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[全日本キック] パンクラス伊藤、「筋を通すため」プロテスト受験

(11/28 up) パンクラスismの伊藤崇文が28日、全日本キックボクシング連盟の公式プロテストに合格した。伊藤はパンクラス10月大会でキックへの挑戦を表明。1月4日の全日本に参戦するGRABAKAの郷野聡寛同様、本来ならテストを受ける必要が無いが、自ら受験を志願した。
 伊藤は理由をこう語る。「筋を通すのと、本気でキックをやるという気持ちを示すために受けました。僕はパンクラスに入るときもテストを受けましたから。当たり前のことをやっただけです。いくらパンクラスismの道場長だからって、それが通用するのは道場の中だけですから。郷野は郷野の考えがあるんで、彼がどうしようが関係ないです」
 伊藤は試験開始前に正座で待機。試験官にあぐらをかいていいと言われ、あぐらに直していたが、このあたり態度も伊藤なりの筋なのだろう。他の受験者9名同じく、体重測定、視力検査、筆記試験をこなした後、同体格の選手と3分1ラウンドのスパーリング。序盤、伊藤はサウスポーの構えから右ローと左ミドルを当てていたが、次第に相手の蹴りがヒットしだし、前蹴りに吹き飛ばされそうになる場面もあった。
 試験は伊藤を含めた全受験者10名が合格。プロとしての最低限の技術・体力・精神力・知識を試す内容のため、合格は当然だったが、伊藤は「今日のスパーリングの内容ではまだまだ不安。総合の癖が出てしまう。準備を整えてからプロデビューしたい」と話していた。ちなみに筆記試験の合格点は80点で、伊藤は88点。3回戦選手のトランクスの色の規定、KO・TKO負けした選手の出場停止期間に関する問いで間違えたという。
 なお、これまでパンクラスのベルトにさほど興味を示していなかった伊藤だが、10月の試合で門馬秀貴に負けたことをきっかけに、ウェルター級ベルトを本格的に狙っていくことを決意したという。パンクラス内での活躍にも注目だ。(井原芳徳)

Last Update : 11/28 16:20

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