G.C.M
The CONTENDERS "Millennium-1"
20001年6月10日(日) 東京/ZEPP TOKYO
「バレット、ライト級トーナメント優勝。慧舟會対パンクラスのダブルスはドロー」
レポート:井原芳徳 写真:飯島美奈子
第1試合 ライト級トーナメント1回戦 5分2R |
× |
小室宏二
(R.J.J) |
ポイント38:40 |
(1R/18:20,2R/20:20) |
|
山本“KID”徳郁
(PUREBRED大宮) |
○ |
|
現役のトップ柔道家と最近まで一線で活躍していたトップレスラーの注目の対決。KIDがタックルのチャンスをうかがいながら、小室が距離を取る状態が続き、KIDがタックル。小室は引き込み気味に受け止めてガードに。一瞬KIDがパスガードする場面も。小室はインターバルに暑さのあまり着ていた柔道衣の上を脱ぐ。2Rも小室がガードの態勢。自分と相手の腕を絡める得意技「コムロック」を仕掛けるが、極まりが浅い。KIDがパスガードに成功、しかし小室はすぐにスイープ。スタンドに戻りKIDがタックルを試みるが小室は逃れる。終了間際、小室がアキレス腱固めで攻め込んだがタイムアップ。判定は1Rを比較的優勢に進めたKIDに軍配が上がった。緊張感の高い攻防の続く好勝負だった。
第2試合 ライト級トーナメント1回戦 5分2R |
× |
阿部裕幸
(RJW/Central) |
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若林次郎
(SKアブソリュート) |
○ |
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執拗に足を狙い続けるサンビスト若林の攻勢が続く。2R若林が自らガードポジションを取り、下から三角絞めの後アームロックで一本。危なげなく準決勝に駒を進めた。
第3試合 ライト級トーナメント1回戦 5分2R |
○ |
戸井田カツヤ
(和術慧舟會東京本部) |
ポイント39:38 |
(1R/19:20,2R/20:18) |
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矢野卓見
(烏合会) |
× |
|
注目の寝技師対決。開始早々から戸井田が前転、矢野が回し蹴りと、ルールに無関係なトリッキーな動作で観衆の意表を突く。足関節の攻防の後、矢野の必殺技・洗濯ばさみが炸裂。両足で戸井田の首を締め続ける。戸井田は強引に持ち上げて脱出するが、ラウンド終盤にも矢野は再び洗濯ばさみ、ギロチンチョークでチャンスが続く。しかし2R、勝ちを狙いに行った戸井田はサイドポジションを取るとしっかり押さえ込み。矢野は足腰を上げてスイープを狙うが、戸井田から脱出できない。1Rとは打って変わっての静かな試合展開となったが、この攻めが評価された戸井田が僅差の判定勝ちをおさめた。
第4試合 ライト級トーナメント1回戦 5分2R |
× |
五木田勝
(木口ワークアウトスタジオ) |
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バレット・ヨシダ
(グラップリング・アンリミテッド) |
○ |
|
バレットが引き込んでの三角絞めで短時間決着。柔術の基本的な攻めに五木田は為すすべなく沈んだ。
第5試合 DOUBLES
1 10分(2本先取で勝利) |
△ |
廣野剛康(和術慧舟會東京本部)
漆谷康宏(RJW/Central)
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石井俊光(Tiger Place)
阿部正律(RJW/Central)
|
△ |
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第6試合 ライト級トーナメント2回戦 5分2R |
× |
若林次郎
(SKアブソリュート) |
延長判定 |
※本戦ポイント39:39(1R/19:20,2R/20:19) |
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山本“KID”徳郁
(PUREBRED大宮) |
○ |
|
KIDがタックルで倒すが、下になったサンビストは強い。2R執拗に足関節を狙い、KIDにダメージを与える。延長も若林が足を狙うが、2Rほど捕まえきれず、バックを取る場面のあったKIDに軍配。
第7試合 ライト級トーナメント2回戦 5分2R |
○ |
バレット・ヨシダ
(グラップリング・アンリミテッド) |
ポイント40:37 |
(1R/20:17,2R/20:20) |
|
戸井田カツヤ
(和術慧舟會東京本部) |
× |
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めまぐるしい攻防の末、バレットが背後からのスリーパーで戸井田を捕まえ、戸井田にピンチが続く。結局1Rのこの攻撃がポイント差となりバレットが決勝に進出した。
第8試合 ONE
MATCH 1 5分2R |
△ |
石川英司
(パンクラスGRABAKA) |
ポイント40:40 |
(1R/20:20,2R/20:20) |
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上山龍紀
(U-FILE CAMP) |
△ |
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上山の執拗なタックルを石川がことごとく切る展開の繰り返し。単調な内容に。
第9試合 DOUBLES
2 10分(2本先取で勝利) |
△ |
鈴木みのる(パンクラス横浜)
伊藤崇文(パンクラス横浜)
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宇野薫(和術慧舟會東京本部)
高瀬大樹(和術慧舟會東京本部)
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△ |
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横浜高校の先輩・鈴木、後輩・宇野の対決が注目を浴びたこの一戦。両軍がたびたびタッチし入れ替わりなかなかチャンスが訪れなかったが、終盤宇野が伊藤のバックに素早くまわってスリーパーに捕まえる。伊藤は立ち上がり自コーナーの鈴木にタッチをしようと歩くが、苦しさのあまり倒れる。宇野が締め上げ一本を取れそうだったが、ゴングにはばまれ試合はドロー。
第10試合 ONE
MATCH 2 5分2R |
× |
星野勇二
(RJW/Central) |
ポイント37:40 |
(1R/19:20,2R/18:20) |
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五味隆典
(木口道場レスリング教室) |
○ |
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レスラー同士の注目の対決。1Rはスタンドでの差し合いが延々と続いたが、終了間際に五味がタックルでテイクダウン成功。2Rも五味が執拗にタックルを仕掛けテイクダウン、パスガードしサイドポジションをキープする。星野もフロントチョーク、アキレス腱固めで反撃したが、終了間際にはスリーパーに捕まってしまう。五味は8月の修斗ウェルター級タイトルマッチに向け幸先のよい勝ち星。コーナーに登り「三島待ってろよ!」と叫んだ。
第11試合 ライト級トーナメント決勝戦 5分2R |
× |
山本“KID”徳郁
(PUREBRED大宮) |
1R 0'26" TKO |
(セコンドのタオル投入) |
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バレット・ヨシダ
(グラップリング・アンリミテッド) |
○ |
|
KIDが試合早々タックルでテイクダウンしたが、準決勝で左足首を痛めていたため、セコンドがタオルを投入。不完全燃焼の内容ながら、バレットがトーナメントを制した。
大会終了後はリングに出場選手全員が揃って記念撮影。
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