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[K-1 MAX] 11.18 武道館:イルマッツ欠場でDAVIDが急遽出場

FEG "K-1 WORLD MAX 2003 世界王者対抗戦" 11月18日(火) 日本武道館 [→掲示板スレッド]

(11/17 up) トルコのセルカン・イルマッツが股関節炎症のため欠場し、代わって真樹ジムオキナワのDAVID(デイビッド)が安廣一哉と対戦することが決まった。DAVIDは沖縄嘉手納空軍基地にエアフォースとして勤務する21歳。6月のMAディファ大会でUKF世界ジュニアミドル級タイトルを獲得。8月のIKUSAで小比類巻貴之と対戦予定だったが、直前に水ぼうそうにかかり欠場した。前々からトランクスにK-1の文字を縫い込むほど、K-1参戦を熱望しており、ついに念願がかなうこととなる。なお大野崇 vs. シン・ノッパデッソーンがセレモニー明けの第3試合に繰り上がり、安廣の試合は第2試合に異動した。
 当日券は16時より発売。大会の模様は当日夜9時〜10時54分にTBS系列28局ネット中継される。

魔裟斗、元IBF王者と対面。村浜、勝てば道頓堀ダイブ

(11/17 up) 東京の渋谷マークシティで16日、2日後に試合を控えたK-1 MAX出場選手の記者会見が行われた。日曜の昼過ぎの渋谷駅ターミナルのそばということもあり、周囲は黒山の人だかり。魔裟斗と須藤元気が登場した時にはひと際大きな声援が飛んだ。魔裟斗は「K-1 MAXを背負っている自負があります。KO勝利を見せます」とファンの前で力強く宣言した。15日のトルコのユダヤ教礼拝所の爆弾テロとの関係性は不明だが、トルコのセルカン・イルマッツのみ欠席。
 途中、初参戦のタイ・ラジャダムナン王者・シン・ノッパデッソーンと、魔裟斗の相手のビンス・フィリップス(写真左)がミット打ちを披露した。ノッパデッソーンは上半身裸の伊原信一・新日本キックボクシング協会会長相手に強烈なミドルとローを惜しみ無く見せ、火曜の試合に期待を持たせた。だが、フィリップスは目の前の魔裟斗を警戒してか?軽いジャブを放つ程度。謎のベールに包まれたままだった。(井原芳徳)

■小次郎「勝つために練習をしてきました。練習を無駄にしない戦いをします」
■須藤「須藤元気ワールドをしっかり見せます」
■松本「(新日本キック)協会にとって借りのあるラドウィックに借りを返します」
■小比類巻「久しぶりに緊張してます。1週間前から緊張しっ放しです」
■村浜「阪神タイガースに負けずに、勝ったら道頓堀にダイブします」
■土井「とにかく倒して、シュートボクシングの強さを見せます」
■安廣「トリッキーな相手に負けず、跳んだりかいくぐったり、楽しい試合をします」

魔裟斗、相手の元IBF世界王者を「過去の人」とバッサリ

(10/30 up) 魔裟斗の対戦相手が、米国のプロボクシング元IBFジュニアウェルター級王者・ビンス・フィリップス(写真右端)に決定した。
 フィリップスはボクシング戦績53戦44勝(32KO)8敗1分の40歳。現在ボクシングの3大メジャー・WBC・WBA・IBFの統一スーパーライト級王者であるコスタヤ・ジューに、唯一勝ったことがあるのがフィリップスで、この97年のジュー戦でIBF王座を獲得。以降3度防衛に成功した。だが30代後半にさしかかった99年頃から負けが込みはじめ、世界から北米タイトル戦線に後退。去年11月の試合から2連敗中だ。
 30日都内ホテルで会見に臨んだ魔裟斗は「はっきり言って過去の人と思ってる。僕は現役だから負けられない」とバッサリ。数十本の対戦相手候補のビデオの中からフィリップスを選んだ理由を「勝てる自信があるから」と明かし、「1Rで蹴りの恐さをわからせて、なるべく早く倒して家に帰る」と、まるでこの試合が“消化試合”であるかのように言い放った。
 会見には須藤元気も出席。テレビ放送の瞬間最高視聴率を狙うと豪語し、練習中のブレイクダンスのステップを試合の中で活かしたいと語った。

 他にも追加4カード、小次郎 vs. ダニエル・ドーソン、小比類巻貴之 vs. トニー・バレント、大野崇 vs. シン・ノッパデッソーン、マグナム酒井 vs. アースラン・マゴメドフが決定。ドーソンは意外にもK-1初参戦だが、シュートボクシングやウルフレボリューションに何度も来日経験のある強豪。バレントは昨年3月にシュートボクシングに来日し、須藤を思わせるトリッキーなファイトを繰り広げるも、緒形健一にKO負けした選手。ノッパデッソーンは「ノッパデーソン・チューワッタナ」の名で知られる現役ムエタイ王者で、24歳ながら122戦98勝(22KO)18敗6分のキャリアを誇る。最近日本の伊原道場に入団(詳細)。今回の初参戦選手の中ではドーソンと並ぶトップクラスと言っても過言ではなく、第2試合に登場とはもったいないほどだ。マグナム酒井はMAキックのミドル級王者で、9月には大野崇を判定で下している。マゴメドフはイグナショフと同門のロシア人で、戦績21戦18勝(15KO)3敗1分の23歳。
 これで全10試合が決定。第1試合は6時にスタートし、第2試合の後、セレモニーが6時30分からスタートする。試合順はページ末尾参照。全試合3分3R制で行われる。

 なお、谷川貞治・K-1イベントプロデューサーは出張を理由に会見を欠席し、K-1の広報が谷川Pのコメントを代読。来年初頭のMAX日本予選には、修斗の五味隆典、全日本キックの清水貴彦、シュートボクシングの後藤龍治と緒形が参戦予定であるとし、8名トーナメントを2回に分けてやる可能性があるとした。今回の武道館大会にはかつて日本のキック界でもブームを呼び起こしたベニー・ユキーデ氏が視察に訪れ、大会の模様は来年1月には米国でPPV放送予定だという。(井原芳徳)

スカパー!「TBSチャンネル」でMAXシリーズ5大会をオンエア!

◆ スカイパーフェクTV!のCS放送局「TBSチャンネル(363ch&2-166ch:一部CATVでも視聴可)」では11/8(土)から11/14(金)の間、過去のワールドMAX5大会を一挙オンエアする。去年2月に魔裟斗と小比類巻が決勝で激突した日本代表決定トーナメントから、魔裟斗が世界の頂点に達した今年7月の世界一決定トーナメントまで、ワールドMAXのこれまでの歴史が再確認できる。11.18武道館大会の前の予習にもピッタリだ。5大会とも2時間ずつの内容で、1回ずつリピート放送も行われる。ワールドMAXシリーズはまだDVD化されておらず、今回の再オンエアは映像を手元に残す上でも貴重なチャンスとなるだろう。
 なお本誌では、スカパー!のアンテナ&チューナーのセットが標準取付工事込みで実質7800円の低価格で購入できる特別入会キャンペーンを実施中。年末に向け格闘技のビッグイベントが目白押しの今こそ、入会の絶好のタイミングだ!

松本、武田の敵討ちへ。村浜×サワー、因縁対決

(10/23 up) FEGは22日、次の5カードを発表した。須藤元気 vs. アルバート・クラウス、松本哉朗[としお] vs. ドゥエイン・ラドウィック、村浜武洋 vs. アンディ・サワー、土井広之 vs. マルフィオ・カノレッティ、安廣一哉 vs. セルカン・イルマッツ。
 松本は新日本キックボクシング協会認定の日本ミドル級王者。同協会の武田幸三がラドウィックに7月の世界一決定トーナメントにKO負けしており、松本は敵討ちを目指す。シュートボクシング(SB)の元エースの村浜と、SBの看板を背負うサワーの一戦も因縁深いマッチメイクだ。イルマッツは7月大会で突然現れたトリッキーファイター。正道会館出身の大野崇がイルマッツに敗れたため、安廣も敵討ちを目指す試合となる。魔裟斗、マイク・ザンビディス、小比類巻貴之の相手は後日発表。

魔裟斗、ボクシング元5階級王者の刺客と対戦へ

(9/26 up) K-1 MAXの次回大会の出場予定選手が26日、都内のTBSでの記者会見で発表された。現在ラインナップされているのはGP覇者・魔裟斗、昨年覇者・アルバート・クラウス、マイク・ザンビディス、アンディ・サワー、須藤元気、村浜武洋、小比類巻貴之、安廣一哉、そして初参戦のシュートボクシングの日本人エース・土井広之の9人。試合は全てワンマッチ形式で、日本人と外国人選手の対抗戦となる模様だ。カードは後日発表。チケットは27日(土)より一斉発売。大会の模様は当日夜9時〜10時54分にTBS系列28局ネット中継される。MAXシリーズの夜9時台進出は初めて。

 谷川貞治・K-1イベントプロデューサーは会見で、80年代の名プロボクサー・シュガー・レイ・レナード氏(写真右)がK-1に選手を派遣することを明らかにし、その選手を魔裟斗と対戦させると発表した。レナード氏はWBCとWBAのウェルターからライトヘビーの5階級を制覇した中量級の伝説の人物。谷川Pによると「タイソン効果」は中量級にも波及しているといい、レナード氏の売り込みは真剣。コーチでもあるレナード氏が育てている選手か、あるいは探してきた選手が魔裟斗と戦う模様だ。大会当日はレナード氏が来場する予定だという。
 魔裟斗は「MAXのチャンピオンらしく戦い、ヘビー級のGPを喰うような試合をしたい」「できれば今回の大会もアメリカで放送してもらって、ラスベガスにでも乗り込んで、アメリカにも魔裟斗ありという形にしていきたい」と豪語した。

 他に会見には須藤、小比類巻、安廣、土井が出席。魔裟斗以外の4人に「誰と戦いたいか?」と質問がぶつけられ、「強い選手と戦いたい」という答えが大勢を占めると、聞かれてもいないのにマイクを持った魔裟斗は「ちなみに僕は弱い選手とやらせてもらいたいんですけど。いつも強い選手とばっかりやらされるんで」と話し、会見場を笑いの渦に包み込んだ。
 魔裟斗が会見の席でアドリブのジョークを飛ばすのは異例のことだが、「他の日本人はぜんぜん眼中にないから、あんなにリラックスしてたんですよ」とは会見後の弁。さらには「こうやって他の日本人と同じ扱いをされたくないですね。俺以外はみんな前座ですよ」とまで言い放つ余裕で、先日観戦したJAPAN GPについて聞かれても「スピードも技術も全てがミドル級の方が上。視聴率が良かった?現場のお客さんは冷め冷めとしてましたよ」とバッサリ。他にも「ラスベガスで顔を売ってハリウッドスターになりたい」「引退したらMAXのプロデューサーをやりたい」など言いたい放題。独走状態の魔裟斗だからこそ許される発言といった感じだが、逆に言えば他の日本人選手の影が薄過ぎるのも事実。魔裟斗の独走状態を誰が食い止めるのか? 他の選手の奮起に大いに期待したい。
 なお冒頭記した9選手以外にも、谷川Pは他に出場オファーをかけている選手として、外国人ではダニエル・ドーソン、セルカン・イルマッツ、ドゥエイン・ラドウィック、チャンプアック・ウィラサクレックの名を上げた。日本人は来年以降に参戦する見込みのある選手も含め発表され、新日本キックの武田幸三と松本哉朗、シュートボクシングの後藤龍治と緒形健一、MA日本キックのマグナム酒井、具体名はなかったがプロ修斗の選手の名前が上げられた。(井原芳徳)

 

FEG "アルゼ K-1 WORLD MAX 2003 世界王者対抗戦"
2003年11月18日(火) 東京・日本武道館
(都営地下鉄東西線・半蔵門線、都営新宿線「九段下」徒歩5分)
開場・17:00 開始・18:00


第10試合 3分3R
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
ビンス・フィリップス(米国/フリー)

第9試合 3分3R
小次郎(日本/Kスクワッド)
ダニエル・ドーソン(オーストラリア/シュートボクシング協会・ブンチュージム)

第8試合 3分3R
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズジム)

第7試合 3分3R
松本哉朗(日本/新日本キックボクシング協会・藤本ジム)
ドゥエイン・ラドウィック(米国/3-Dマーシャルアーツ)

第6試合 3分3R
村浜武洋(日本/大阪プロレス)
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング協会・リンホージム)

第5試合 3分3R
小比類巻貴之(日本/チームドラゴン)
トニー・バレント(米国/ニックワンキック)

第4試合 3分3R
土井広之(日本/シュートボクシング協会・シーザージム)
マルフィオ・“ザ・ウォーリヤータイガー”・カノレッティ(ブラジル/シッチマスター・ロニー)

第3試合 3分3R
大野 崇(日本/inspirit)
シン・ノッパデッソーン(タイ/新日本キックボクシング協会・伊原道場)

<セレモニー>

第2試合 3分3R
安廣一哉(日本/正道会館)
DAVID(米国/MA日本キックボクシング連盟・真樹ジムオキナワ)

第1試合 3分3R
マグナム酒井(日本/MA日本キックボクシング連盟・士道館)
アースラン・マゴメドフ(ロシア/チヌックジム)


◆入場料金 :
SRS席: \22,000- SS席: \12,000-
魔裟斗応援シート(SS・特典付): \12,000-
S席 : \8,000- A席: \6,000-

◆チケット発売日 :
9月27日(土)AM10:00〜
ローソンチケット 【特電】TEL:0570-06-3014
チケットぴあ 【特電】 0570-02-9995
CNプレイガイド 【特電】 03-5802-9933
キョードー東京 【特電】 03-3498-9999
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/

9月28日(日)AM10:00〜
ローソンチケット TEL:0570-06-3003[Lコード:39023]
チケットぴあ TEL:0570-02-9977
CNプレイガイド TEL:03-5802-9999
キョードー東京 TEL:03-3498-9999
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/

◆チケットに関するお問い合わせ先:
キョードー東京 TEL:03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先:
(株)FEG TEL:03-3796-5060 FAX03-3796-2978

Last Update : 11/17

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