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アタチャイ・ポー・ヨッサナン インタビュー
1998.12.23 小国ジム

Q:日本の寒さはどうか?。

アタチャイ:朝は寒いが、特にどうということはない。

Q:寒さは想像していた程度でしたか?。

アタチャイ:はい。大丈夫。

Q:現在の体重は?。

アタチャイ:58.9キロ。

Q:調整のペースは順調ですか?。

アタチャイ:現在は80%くらい。

Q:日本のファンにどんな試合を見せたいと思っていますか?。

ソンチャイ:ムエタイの芸術を見せたい。

Q:今月の敗戦の影響はないか?。

アタチャイ:もう全部大丈夫。痛いところはない。

Q:今回、1分インターバル、判定基準はキックルールでやることについては?。

アタチャイ:全然問題ない。

Q:鈴木選手の印象は?。

アタチャイ:前に会った時は巧かった。

Q:鈴木選手を相手にどのような試合をするつもりか?。

ソンチャイ:その時その時の流れで、機会があればKOを狙うし、流れによって判定でもかまわない。

Q:鈴木のビデオは?。

アタチャイ:見たことはない。

Q:海外での試合は初めてですか?。

アタチャイ:初めてです。

Q:ソンチャイ氏に対して)今後もトップの選手の海外での試合を行うつもりはあるか?。

ソンチャイ:私は皆に海外で試合をさせたいと思っている。

Q:今度の試合は本国のランクに影響するか。

ソンチャイ:もしアタチャイに勝つようなことがあれば、鈴木選手をランカーに入れるし、タイトルにも挑戦させる。

Q:鈴木がランカーに入れるということか?。

ソンチャイ:日本でもいい選手を探して、タイのテレビに出演できるような選手を探したいと思っている。アタチャイはチャンピオンなので、鈴木選手が勝つようなことがあれば、すぐにランキングに入る。私は、日本人の巧い選手を探して、タイに連れて行きたいと思っている。それで、強ければ、勝っていけば、ランキングにも入れる。

Q:鈴木選手が勝てばランク入り、ということは、アタチャイ選手がチャンピオンだからか?。

アタチャイ:現在、アタチャイはベルトを3本持っている。ルンピニー、ラジャダムナン、WMTC。(高津選手補足:タイでは、一度とったベルトは保持され、その後もずっとチャンピオンということになるらしい。ラジャのベルトについては「ラジャダムナンを獲ったことがある」ということになるようだ)。

Q:WMTCでのクラスは?。

ソンチャイ:Jrフェザーです。

Q:今後、上の階級のチャンピオンを狙うことは?。

会長:Jrライトのベルトを狙いたい。

Q:自分より階級の重い選手を相手にすることについては?。

会長:パンチが重い、左の蹴りがあること。強い体、打たれ強い体を持っていること。頭も良い。それに、練習がまじめだ。

Q:アタチャイ選手の動きでパンチを打ってサイドに回るという動きは、トレーナーの指導か、自分の動きか?。

アタチャイ:会長の指導でやっている。

Q:体の大きい選手とやるときに心がけていることっていうのは?。

会長:単に同じ体重に相手となる選手がいないというだけで、大きい選手だからといって、どうということもない。いつもと戦法を変えることはない。

Q:日本で、注目を集めているということについて感想は?。

アタチャイ:ちょっと、びっくりしている。

Q:鈴木戦に向けて一言お願いします。

会長:チャンスがあれば、KOを狙いたい。

アタチャイ:普通に試合したいと思う。

ソンチャイ:鈴木選手のことはよく知らないが、日本の選手は最近いい選手が多く巧くなってきている。選手数も増えてレベルが上がっている。。

Q:それでもアタチャイ選手が勝つとお考えですか?。

ソンチャイ:日本の寒さがあるので、どちらが勝つかはわからない。

 最後に、ソンチャイ氏から日本のキック界に向けて強いアピールがあった。

 「今、日本の強い選手を探しているのですが、誰が強いですか?日本で有名なスーパースターは誰ですか?日本に初めて来たのは15年前だが、選手のレベルが上がっている。日本の選手、会長、プロモーターの皆さんが、タイで試合をしたいのならば、是非とも協力したい。タイでは、テレビで週に3回試合を生中継しているので、是非、選手を連れていきたい。タイで試合をしたい選手、お薦めの選手がいたら、是非連絡して欲しい。」


収録:片岡 構成:渡辺


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