(レポ&写真) [新日本キック] 1.20 後楽園:武田、KO負けも現役続行
新日本キックボクシング協会 "BRAVE HEARTS 7" 2008年1月20日(日) 東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
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第12試合 メインイベント WKBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R ○ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/ブンチュウジム/王者) ×武田幸三(治政館/挑戦者・元ラジャダムナン認定ウェルター級王者) 4R 1'20" KO (3ダウン:右フック) ※ウェインが防衛
武田は開始すぐから鋭い右ローをヒット。足を止めてのパンチの打ち合いでも、クリーンヒットで上回る。パンチはウェインに「何度か星が見えた」、右ローも「タイ人よりも強かった」と言わしめるほど効かせたが、鼻血を出し顔を腫らすのは武田のほう。3Rに入るとローを嫌ったウェインは距離を詰め、ボクシングの特訓で磨いたというパンチの連打をまとめるように。武田は口と鼻の出血がひどくなりドクターチェックを受ける。 互いに消耗が激しくなってきた4R、勝負の時を迎える。武田は序盤からローを当て、左右のフックをクリーンヒットさせチャンスをつかんだかに思えたが、ウェインの左フックでついにダウン。さらにウェインがパンチラッシュを仕掛けると、ジャブ気味の軽い当たりで武田は力無く2度目のダウンを喫する。 グロッキー状態になっても武田は打ち合いを望み、「来い」と手を振りウェインを挑発すると、会場は割れんばかりの大歓声に包まれる。右フックを当て返し、あわやという場面も作ったが、最後はウェインの右フックで前のめりにマットに沈んだ。 武田は同じ相手に2連続KO負けしたものの、現役続行への手応えをつかんだ様子。控室では「あともうちょっといいですかね?プロだからお客さんが決めることだけど、個人的にはまだまだやってみたい」「昔は35歳になってもここまでできるなんて思いもしなかった。回復力は落ちたけど、練習の質は落ちていない。アフターケアさえしっかりやればまだやれる」と話した。
第11試合 セミファイナル ライト級 3分3R ○石井宏樹(藤本/日本ライト級王者) ×チャイディー・カー(タイ/MTOONG/APKFライト級王者・元ラジャダムナン認定フェザー級王者) 判定3-0 (シーナ29-28/深瀬29-27/杉江29-28)
3月9日の後楽園大会でラジャダムナン&WMCスーパーライト級王者・シンマニー・ソー・シーソムポンの持つラジャ王座に挑戦することが決まっている石井。その直前の相手として、チャイディーは危険な相手だったが、パンチの打ち合いの真っ向勝負を繰り広げる。 1Rの石井は、右ローも使いつつ、多彩なパンチで手数多く攻め主導権。2Rはチャイディーの左フックで何度かぐらついたが、逆に石井も打ち合いで右ストレートを当て一進一退。3Rには左ボディブローでチャイディーのスタミナを奪い、終盤に右アッパーと右ストレートを当てチャイディーを追い詰め勝利をもぎ取った。
第10試合 セミファイナル フェザー級 3分3R ○菊地剛介(伊原/日本フェザー級王者) ×チョンブートン・ゲニワット(タイ/元ラジャダムナン認定バンタム級王者) 2R 1'26" KO (右ストレート)
1Rは様子見の展開だったが、菊地は随所でチョンブートンの右ミドルをつかんで倒すことに成功。2Rも同様の動きをしつつ、右ロー、左ハイもヒット。最後は焦ってチョンブートンが前に出てきたところで、右のストレートを合わせKO勝ち。1年前にKO勝ちした相手に再び快勝した。
第9試合 130ポンド契約 3分5R ○ドーマイパー・ウォサンパパイ(泰国/元ルンピニー認定スーパーフェザー級3位) ×蘇我英樹(市原/日本フェザー級2位) 1R 1'12" TKO (ドクターストップ:左肘打ちによる右まぶたのカット)
第8試合 ミドル級 3分3R △青木克眞(トーエル/日本ミドル級1位) △喜多村誠(伊原/日本ミドル級5位) 判定0-0 (シーナ28-28/深瀬28-28/高谷28-28) ※3R右フックで喜多村1ダウン
第7試合 69kg契約 3分3R ×荻野兼嗣(ビクトリー/日本ウェルター級3位) ○イソラサック・シッセックサン(タイ/元ルンピニー認定フェザー級王者) 判定0-3 (杉江29-30/江刺家28-30/深瀬28-30)
第6試合 ミドル級 3分3R ○アピチカート・ユンサン(タイ) ×阿久澤英一(山田/元NKBミドル級王者) 判定2-0 (江刺家30-27/深瀬30-29/高谷30-30)
NKBから移籍後初戦となった阿久澤。随所でコンビネーションからのパンチを当てたが、タイ人のカウンターの素早いハイや前蹴りに手を焼き惜敗した。直前になり病気で欠場した宮本武蔵(治政館/日本ミドル級4位)との試合は次回のTITANSで組まれる予定だ。
第5試合 ライト級 3分2R ×野口俊明(西八王子大塚) ○勝治(藤本) 判定0-2 (19-20/20-20/19-20) 第4試合 フェザー級 3分2R ○逸可(トーエル) ×石堂大地(横須賀太賀) 判定3-0 (30-29/30-29/30-29)
第3試合 フェザー級 3分2R △伊野康弘(伊原稲城) △許 宰哲(韓国) 判定0-0
第2試合 ウェルター級 3分2R ○ロッキー壮大(治政館) ×城戸健司(揚心) 2R 1'19" KO
第1試合 バンタム級 3分2R △江幡 塁(伊原土浦) △やす吉(治政館) 1R 負傷判定
Last Update : 01/21 11:59
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