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(レポ&写真) [修斗] 7.16 後楽園:漆谷、生駒との打撃戦制す

サステイン "Crymson presents プロフェッショナル修斗公式戦"
2004年7月16日(金) 東京・後楽園ホール
認定:インターナショナル修斗コミッション

  レポート:井原芳徳  写真:米山真一  【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板スレッド]

メインイベント バンタム級 5分3R
×生駒純司(直心会格闘技道場/世界2位)
○漆谷康宏(RJW/Central/世界3位)
判定0-3 (菅野29-30/浦29-30/鈴木27-30)


 試合は最初から最後まで一度もグラウンドにならない打撃戦に。1R開始早々、漆谷は自らの左ローで左足の甲を大きく腫らし負傷してしまうが、最後まで気持ちの折れないファイトを展開。生駒の右ミドルをかわし、サウスポーから左右のストレートを的確に当て続け、接戦を制した。

◆漆谷「今回は試合までに体調を崩して、寝技の練習がほとんどできず、カウンターパンチの練習ばかりをしていました。自分の打撃の方が分があると思い、こういう展開になりました。今後はキックボクシングやシュートボクシングとかにも挑戦したいです。あと、DEMOLITIONで僕の名前を出されたので、対戦したいです(※4月の大会でバトラーツの井口摂に対戦要求されていた)」

セミファイナル ウェルター級 5分3R
○ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/チーム・スカンジナビア/世界1位)
×ジェシアス・カバウカンチ(ブラジル/アメリカン・トップ・チーム/米大陸7位)
判定2-0 (横山30-28/浦30-29/鈴木29-29)


 カバウカンチが上からパンチを落とすも、ハンセンも下からシャープなパンチを打ち返し、決定的なチャンスを与えない。2Rもカバウカンチが上になるが、ハンセンはパスガードを許さず。3Rも下になったハンセンだが、カバウカンチのパス狙いの隙を突き腕十字。これは外されるも、以降のグラウンドの攻防では何度かバックを奪いパンチを落とすなど攻勢に。結局3Rの攻めが評価され、ハンセンが接戦を制した。

第6試合 ウェルター級環太平洋王座決定トーナメント準決勝 5分3R
○雷暗 暴(アメリカ/PUREBRED大宮/世界3位・環太平洋3位)
×タクミ(パレストラ大阪/世界10位・環太平洋6位)
判定2-0 (横山29-28/菅野29-28/鈴木28-28)


 1R、コーナー際での差し合いの攻防を制した雷暗が、上からパウンドで攻め優勢。2R、タクミがカウンターの右ストレートをクリーンヒットさせ、パンチラッシュでダウンを奪うことに成功する。だがタクミのチャンスはこれだけ。2R後半も3Rも、パワーとレスリングで勝る雷暗がパウンドで攻め続け、僅差ながらも判定勝ちをおさめた。雷暗は決勝で、9月後楽園大会の村浜天晴×朴光哲の勝者と対戦する。

第5試合 ライトヘビー級 5分3R
○桜井隆多(R-GYM/世界9位)
×ダービット・ビエルクヘイデン(スウェーデン/チーム・スカンジナビア・ヒルティ柔術)
判定3-0 (浦30-27/横山30-28/鈴木30-26)


 1Rは何度も上下が入れ替わり両者とも決め手に欠く。だが2Rは開始早々、ビエルクヘイデンのワンツーに合わせ、桜井がテイクダウンに成功すると、あとはパウンドでコツコツとダメージを与え続け優勢に試合を運ぶ。結局3Rも同様の展開となり桜井の勝利。直前のオファーながらも充実した戦いぶりを見せた。

第4試合 新人王決定トーナメント ウェルター級準決勝 5分2R
○遠藤雄介(木口ワークアウトスタジオ)
×服部謙一(ALIVE小牧)
判定3-0 (浦20-18/横山20-18/鈴木20-18)


 両ラウンドとも遠藤が服部の寝技を封じ、インサイドガードからパンチをコツコツ落とし続け勝利。決勝で内村世己(パレストラ東京)と対戦することが決まった。

第3試合 新人王決定トーナメント ライト級準決勝 5分2R
○リオン武(シューティングジム横浜)
×山田啓介(K'zファクトリー)
判定3-0 (菅野20-18/横山20-18/鈴木20-18)


 両ラウンドともリオンがインサイドガードからパンチをコツコツ落とし続ける、第4試合同様の展開となり、リオンの勝利に。

第2試合 バンタム級 5分2R
○BJ(AACC)
×澤田健一(パレストラ東京)
2R 3'34" スリーパーホールド


 1Rは打撃戦が続き、終盤にBJがテイクダウンに成功するも時間切れ。2RもBJがタックル中心の攻めで主導権を握る。3分過ぎ、BJのタックルで澤田がバランスを崩すと、BJはすかさずバックに回り込みスリーパーを極めた。

第1試合 ミドル級 5分2R
×坂井圭介(パレストラ広島)
○中村K太郎(和術慧舟會東京本部)
1R 2'20" スリーパーホールド


 中村は滝田J太郎の入場パフォーマンスでお馴染み「Jボーイズ」の一員であることから、本名の圭太からK太郎に改名して(させられて?)の修斗プロデビュー戦。3月のアマ中部選手権を制覇したが、既にDEMOLITIONでパンクラスの金井一朗、U-FILEの中村大介を破っており、むしろ修斗プロデビューが遅すぎたぐらいの逸材だ。予想どおり試合は一方的な展開。坂井の三角絞め狙いを難無く防御し、上から重いパウンドを落とし苦しめる。坂井が背中を見せた隙の逃さずに一気にスリーパーを極め完勝した。

Last Update : 07/21

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