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[K-1 MAX] 7.7 代々木:コヒ減量苦。魔裟斗好調アピール

FEG "エステティックTBC K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント〜"
2004年7月7日(水) 国立代々木競技場第一体育館  【→カード&チケット情報】 [→掲示板スレッド]

(7/6 up) K-1 MAXの前日計量が6日11時より都内で行われ、全出場選手が70kgの契約体重をクリアした。
 唯一初回の計量をオーバーしたのは小比類巻貴之で、予定より遅れて会場入りし、11時18分時点で70.25kgを記録。サウナで30分汗を流し、その間の合同記者会見も欠席し、12時38分の2度目の計量で69.9kgを記録し、かろうじてクリアすることができた。4月の開幕戦でドゥエイン・ラドウィックが計量をクリアできなかったため、今回からクリアできなかった選手は失格となる規定が設けられており、小比類巻はピンチだった。小比類巻は昨日の時点で3kgオーバーだったことを明かし、疲れきった表情で「キツかった」とつぶやいていた。
 各選手のコメントは下記。谷川貞治K-1イベントプロデューサーは10月13日(水)に世界王者対抗戦大会を代々木競技場第一体育館大会で開催すると発表している。
 チケットは完売したが増席により当日券が用意され、S席12,000円、A席6,000円が16時より販売される。大会の模様は当日7/7(水)21:00-22:54 TBS系列全国ネットで放映される。(井原芳徳)

◆魔裟斗(70.0kg)「やるべきことは全てやってきました。明日ベルトを自分の家に持って帰ります。(調子は?)今迄で一番いいです。ここで今やっても負けないぐらいです。(決勝の相手は誰になりそう?)よくわからないです」
◆ナラントンガラグ(70.0kg)「今回幸運にも敗者復活枠に選ばれましたが、さらに幸運をつかんで優勝したいです。日本は蒸し暑いですね。(決勝は)ウェインが上がって来ると思います。」
◆クラウス(68.0kg)「(日本語で)ミナサンコンニチワ。チョウシワサイコウデス。ガンバリマス(体重が少し軽いが?)一生懸命練習してきた結果なので問題無い。(決勝は)皆強いのでわからないよ」
◆ガイダルベコフ(70.0kg)「リングは砂漠の上と同じだと思っている。(決勝は)誰が上がって来ようとそのことに意味は無い。私自身の努力次第だと思う」

◆ザンビディス(70.0kg)「多くは語りたくない。明日はスピリットを見せるよ。(決勝は)魔裟斗ともう一回戦いたいね」
◆ウェイン(70.0kg)「3試合ともKO勝ちしたい。僕はタイ人と30戦以上戦ってきた経験があるので、ブアカーオ戦は問題無い。2回戦は小比類巻で、決勝はスターの魔裟斗と当たることだろう」
◆ブアカーオ(69.0kg)「ムエタイ代表として、ファンが満足する試合をしたい。(決勝は)誰が来ようが問題無い」

◆ラドウィック(70.0kg)「計量をクリアできてよかった。これから食べるよ(笑)」
◆イルマッツ(70.0kg)「準備は万全です。技術の高い試合を見せます」
◆KID(65.1kg)「K-1ルールと総合ルール、違うルールでも、自分を出して頑張ります」
◆安廣(69.1kg)「ミックスルールという僕の中での未体験ゾーンに突入するので、新しい物が見えると思います」


KID×安廣のルール詳細決定

(7/1 up) 山本“KID”徳郁 vs. 安廣一哉のミックスルールの詳細が決まった。新たに決まったのは(3)と(5)と(7)。K-1ルールでもオープンフィンガーグローブを着用して戦うのが最大の特徴となっている。

<K-1&総合ミックスルール>   
(1) 3分4R インターバル1分 
(2) 第1・3RがK-1ルール 第2・4Rが総合ルール
(3) 全ラウンドオープンフィンガーグローブを着用
(4) 契約体重は-70kg
(5) リングは全ラウンド5本ロープで行われる
(6) 4Rで決着がつかない場合は判定決着なしのドローとなる
(7) 総合ルールに関しては基本的にはROMANEXルールに準ずるが、ロープエスケープは各ラウンド1回あり。またロープ際で膠着状態となった場合はブレイクとなり、リング中央でスタンドの状態から再開する。

KID、K-1とMMAの複合ルールで試合

(6/17 up) 山本“KID”徳郁と安廣一哉が、K-1ルールとMMAルールのミックスルールで対戦することが決まった。試合は3分4Rで、1・3RはK-1ルール、2・4RはMMAルールが採用される。MMAラウンドではロープエスケープが一度だけ認められる。時間切れの場合はドロー。契約体重-70kg。グローブ等の詳細は今後調整される。
 このルールはK-1では初採用。だがK-1の前身となる92年3月の「第1回格闘技オリンピック」のモーリス・スミス×佐竹雅昭で、空手とキックのミックスルールが採用されたことがある(結果はドロー)。類似のものでは、士道館の作った「サムライルール」があり、1・2R目はキックルール、3・4R目はMMAルール。MAキックの興行やシカゴ、ドイツ等の大会で実施されている。
 安廣は正道会館所属だが空手とキックの経験しかなく、柔術やMMAは未経験。
 他にもオープニングファイトとして大野崇 vs. ビンセント・スワーンズ(オランダ)のK-1ルール3分3Rが決まっている。

魔裟斗、初戦の相手はナラントンガラグ

(6/9 up) FEGは9日の会見で、トーナメント準々決勝の組合せを下記のとおり発表した。準決勝はA勝者×B勝者、C勝者×D勝者で対戦し、一日で決勝まで争われる。

[A] 小比類巻貴之(日本) vs. ザンビディス(ギリシャ)
[B] ブアカーオ(タイ) vs. ウェイン(オーストラリア)
[C] 魔裟斗(日本) vs. ナラントンガラグ(モンゴル)
[D] クラウス(オランダ) vs. ガイダルベコフ(ロシア)
[リザーブ戦] ラドウィック(米国) vs. イルマッツ(トルコ)

 スーパーファイトには山本“KID”徳郁の出場が決定。対戦相手、ルールは後日発表される。KIDはFEGからK-1ルールの試合のオファーを受け、武田幸三を相手に指名したが、武田は7.11 新日本キック後楽園大会の出場が決まっていたためキャンセルした。

 これまで魔裟斗の“指定席”だった第1試合には小比類巻が登場。だが初戦の相手は去年世界大会で魔裟斗を苦しめた剛腕ザンビディス。しかも準決勝の相手は谷川貞治・K-1イベントプロデューサーも「優勝候補対決」と認めたブアカーオ×ウェインの勝者で、決勝に勝ち上がるのは至難の技だ。もしコヒとウェインが勝ち上がれば、98年4月以来の再戦となる。前回はコヒが判定負けしている。コヒは「やっと8人の枠に入りました。残り1ヶ月いっぱい練習して、気持ちを引き締めて世界のリングに上がれればと思います。7月7日には世界一になるよう頑張ります」とシンプルに意気込みを語った。

 魔裟斗と激突するナラントンガラグは主催者推薦枠選手。4月の開幕戦でクラウスからダウンを奪い、谷川Pも「クラウスに勝っていたと言ってもおかしくない」と語ったほどの実力者だ。だが魔裟斗は「いい選手かなと思うけど、今は負ける気がしない。今年、来年と優勝して引退するつもりなんで。恐い選手は誰もいない」と豪語し、自信のほどを覗かせた。
 「引退」発言の真意について聞かれた魔裟斗は「3、4年後もこのモチベーションを保って、今と同じ厳しい練習をするのは難しい。弱くなるのが嫌だから」と説明した。魔裟斗は選手として絶頂を極めたまま俳優に転向したい考えを前々から口にしている。4月の開幕戦終了後から1ヶ月、映画撮影のため香港に滞在。着実に引退後の足場を固めている。最近はサップ、ミルコが映画出演を境に不振に陥ったことで批判を浴びたが、魔裟斗は彼らのように無茶なスケジュールで試合をすることもなく、試合の合間にタレント・俳優業を挟むサイクルが定着している。香港では徹夜の撮影の日々を送ったものの、毎日の筋力トレーニングと10kmのロードワークは欠かさなかった。既にトーナメントに向けての練習を始め、まだ1ヶ月あることから、映画撮影の影響は全く無いはず。だが今回負けるようなことがあれば、俳優との兼業が批判の的にさらされる恐れは大きい。会見での「負ける気がしない」「恐い選手は誰もいない」という発言は、自信の裏付けであると同時に、自分自身に対しプレッシャーをかける目的もあったように思えた。

 なお開幕戦ではラドウィックが-70kg契約をクリアできない問題が発生したが、今回は計量をクリアできなかった選手は失格となる。
 大会の模様は当日7/7(水)21:00-22:54 TBS系列全国ネットで放映される。(井原芳徳)

大会関連番組情報
・6/13(日) 16:30-17:00 最新情報特番(TBS関東ローカル)
・7/4 (日) 14:00-14:54 直前情報特番(TBS関東ローカル)

 

FEG "エステティックTBC K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント〜"
2004年7月7日(水) 東京・国立代々木競技場第一体育館
(JR山手線「原宿」徒歩5分/営団地下鉄千代田線「明治神宮前」徒歩5分)
開場・16:30 開始・17:30


第7試合 決勝 3分3R(延長2R)

スペシャルマッチ ミックスルール(1,3R:K-1ルール 2,4R:ROMANEXルール) 3分4R
山本“KID”徳郁(PUREBRED東京)
安廣一哉(正道会館)

第6試合 準決勝 3分3R(延長1R) 
C勝者
D勝者

第5試合 準決勝 3分3R(延長1R) 
A勝者
B勝者

第4試合 準々決勝(D) 3分3R(延長1R)
アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズジム)
シャミール・ガイダルベコフ(ロシア/スコーピオンジム)

第3試合 準々決勝(C) 3分3R(延長1R)
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/モンゴリアンレスリング連合)

第2試合 準々決勝(B) 3分3R(延長1R)
ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/ポープラムックジム)
ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/ブンチュウジム)

第1試合 準々決勝(A) 3分3R(延長1R)
小比類巻貴之(日本/チーム・ドラゴン)
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)

〜開会式〜

リザーブファイト 3分3R(延長1R)
ドゥエイン・ラドウィック(米国/3-Dマーシャルアーツ)
セルカン・イルマッツ(トルコ/チーム・ソラック)

オープニングファイト 3分3R
大野 崇(inspirit)
ビンセント・スワーンズ(オランダ/ボスジム)


<入場料金>
SRS席 22,000円(完売) S席12,000円 A席6,000円
魔裟斗応援シート 12,000円(S席・特典付き)(完売)

<チケット販売所>
K-1オフィシャルサイト(Web/i-mode/EZweb/Vodafone Live!)
チケットぴあ TEL:0570-02-9966(Pコード:594-720)
ローソンチケット TEL:0570-063-003(Lコード:38700)
CNプレイガイド TEL:03-5802-9999
キョードー東京 TEL:03-3498-9999
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/
※0570から始まる番号は1部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆チケットに関するお問い合わせ先:キョードー東京 TEL:03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先:
 (株)FEG  TEL:03-3796-5060/FAX03-3796-2978

Last Update : 07/06

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