[パンクラス] 12.21 有明:山宮、GRABAKA移籍で「四角い頭が丸くなった」
パンクラス "PANCRASE 2003 HYBRID TOUR" 12月21日(日) ディファ有明 [→掲示板スレッド]
▼ (12/20 up) 前日計量がピーズラボ東京で行われた。第1試合の花澤大介13のみ2度目でパスし、他の選手は皆1度目でパスした。 GRABAKA移籍初戦となる山宮恵一郎は、計量を待ちながらかつての同僚のism勢と談笑するなど落ち着いた様子。だが山宮は「表向きは普通ですけど、内心どう思ってるかわからないですよね。社交辞令程度で、深い話はし辛いですよ」と複雑な心境を明かした。計量は90kgのリミットに近い89.7kgでパス。6月のカストロ戦での完敗以降パワー増強に努めている。GRABAKAでの新たな発見を、山宮は「四角い頭が丸くなった」と学習塾の日能研の吊り広告のフレーズを引用し表現。とはいえまだ移籍3週間足らずのため「技術の面は半年から1年経たないと変化が出ない」と冷静で、「今回は気持ちの面の変化を見せたい」とした。「ismファンは『負けろ』と思ってるだろうし、GRABAKAファンも『知らないヒゲのオッサンが出てきた』としか認識してくれないでしょう。だけど『やってやるぞ』という気持ちですよ」と最後に語った山宮。リング上でその気持ちが発揮できるか試合が楽しみだ。 メインでアブダビ3位のデビッド・テレルと対戦する佐々木有生は「アブダビでの試合は見た。かなり厳しい試合になると思う」と神妙な表情だった。 第2試合でインドネシア人と対戦する伊藤崇文は、11月両国の船木発言について「現場を見ていないのにゴタゴタ言うなといいたい」と怒りをあらわにしていた。(井原芳徳)
シーザー・グレイシー・アカデミーの刺客が公開練習
▼ (12/19 up) 出場外国人選手の公開練習が19日、ピーズラボ東京で行われた。メインで佐々木と対戦するシーザー・グレイシー・アカデミーのデビッド・テレルは、今年のアブダビコンバット3位の強豪。左肩にはグレイシー柔術のマーク、右肩には漢字で「柔術」と入れ墨を彫っており、生っ粋の寝技師という雰囲気だ。しかし立ち技でも俊敏な動きを見せ、トータルバランスの良さを感じさせた。佐々木のことは1年前のPRIDEでのホドリゴ・グレイシー戦を見て分析済み。90kgのライトヘビー級の契約体重がベストウェイトだが、ミドル級での試合にもチャレンジしたい考えだという。 セミで山宮と対戦するブレット・ブレグマークは、年下のテレルを師に仰ぐ30歳。立ち技の動きがややぎこちない感じもしたが、「山宮の試合は半年前のと4年前のを見た。サウスポーからのアッパーが早いので、サウスポーの選手と練習してきた」といい、対策はバッチリのようだ。山宮のGRABAKA移籍は特に気にしていないとのこと。 インドネシアから初参戦し伊藤崇文と対戦するリンソン・シマンジュンタクは、通常のスパーリングだけでなく、伝統武道のペンチャックシラットの演舞も披露。蹴りも寝技もさほど力強さは感じられなかったが、長い手足を活かしたスムーズな動きは日本でも通用しそうな気配だ。(井原芳徳)
山宮正式移籍。ism対GRABAKA、第2章へ
▼ (12/13 up) 12月1日付けでismからGRABAKAに移籍した山宮恵一郎が、9日の記者会見で今後に向けての意気込みを語った。 山宮は2日からGRABAKAで練習を開始。「ismの選手とは長かったので、自分の中で慣れている部分があった。まだ日は浅いが、GRABAKAでは毎日毎日試合しているような、試合並みの厳しいスパーリングをやっている」という。会見には山宮をGRABAKAに誘った郷野も同席。郷野は怪我の療養中でジムに顔を出してないが、後輩から聞いた話では、山宮は寝技で相当揉まれているとのことだ。 山宮は「ismの選手みんな、先輩とか後輩とかにはいろんな感情もありますし、義理も情もありますが、今回は自分自身が強くなるため、自分の欲だけで決断しました」と移籍の理由を説明。だがライバルチームへの移籍ということもあり、尾崎允実・パンクラス社長によると「ismの選手たちに相当な刺激になっている」といいう。 おりしも11.30両国大会で船木誠勝顧問がismに突然の解散宣告。山宮は「船木さんの言葉に応えるためにはGRABAKAで強くなることが一番だと思う」と受け止め、郷野は「自分の作った団体のことを第一に考えて憂いていて。ああいう厳しい発言をしたということは本当に嬉しかったですね」と語る。同大会ではismとGRABAKAの大将である近藤と菊田の間に決着が付いたことで、両チームの抗争は一段落がついた。だが郷野が“火薬庫”となり、山宮が移籍という形で“点火”したことで、両チームの抗争は第2章に突入する格好となった。 郷野が「自分も菊田さんも佐々木も、他団体からの移籍第1戦を経験しましたが、同じ団体の中で、いろんな人間関係がありながら移籍しての第1戦のほうが、精神的にキツいと思う」と語るように、山宮は12/21、相当なプレッシャーの中で試合をすることとなる。試合順もメインから第6試合の3試合はGRABAKA、第5試合〜第1試合はism(留学中のハー・スン・ジンも含む)とキレイに分かれており、この待遇にはism勢も神経をとがらせていることだろう。 そんな中、山宮は「今、モチベーションがこれまでの格闘技人生の中で一番高い」と語る。「必ず勝って、今後は郷野選手にコメントの方も習いまして、記者の皆さんを喜ばすことができれば」ということで、さっそく12/21の試合後にどういった言葉が飛び出るか楽しみにしたい。 そしてその先には当然、新たにライトヘビー級王者となった元同僚・近藤有己の姿も見据えている。山宮にとって、年下の近藤の大活躍が悔しくないはずがない。「ランキングはまだ下の方なんですけど、首を狙いたい」と静かに語る山宮。31歳の決断が、果たして実を結ぶのか?今後の行方が楽しみだ。(井原芳徳)
山宮、ism離脱後初試合。韓国の剛腕も出場
▼ (12/7 up) 郷野の誘いで12月よりGRABAKAで練習を開始した山宮恵一郎の出場が決まった。セミファイナルでシーザー・グレイシー・アカデミーから初参戦のブレット・ブレグマークと対戦する。ブレグマークは柔術紫帯、MMA5戦5勝の29歳。 10月後楽園で“柔道界の喧嘩番長”高森啓吾をわずか18秒でノックアウト、観客の度胆を抜いた韓国期待のホープ、ハー・スン・ジンがパンクラス第2戦目に臨む。対するはパンクラス初参戦のWKネットワーク重量級期待の星・内藤征弥(ゆきや)。体重94kgの26歳でMMA6戦5勝1敗。ORGで小澤強、DEMOLITIONで栗原強に一本勝ちの経験があり、2月のハワイのスーパーブロウルではイーゲン井上に敗れたもののフルラウンド戦い抜いた経験がある。剛腕パンチが見物のハーだが、現在パンクラスismに留学中で、その成果をどれだけ発揮するかにも注目したい。 第2試合にはパンクラスが提携を始めたインドネシアからの選手が初参戦。伊藤崇文が迎え撃つ相手は、リンソン・シマンジュンタクといい、MMA9戦8勝1敗の27歳。今年行われたインドネシア無差別級トーナメントを制覇している。 他にもミドル級・長谷川秀彦(7位)と石川英司(10位)のランキング戦、ライトヘビー級・渋谷修身(10位)と栗原強の2R戦、ウェルター級・大石幸史(1位)と飯田崇人(ネオブラッドトーナメント準優勝)の2R戦、アライ ケンジの復帰戦が決定している
大会後、選手と一足早い忘年会開催
▼ (12/7 up) 大会終了後にはディファの特設会場で「ファンクラブ・イベント2003 其の3 選手と一足早い忘年会」が行われる。ism、GRABAKA全選手のほぼ全選手が参加予定。参加料金はFC会員 \4,000(先行価格) 一般 \5,000(先行価格)。締切12月10日(水)消印有効。詳細はこちら。
佐々木有生、「アルメイダから一本を奪った男」とメインで対戦
▼ (11/19 up) GRABAKAの佐々木有生が今年のアブダビ・コンバット88kg級3位のデビッド・テレルと対戦することが決まった。テレルはカリフォルニアのシーザー・グレイシー・アカデミー所属の25歳。柔術をベースとし、サブミッションレスリング戦績45戦43勝2敗。MMAは7戦6勝(1KO)1敗で、キックボクシングでも2戦2勝している。今年のアブダビ88kg級には佐々木も出場し、1回戦でサウロ・ヒベイロに敗れた。テレルもヒベイロに準決勝で惜敗するも、3位決定戦でパンクラス・ライトヘビー級&ミドル級で現在無敗を誇るヒカルド・アルメイダから一本勝ちをおさめており、その実力は折り紙付きだ。
パンクラス "Sammy Presents PANCRASE 2003 HYBRID TOUR" 2003年12月21日(日) 東京・ディファ有明 開場/15:00 開始/16:00
メインイベント ライトヘビー級 5分3R 佐々木有生(パンクラスGRABAKA/7位) デビッド・テレル(米国/シーザー・グレイシー・アカデミー)
セミファイナル ライトヘビー級 5分3R 山宮恵一郎(パンクラスGRABAKA/8位) ブレット・ブレグマーク(米国/シーザー・グレイシー・アカデミー)
第6試合 ミドル級 5分3R 長谷川秀彦(SKアブソリュート/7位) 石川英司(パンクラスGRABAKA/10位)
第5試合 ライトヘビー級 5分2R 渋谷修身(パンクラスism/10位) 栗原 強(チームRoken) 第4試合 ヘビー級 5分2R ハー・スン・ジン(韓国/ネオファイト) 内藤征弥(A-3)
第3試合 ウェルター級 5分2R 大石幸史(パンクラスism/1位) 飯田崇人(A-3)
第2試合 ウェルター級 5分2R 伊藤崇文(パンクラスism/2位) リンソン・シマンジュンタク(インドネシア/バイオ・ファイティング・クラブ)
第1試合 ウェルター級 5分2R アライケンジ(パンクラスism) 花澤大介13(総合格闘技道場コブラ会)
パンクラスゲート第2試合 ウェルター級 5分2R 五十里祐一(P'sLAB東京) 高本裕和(アンプラグト国分寺)
パンクラスゲート第1試合 フェザー級 5分2R 山本 篤(キラー・ビー) 佐々木哲(A-3)
■ 入場料金: SS \12,000- RS-A \9,000- RS-B \6,500- RS-C \5,000- 立見 \4,000- ※当日券は上記の券種すべて500円増しとなります。
■ その他のチケット発売所 チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード594-040) ローソンチケット 0570-00-0403(Lコード32566) CNプレイガイド 03-5802-9999 ※ぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイドは全国各地の窓口でお買い求め頂けます。
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Last Update : 12/20
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