(レポ&写真) [ZST] 1.23 Zepp Tokyo:レミーガGP2優勝
ZST事務局 "ZST-GP2 ファイナルステージ" 2005年1月23日(日) 東京・Zepp Tokyo
レポート:井原芳徳 写真:井田英登 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第1試合 ZST-GP2フェザー級トーナメント準決勝 5分2R(延長R3分) ○レミギウス・モリカビュチス(リトアニア) ×宮川博孝(チーム・アライアンス) 1R 0'45" KO (飛び膝蹴り)
低空タックルでテイクダウンを狙う宮川だが、途中で左足を痛めた様子で、動きが鈍くなる。それでもタックルを試みたが、レミーガに膝を合わされノックアウト。秒殺で終わった。
第2試合 ZST-GP2フェザー級トーナメント準決勝 5分2R(延長R3分) ×所 英男(STAND) ○大石真丈(K'z FACTORY) 延長判定1-2
所は下になると腕十字や足関を仕掛けるが、大石はセコンドのアドバイスを聞きながら落ち着いて対処。スタンドのパンチの打ち合いでストレートを浴びても、うまくグラウンドに持ち込み、決定的な場面を作らせない。 2R開始早々、所のローのカウンターに合わせて大石の右ストレートがヒット。いったんグラウンドになり、スタンドに戻ると、所は疲れた様子を見せ始め、大石は首相撲に捕まえてのアッパーと膝蹴りの連打で倒しにかかる。グラウンドに持ち込むと、バック、腕十字とチャンス。所は足関狙いで上になり、ブレイクがかかると、スタンドで右フックを当て反撃。かろうじてドローに持ち込む。 延長ラウンドも接戦に。序盤は互いに足を取り合い、スタンドに戻るとパンチ合戦。所はタックルでテイクダウンし2度上になるが、その先の攻め手に欠く。判定は割れ、大石に軍配が上がったが、実質ドローに等しい大接戦だった。
第5試合 ZST-GP2フェザー級トーナメント決勝 5分2R(延長R3分) ○レミギウス・モリカビュチス(リトアニア) ×大石真丈(K'z FACTORY) 1R 3'13" KO (左フック) ※レミギウスがトーナメント優勝
序盤からレミーガのアグレッシブファイトと体格差に大石が押される展開。大石はミドルの相打ちでスリップすると、猪木アリ状態からレミーガのサッカーボールキックが炸裂。これは反則でレミーガにイエローカードが出されるが、裏を返せばこれも両者の勢いの差ともいえるだろう。大石は一回戦の所のローで足を痛めており、その後も何度もスリップ。組み付いてサバ折りで倒そうとしても、踏ん張りが効かず、パワー差もあり、なかなかグラウンドに持ち込めない。それでも大石はグラウンドに持ち込み、腕十字を狙う場面もあったが、レミーガは落ち着て防御。最後はレミーガの左フックでマットに沈んだ。
◆レミーガ「去年のZST GPで優勝を逃して以来、僕は仏教などの東洋哲学を学び、善い行いをすれば皆自分に戻ってくるということを知りました。利己主義を捨て、人助けに目覚めたんだ。去年は悔し涙を流したけど、うれしくて泣いたのはこれが初めてです」
◆大石「1試合目で力を使い果たしました。さすがに同じ選手に3回負けたら辛いんで負けられなかった。若い奴らにも自分がしっかりできるところを見せておかないと。所君のローで足がパンパンになって、決勝はダメでした。レミーガをさば折りで倒そうにも、腕がパンパンで。シューズを履いて出たのも失敗でしたね、レミーがは足関が無いと思ったからですけど、バックを取ったら胴締めができなくて。 (今後もZSTに上がる?)僕はZST命ですから。ZSTに上がってても絞め落とされるわ、歯はグラグラになるわ、痛い目に合わされてばっかりですけどね。 (所選手は『これからは大石さんと一緒に練習したい』と話していたが?)僕も思っていました。ぜひ一緒に練習したいです」
第4試合 ZST-VTマッチ特別ルール 1,2R5分+3R3分 △小谷直之(ロデオスタイル) △ダリウス・スクリアウディス(リトアニア) 時間切れ
小谷がタックルでテイクダウンを狙うが、ダリウスのスタンドでのプレッシャーが凄まじく、タックルに来られてもきっちりと切り、なかなかグラウンドに持ち込ませない。ミルコ・クロコップがレスリング出身の選手と戦う時のような展開が延々と繰り返される。ダリウスがローを当て続けるうちに、小谷のタックルの精度も落ち、攻めがワンパターンに。何度か上になるも、リングが小さいためロープにもつれてしまい、ブレイクがかかってしまう。 結局最後まで小谷に打開策の無いまま試合終了。事実上、自分の得意分野で戦い続けたダリウスの勝利と言ってもいい試合内容だった。
第3試合 1,2R5分+3R3分 △櫛田雄二郎(フリー) △佐東伸哉(P's LAB東京) 時間切れ
◆ ジェネシスバウト
第12試合 ジェネシス・フェザー級トーナメント決勝 5分1R(※本戦休憩中に実施) ○植村“JACK”龍介(P's LAB東京) ×稲津 渡(U-FILE CAMP登戸) 2'33" ヒールホールド ※植村が優勝
第11試合 ジェネシス・フェザー級トーナメント準決勝 5分1R ×村田卓実(和術慧舟會A-3) ○稲津 渡(U-FILE CAMP登戸) 判定0-3
第10試合 ジェネシス・フェザー級トーナメント準決勝 5分1R ○植村“JACK”龍介(P's LAB東京) ×奥出雅之(ゴールドジムサウス東京) 判定3-0
第9試合 ジェネシスバウト・ウェルター級シングルマッチ 5分1R △伊藤有起(G-スクエア) △内村洋次郎(P's LAB東京) 時間切れ
第8試合 ジェネシスバウト・バンタム級シングルマッチ 5分1R ×矢島雄一郎(禅道会世田谷道場) ○川名蘭輝(ロデオスタイル) 2'49" 腕ひしぎ十字固め
第7試合 ジェネシスバウト・ヘビー級シングルマッチ 5分1R △小谷野澄雄(烏合会) △邨中一馬(G-スクエア) 時間切れ
第6試合 ジェネシスバウト・ウェルター級シングルマッチ 5分1R ○高屋祐規(SKアブソリュート) ×都甲洋平(株式会社イサミ) 4'47" 三角絞め
第5試合 ジェネシス・フェザー級トーナメント・リザーバーマッチ 5分1R ○金原正徳(総合格闘技武蔵村山道場) ×井田 悟(ストライプルイースト東京) 判定3-0
第4試合 ジェネシス・フェザー級トーナメント2回戦 5分1R ○稲津 渡(U-FILE CAMP登戸) ×宮川武明(P's LAB横浜) 1'02" 腕ひしぎ十字固め
第3試合 ジェネシス・フェザー級トーナメント2回戦 5分1R ○村田卓実(和術慧舟會A-3) ×風間 奨(パレストラ東京) 3'37" 腕ひしぎ十字固め
第2試合 ジェネシス・フェザー級トーナメント2回戦 5分1R ○奥出雅之(ゴールドジムサウス東京) ×横山真樹(和術慧舟會東京本部) 判定3-0
第1試合 ジェネシス・フェザー級トーナメント2回戦 5分1R ○植村“JACK”龍介(P's LAB東京) ×寺田 功(G-スクエア) 1R 2'06" ジャックロック (変形三角絞め)
Last Update : 01/23 22:58
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