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(レポ&写真) [全日本キック] 5.16 後楽園:前田、平谷にKO勝ち

全日本キックボクシング連盟 "Fire Wire"
2004年5月16日(日) 東京・後楽園ホール  観衆・1388人

  レポート&写真:井原芳徳  【→大会前のカード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

メインイベント フェザー級 3分5R
×平谷法之(BOOCH BEAT/全日本バンタム級王者)
○前田尚紀(藤原ジム/全日本フェザー級1位)
3R 2'48" KO (左ボディブロー)


 開始早々、平谷が左ハイでダウン奪取。さらにパンチラッシュで一気に倒しにいく。だが前田は耐え抜きストレートとボディで反撃。五分の展開に戻すと、2R中盤にはコーナーに詰めての左ボディ一発で平谷の動きを止め、パンチとハイキックの波状攻撃で平谷をダウン寸前まで追い込む。こうなると本来一階級上の前田のワンサイドゲームに。コーナーかロープに追い詰めての左ボディを叩き込み、3Rに2度目のダウンを奪ったところでレフェリーストップ。メインイベントらしい好勝負となった。

セミファイナル -67kg契約 3分5R
○山内裕太郎(AJジム/全日本ウェルター級王者)
×千葉友浩(TEAM-1/全日本ウェルター級2位)
5R 0'41" KO (右ローキック)


 山内が左右のストレート、膝蹴りで着実にダメージを与え、2R残り20秒、膝蹴りでダウンを奪取。その後も膝、パンチ、ローで攻勢をキープする。
 だが4R終盤、千葉が右肘一発で山内の頭を切り裂くことに成功。あわやストップかという展開に。一転ピンチに陥った山内だったが、頭に大量のワセリンを塗って血を止め、5Rに右フック、右ローの連打でダウンを奪取。千葉はなんとか立ち上がるも足元がおぼつかずレフェリーストップ。山内が難局を乗り切り王者の威信を保った。

第6試合 ヘビー級 サドンデスマッチ(3分3R・最大延長2R)
○西田和嗣(S.V.G./全日本ヘビー級王者)
×滝川リョウ(日進会館)
1R 2'53" KO (左膝蹴り)


 西田の左ミドル、滝川のパンチの打ち合いに。ラウンド終盤、滝川の左フックに合わせた西田の左ミドル気味の膝蹴りが、滝川のレバーに炸裂。滝川はしばらく立ち上がれず、リングに担架が運ばれるほどのダメージだった。

第5試合 -70kg契約 サドンデスマッチ(3分3R・最大延長2R)
○山本優弥(BOOCH BEAT/全日本ウェルター級1位) 
×モネ・ハビエル(ペルー/峯心会)
3R 0'53" KO (右フック)


 山本の握手を拒んだハビエルは、左ローで奇襲。伸びのある蹴りで山本を苦しめる。さらには投げを放ったり、ブレイク後もしつこく組み付いたりと、ラフファイトを展開。だが山本もローブローすれすれの膝蹴りを放つなど、気の強さでは負けていない。さらには随所でストレートやローを的確に効かせ、序々に攻勢に。最後はローを当ててハビエルがバランスを崩したところに右フック。豪快なKO勝利を飾った。

第4試合 ウェルター級 サドンデスマッチ(3分3R・最大延長2R)
×三上洋一郎(S.V.G./4位)
○宝樹まもる(勇心館)
2R 1'56" KO (3ダウン:パンチ連打)


 宝樹が重いパンチで三上を圧倒。1R、残り10秒に左ストレートでダウンを奪い、2Rに3度のダウンを立て続けに奪って完勝した。宝樹は試合中に両手のグローブを胸のあたりにぶつけてからパンチを打ったり、コーナーにマウスピースを忘れたりと、37歳という感じのしないコミカルなキャラクターも魅力である。

第3試合 ウェルター級 サドンデスマッチ(3分3R・最大延長2R)
○小松隆也(建武館/6位)
×丸山浩紀(名古屋JKF)
5R 判定3-0 (大成10-9/和田10-9/内山10-9)
4R 判定0-1 (大成9-10/和田10-10/内山10-10)
3R 判定0-1 (大成29-30/和田30-30/内山30-30)

第2試合 ライト級 サドンデスマッチ(3分3R・最大延長2R)
×梶村政綱(藤原ジム/8位)
○凱斗亮羽(S.V.G.)
4R 判定0-3 (朝武9-10/大成9-10/内山9-10)
3R 判定0-1 (朝武30-30/大成29-30/内山30-30)

第1試合 フェザー級 3分3R
△正巳(勇心館)
△寺戸伸近(BOOCH BEAT)
判定0-1 (29-29/29-29/28-29)

フレッシュマンファイト第3試合 ライト級 3分3R
△安川文健(AJジム)
△宿波 明(はまっこムエタイジム)
判定0-1 (28-28/28-29/28-28)

フレッシュマンファイト第2試合 -57kg契約 3分3R
○ウルフ原田(DRAGON GYM)
×ハリィ永田(はまっこムエタイジム)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)

フレッシュマンファイト第1試合 ウェルター級 3分3R
×若色甲喜(藤原ジム)
○小宮隆司(TEAM-1)
1R 2'45" KO

Last Update : 05/17

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