックの篠泰樹代表にベルトを巻かれたしなしはマイクを持つと、この日セミで勝利した渡辺久江に呼びかけ「来年2/5のDEEPで、私たちの3年間をそろそろ確かめ合いましょう」とアピールした。両者は02年12月のスマックガール・ライト級トーナメントの決勝戦で1度対戦しており、その時はしなしが2Rヒールホールドで一本勝ちしている。
第7試合 フライ級 5分2R ○渡辺久江(フリー) ×茂木康子(ストライプル) 1R 4'03" TKO (3ダウン:パンチ連打)
柔術の茂木はキックの渡辺と打撃で真っ向勝負。だが左ミドルと右ローをクリーンヒットされると、あっさりと主導権を譲り渡してしまい、パンチの連打を浴び立て続けにスタンディングダウンを宣告されてしまう。2度目のダウンの後、寝技に引き込むことに成功したが、渡辺はチャンスを与えることなく脱出。スタンドでパンチの連打を浴びせ、茂木が顔をそむけたところでレフェリーが試合をストップした。
第6試合 無差別級 5分2R ×前川久美子(フリー) ○タラ・ラローサ(アメリカ/Team ROC) 判定0-3 (川村=ラローサ/山崎=ラローサ/高橋=ラローサ)
ラローサがたびたびテイクダウンを奪い、腕十字を狙ったりボディへの膝を放ったりと攻め続ける。スタンドに戻ると空手の経験もある前川が前蹴りを当てる場面もあったが、流れは最後まで変わらなかった。ラローサはスマックルール初体験のせいもあり、やや戸惑いが見られたが、次回参戦時はより適応した動きを見せてくれるだろう。
第5試合 フルコンタクト空手特別試合 2分2R(延長1R) ○小林由佳(西山道場/43.6kg) ×山本清子(拳成会/62.3kg) 判定3-0 (主審:渡辺正彦 副審:栗原啓二・丹羽大輔 (以上、空手道MAC)) ※1R顔面殴打で山本に減点1
約10センチの身長差がある影響で、山本の突きが2度小林の顔面に当たり減点1。序盤はペースを乱された小林だが、回転の速い突きの連打であっさりと主導権。時折上段や中段の蹴りも絡めて会場を湧かせ、最後まで山本を圧倒した。
第3試合 フライ級 5分2R ○吉田正子(NATIVE SPIRIT) ×KM-MAKI[ケムマキ](RISE FIGHT CLUB) 1R 2'43" 一本 (腕ひしぎ十字固め)
吉田がスタンドのパンチ、寝技で腕を狙い終始主導権。3度目のグラウンドのチャンスで一本を取った。試合後は珍しくマイクを持ち「フライ級の次期チャンピオンを狙っていきます」と宣言した。
第4試合 ミドル級 5分2R ×篠原 光(電撃ネットワーク・チーム南部) ○せり(SOD女子格闘技道場) 判定0-3 (品川=せり/川村=せり/和田=せり)
第2試合 ライト級 5分2R ○風香(JDスター) ×黒田エミ(S-KEEP) 2R 1'37" 一本 (腕ひしぎ膝固め)
第1試合 ミドル級 5分2R ×横瀬いつか(電撃ネットワーク・チーム南部) ○諸星和奈(原宿道場) 1R 0'29" 一本 (腕ひしぎ十字固め)
オープニングファイト第2試合 ミドル級 5分2R ○岡田 円(西山道場) ×HARUMI(SOD女子格闘技道場) 1R 4'47" TKO (3ダウン:顔面への膝蹴り)
オープニングファイト第1試合 ミドル級 5分2R ×立分 結(九伽倶楽部) ○森藤美樹(T-BLOOD) 判定0-3
Last Update : 11/30 01:52
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