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99.10.28 リングス ワ−ルドメガバトルオープントーナメントKING of KINGS
国立代々木競技場第二体育館

第4試合 トーナメントAブロック1回戦 5分2R 
ブラジル/柔術
アントニオ・ノゲイラ
 
1R1分51秒
アームロック
リングス・オランダ
ヴァレンタイン・オーフレイム
 
×

 
  本では全くの無名。しかし、スペック的には、Aブロック出場のネットワーク外選手の中でも圧倒的な実績を誇るノゲイラ。ブラジリアン柔術選手権3連覇。しかも191cm/105kgという恵まれた体格を誇る。同じブラジル出身でも、白人のババルに対し、ノゲイラは浅黒い肌に黒髪の「ブラジリアン」である。
 対戦相手はヴァレンタイン・オーフレイム。
 咬ませ犬か。それとも、オーフレイムを当てるのが「当然」の実力を持つ選手なのか。

 開始早々、アッという間に間合いを詰め、胴タックルから持ち上げてサイドを奪ってしまったノゲイラ。なんのてらいもないスムーズな動きだ。
 だが、オーフレイムも、しっかりと首をがぶっている。
 そこからサイドにいるノゲイラをハーフ・ガードに戻していくオーフレイム。ノゲイラの右足を絞ると、フロント・スリーパーの体勢に入り、ぐいぐいと締め上げる。理にかなった攻め方だ。


  極まるか・・・と思われたが、やはりハーフ・ガードでは無理。
 ノゲイラは、首を抜くと、簡単にハーフをパス。ニー・イン・ザ・ベリーから何なくマウントを奪う。ポジショニングでオーフレイムを子ども扱い。そのまま上からアームロックに入り、瞬時にタップを奪ってしまった。

 圧倒的な強さ。派手な動きも、妙な圧迫感もない自然体であるだけに底が知れない。
 一体誰に止められるのか。
 リングスはとんでもない選手を呼んで来てしまった。


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次の試合 :5. 金原弘光 対 ジェレミー・ホーン

レポート:山名尚志 カメラ:井田英登

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