(レポ＆写真) [シュートボクシング] 4.18 後楽園：小次郎、SB初戦で快勝

シュートボクシング協会 "∞-S 〜infinity-S〜 vol.2"
2004年4月18日(日)　東京・後楽園ホール

　　レポート＆写真：井原芳徳　　【→大会前のカード紹介記事】　[→掲示板スレッド]

メインイベント　-71kg契約　3分5R
○緒形健一（シーザージム／SB日本Sウェルター級王者）
×ジェイク・ハッタン（アメリカ／チーム・サンダー）
2R終了時 TKO (タオル投入)

　急遽出場となったハッタンは、MMA11勝1敗、キック4勝(4KO)の選手。レスラー体型で、タックルと見せ掛けてローを放つなど、MMAっぽい動きを随所に見せる。だが緒形の強烈な右ローをもらい続けるうちに失速。2R残り30秒でダウンを喫し、ラウンド終了時に試合を放棄した。

セミファイナル　-71kg契約　3分5R
○後藤龍治（STEALTH／SB日本ミドル級王者）
×タイロン・スポーン（オランダ／ファイティング・ファクトリー・カルビン／WPKLオランダSウェルター級王者）
判定3-0 (平50-46/大村50-46/角田50-46)

　スポーンが長身を活かした伸びのある蹴りで開始しばらくの間は後藤を圧倒。だが、後藤が蹴り足をつかんでスポーンを倒すと、スポーンの顔面に蹴りを放ってしまう。故意でないと判断され、減点は無かったが、スポーンはこれで一気に失速。序盤から一転、下がり気味のファイトとなる。
　2R以降も後藤が優勢。スポーンはマウスピースをわざと吐き出し、セコンドに洗わせる間に体力を回復するという手も使うが、劣勢をはね返すことができず。後藤はスタンドのアームロックからの投げや、蹴り足をつかんでのドラゴンスクリュー狙い、5R終盤にはスープレックスを放つなど、見せ場の多い試合で観客を盛り上げた。
　試合後マイクを持った後藤は、緒形、土井、小次郎に対し、「日本人で誰が一番強いか決めようや」と9月のS-CUPの予選を要求した。

第8試合　-71kg契約　3分5R
○小次郎（スクランブル渋谷／前WMC世界ウェルター級王者）
×シャノン・F16・フォレスター（オーストラリア／ファイブ・リングス・ドージョー／WMCオーストラリアSライト級王者）
判定3-0 (茂木50-44/平50-43/角田50-44)

　小次郎は1Rの投げで右肩を脱臼。パンチと膝で攻勢を続けるが、右の一発が出せない影響もあってか、コンビネーションで相手にダメージを蓄積させることができない。5Rには前方への投げ2回でシュートポイント2を獲得するなど、元柔道家としての持ち味を発揮したが、実力を十分に出し切ったとは言いがたい内容となってしまった。

◆小次郎の試合後のマイクアピール「本当に、このリングの上なら死んでもいいと思っています。何が何でも一番になりたいんで、応援よろしくお願いします。色々な理由があって2月のK-1 MAXには出れず、腐りそうになりました。今日は情けない試合でしたけど、次を見ていて下さい」

　
第7試合　スーパーフェザー級　3分5R
○歌川暁文（U.W.F.スネークピット／SB日本Sフェザー級4位）
×ソーン・バナスィー（ニュージーランド／ファイブ・リングス・ドージョー／HKMTCニュージーランドSフェザー級王者）
4R 0'52" KO (左右ボディブロー)

第6試合　スーパーウェルター級　3分3R
○菊地浩一（寝屋川ジム）
×狩野治武（仙台青葉ジム）
1R 2'37" KO (左ストレート)

第5試合　スーパーバンタム級　3分3R
○今井教行（シーザージム）
×伊豆丸正人（寝屋川ジム）
判定3-0 (角田30-29/大村30-29/平30-29)

第4試合　ヘビー級　3分3R
○渡邊和則（龍生塾）
×高橋　渉（高田道場）
判定3-0 (茂木30-28/大村29-28/角田29-28)

第3試合　スーパーウェルター級　3分3R
○鈴木雅史（風吹ジム）
×NIIZUMAX!（クロスポイント吉祥寺）
判定2-1 (平30-28/角田28-29/茂木30-28)

第2試合　フェザー級　3分3R
○石川剛司（シーザージム）
×武士（仙台青葉ジム）
1R 0'45" KO (膝蹴り)

第1試合　スーパーウェルター級　3分3R
○太田義昭（シーザージム）
×高橋英幸（仙台青葉ジム）
判定3-0 (角田30-26/平30-25/荒木30-26)

Last Update : 05/14