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新日本キックボクシング協会 "REAL CHAMPION APPEARANCE"
2001年3月31日(土)東京・後楽園ホール

　1月に悲願のラジャダムナン王者を奪取した武田。「モチベーションは下がっていない。タイトルマッチの前よりも練習を増やした」と言うだけありコンディションも攻撃の切れ味も何ら衰えていない。１Ｒ早々から右ミドルをもろにテンプルに喰らいダウンを喫したものの、それ以外はヒヤリとする場面はほとんどなく、右ローに徹底した攻めでガオグライを脅かし、３Ｒにはダウンを奪う。

　だが４Ｒからガオグライのクリンチに決定打を封じ込まれる。武田がスリップする場面が増える。５Ｒには蹴り足をつかんでのローやストレートパンチでガオグライを脅かすが、結局ＫＯには至らず。「相手の技はぜんぜん効かなかった。特に３Ｒの攻撃に手ごたえはあった。でもお客さん全員が納得してくれるぐらいのダウンを奪わないと、相手もノックアウトしたという気持ちになれないんですよね」と語った武田。判定で大差の勝利をおさめ、圧倒的な強さを見せ付けたとはいえ、ラジャダムナン王者に求められる「勝利の絵」は、日本王者のそれをはるかに上回ることを痛感している様子だった。

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