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[UFC 45] フィル・バローニにレフェリーが謝罪

(11/16 up) UFC 45のフィル・バローニ vs. エヴァン・タナーを裁いたラリー・ランドレス・レフェリーがバローニに謝罪した。
 この一戦では1R残り時間30秒にタナーがマウントポジションから肘を連打。ランドレス・レフェリーがバローニに「もうやめたいか?」と繰り返し聞いたところ、イエスと答えたと判断し試合をストップしたが、バローニは「オレはまだまだやれるという意味で『イエス』と言っただけ」で、ストップ直後、寝転んだままレフェリーにパンチを振り、「何で止めるんだ!」とばかりに激怒した。
 大会後の記者会見でバローニはレフェリーに手をあげたことを謝罪した。だが一方のランドレス・レフェリーも25日、米国の格闘技情報サイト・シャードッグに、バローニへの謝罪文を掲載した。それによると、ランドレス・レフェリーはバローニの身を守るために試合を止めたが、今ではバローニが試合を続けたがっていたと認識しており、「できることなら同じ場面に戻ってもう一度ちゃんとやり直したいぐらいです」と語り、バローニらに深い謝罪の意を示している。
 この謝罪文はあくまでランドレス・レフェリーの個人的な声明に過ぎず、開催地のコネチカット州アスレチックコミッションの見解ではない。既に下された結果が覆ることはなさそうだが、一レフェリーがこのように公の場で謝罪することは極めて異例のケースだ。日本ではまだ知名度が低いが、バローニが人気上昇中の選手であることも影響しているとみられる。(井原芳徳)

Last Update : 11/26

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