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Report

新日本キックボクシング協会 "REAL CHAMPION APPEARANCE"
2001年3月31日(土)東京・後楽園ホール

第8試合 トリプルセミファイナル 日・泰フライ級国際戦 52kg契約/5回戦 
日本フライ級王者
深津飛成
(伊原)
判定0-1

48-49,48-48,49-49
泰国フライ級
サックニラン・サックテーワン
(タイ)

 昨年後半は3連続KO勝ちと勢いのあった深津だが、1月大会はラジャ現役王者相手に攻め手に欠きドロー。今回の試合では途中までは多彩な左パンチでサックニランを脅かし続け、深津の復活に期待を抱かせたのだが、4Rになるとなぜか一気に失速。対する18歳のサックニランは勢いを取り戻し、左ジャブの連打と強烈な右パンチで深津を痛め付ける。さらに左のハイと前蹴りに深津は何度もスリップ。余裕のサックニランに対し目に見えるように消耗していく深津と、序盤の攻守が完全に逆転した。ドローの裁定が出ても深津はレフェリーの差し上げようとする手を振りほどき納得いかない様子。四方にお辞儀をしながら「すみませんでした。またがんばります」と叫んだ。記者陣に囲まれてもいつもの冗舌な深津はどこへやら。「自分の悪いところはわかってます。次頑張ります!もう今の5Rは忘却の彼方に葬り去りましたから」と手短にインタビューを切り上げ、早くも5.27後楽園での建石智成とのタイトルマッチに照準を定めた。

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レポート:井原芳徳  写真:菊地奈々子

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