(レポ&写真) [シュートボクシング] 2.2 後楽園:土井、復帰戦飾れず
シュートボクシング協会 "“S”of the world" 2003年2月2日(日)東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・キック・K-1 MAXスレッド]
メインイベント 71kg契約 3分5R ×土井広之(シーザージム/SB世界ウェルター級王者) ○シェイン・チャップマン(オーストラリア/フィリップ・ラム・リーガー・ジム/HKMTC世界ミドル級王者) 判定0-3 (48-50,47-50,47-50)
チャップマンは1Rから強烈な右ミドルを放ち、パワーの差をアピール。土井も得意のキラーローを当てるが、復帰戦のせいか「自分の蹴りじゃ無い感じ。あんなんじゃ倒せない」と試合後振り返ったように、チャップマンの猛攻を止めることはできない。結局最後までチャップマンはガス欠知らずの攻勢をキープし、膝蹴りも多用しながら完勝。土井は「動きは見えているのに、体が気持ちについてこない」とガックリ。
セミファイナル SB日本ミドル級王座決定戦 3分5R ○後藤龍治(STEALTH/1位) ×湘南キャリミ(湘南ジム/5位) 3R 2'53" TKO (レフェリーストップ) ※後藤が新王者に
キャリミの積極的な攻めを受け切った後藤は、2Rにパンチと膝の連打でダウンを奪取。キャリミは既に足元はフラフラで、後藤が投げとパンチで2連続でダウンを奪ったところでレフェリーが試合をストップ。後藤は念願のSBのベルトを腰に巻いた。
第7試合 スーパーウェルター級 3分5R ○ダニエル・ドーソン(オーストラリア/ブンチュージム/SBオーストラリアSウェルター級王者) ×ガンター・バーレン(オランダ/リンホージム/IKBFヨーロッパスーパーウェルター級王者) 判定3-0 (50-43,50-43,50-43)
クリンチからのフロントチョークも多用しすっかりSBスタイルに慣れた感のあるドーソン。ダウンを奪ったのは2Rの膝蹴りの攻撃だけだったが、3R以降はボディ、膝、ローで攻めまくるワンサイドゲーム。5Rには回し蹴りや二段蹴りも繰り出し、当初対戦を予定していたアンディ・サワーの目の前で好調ぶりをアピールした。試合後シーザー武志・SB協会会長は、6月1日の後楽園ホール大会でサワー vs. ドーソンを行うことを発表している。
第6試合 スーパーフェザー級 3分5R ×前田辰也(寝屋川ジム/1位) ○松浦知希(風吹ジム/5位,1.5名古屋大会-60kgトーナメント優勝) 判定0-3 (48-50,48-50,49-50)
正攻法のキックスタイルの松浦に対し、前田はタックルを多用。最後まで2人の攻防が噛み合うことはなかった。
第5試合 82kg契約 3分5R ○YU IKEDA(湘南ジム/ライトヘビー級4位) ×大塚裕一(T.A.M.A.) 3R 0'27" TKO (レフェリーストップ)
IKEDAがローで着実にダメージを与え、1Rに1回、2Rに2回のダウンを奪う。3Rもローで攻め続け、最後は左脇腹にミドルを叩き込んでノックアウト。全く危なげ無く完勝した。
第4試合 76kg契約 3分3R ○中尾受太郎(シューティングジム大阪/修斗ミドル級2位) ×渡邊卓也(龍生塾/スーパーミドル級) 判定3-0 (29-27,29-28,28-27)
中尾は2Rに左フックでダウンを奪い、前方への投げでシュートポイント1も獲得する。だが渡邊のパンチで3Rには目の下をカット。パンチの連打で苦しみ自分から組み付く場面も多かった。
第3試合 スーパーフェザー級 3分3R ○高久雅裕(湘南ジム) ×歌川暁文(UWFスネークピットジャパン) 判定2-1 (30-29,29-30,30-27)
第2試合 スーパーバンタム級 3分3R ○今井秀行(シーザージム) ×ファントム進也(龍生塾) 判定3-0 (30-26,30-26,30-28)
第1試合 ライト級 3分3R ○金井健治(ライトニングジム) ×田村聡太(大阪ジム) 判定3-0 (30-29,30-29,30-29)
Last Update : 03/07
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