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(レポ&写真) [ZST] 10.7 ディファ:内村洋次郎がウェルター級王者に

ZST事務局 "ZST.14"
2007年10月7日(日) 東京・ディファ有明

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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第9試合 メインイベント ZST初代ウェルター級王座決定戦 5分無制限R
×竹田誠志(U-FILE CAMP町田)
内村洋次郎(パンクラスP's LAB東京)
1R 1'52" KO (右フック)

※内村が王者に

 ZST 5年の歴史で初のタイトルマッチは、新世代同士の激突。リングインした二人とも気合い十分で、試合は短かったが中身の濃い好勝負となる。
 開始すぐ、全日本キックでもKO勝ちの経験のある内村の左ハイが炸裂。「手応えがあった」というが、竹田がロープをつかんでいたためブレイク。これで命拾いした竹田は、豪快な首投げで得意の寝技に持ち込むと、マウントポジションから腕十字へ。昨年12月に内村を下した時と同じ技だが、内村は「何回も逃げ方を練習した」といい、脱出に成功すると、スタンドで右フックを炸裂させ、見事竹田をKO。リベンジ&王座奪取に成功した。

 ベルトを巻いた内村は「アマチュア時代に何回も挫折があったけど、ZSTで結果を残せてうれしい。これからはZSTのチャンピオンとして、他の団体に恥じない選手になっていくので応援お願いします」と宣言。共同インタビューでは戦いたい相手について「体重はちょっと違うけど、小谷選手とかがピッタリだと思う」と話した。

第7試合 GT-F(グラップリング)ルール・タッグマッチ ライト級 15分1本勝負
×矢野卓見(骨法烏合会矢野卓見道場)& 代官山剣Z(KIBA)
横山大輔(クロスワンジム湘南)&山田哲也 (しんわトータルコンバット)
0'36" 腕ひしぎ十字固め (山田→代官山)

第8試合 GT-F(グラップリング)ルール ライト級 5分2R
矢野卓見(骨法烏合会矢野卓見道場)
横山大輔(クロスワンジム湘南)
時間切れ


 横山&山田のさわやか高校生コンビが大活躍。山田が飛びつき腕十字で秒殺勝利をしてしまうと、マイクを持った横山は「せっかく練習したのに何もできなくて」と涙。さらに「シングルで矢野さんお願いします!」とアピールすると、急遽矢野も承諾し、シングルマッチが組まれ、場内は大盛り上がりに。
 さらに驚きなのはその試合内容だった。横山が1Rに2度アンクルホールドでチャンスを作り、矢野をヒヤリとさせる。2Rは攻めきれなかったが、時間切れドローと大健闘。試合後の矢野に「脇も固いし仕掛けも速いし大したモン」「関節技はギブアップしなきゃ関係ない」と言わしめた。横山は大学受験を控えているが、大学が決まれば再び練習に専念するといい、ZSTのリングに戻ってきてくれるだろう。

第6試合 フェザー級 5分2R
稲津 航(U-FILE CAMP登戸)
×吾妻エメルソン(秋本道場Revo龍tion)
1R 4'03" TKO (ドクターストップ:スタンド打撃による鼻の負傷)


 グラウンドでは吾妻が三角絞めでチャンスを作るが、スタンドでは稲津が圧倒。左右のフックを着実に当て、最後は膝蹴りでダウン気味に倒し、吾妻の鼻を潰しドクターストップ勝ちをおさめた。

第5試合 VTルール ウェルター級 5分2R
金原正徳(パラエストラ八王子)
×鳥山洋一郎(湘南格闘クラブ)
1R 3'45" チョークスリーパーホールド


 実績、実力で勝る金原が、開始すぐにバックマウントを奪取。下になっても三角を狙うワンサイドゲームで、上からの鉄槌で痛めつけた後、チョークを極め完勝した。マイクを持つと「11/23のZST 5周年大会で、エースと言われている2人のどちらでもいいんでやらせて下さい」と話し、所英男と小谷直之との対戦を希望した。

第2試合 RX(旧リングス)特別ルール(首から上への打撃禁止) ライト級 5分2R
○梅木良則(パンクラスP's LAB東京)
×川頭広卓(ALLIANCE-SQUARE / ライブドア)
1R 4'19" ヒールホールド


 レフェリー梅木が上着を脱ぎ筋肉質の肉体を見せると、場内からどよめき。昨年大晦日の秋山×桜庭を裁いた後、その騒動のストレスで80kgまで一時は増えていたが、70kgまで減量に成功。元は色白だがこの日のために日焼けもバッチリだ。「たとえ何と言われようと僕は船木チルドレンなんで、見た目は大事」と語り、プロ意識は普通の選手よりも高い。
 試合は体格と技量で勝る梅木のペースで進み、肩固めで1エスケープを奪取。最後はヒールホールドでタップを奪い完勝した。入場時から試合終了まで、何度も笑顔を浮かべていたが、緊張で気持ちが高ぶり、ほとんど試合中の記憶は無かったという。
 この勝利で次戦への期待が高まるが「ZSTのオファーのタイミングが良くて受けたけど、今の段階では考えていない」といい、今後の目標は「とりあえず年末を無事に過ごしたい」と笑顔を浮かべていた。

第4試合 VT(バーリトゥード)ルール バンタム級 5分2R
川名蘭輝(ロデオスタイル)
×藤原敬典(秋本道場Revo龍tion)
1R 2'59" TKO (ドクターストップ:右ストレートによる鼻の負傷)

第3試合 GT-F(グラップリング)ルール ウェルター級 5分2R
小谷ヒロキ(しんわトータルコンバット)
富山浩宇(P's LAB横浜)
時間切れ

第1試合 フライ級 5分2R
×矢島雄一郎(禅道会総本部)
二之宮徳昭(クロスワンジム湘南)
2R 3'20" KO (右ストレート)


◆オープニングワンマッチ

第2試合 ジェネシストーナメント2007ミドル級決勝 5分2R
西坂タツヒコ(ノヴァウニオン・ジャパン)
×松井 崇(TEAM BADASS 13)
1R 2'20" 腕ひしぎ十字固め
※西坂が優勝

第1試合 ライト級 7分1R
太田裕之(ZFC)
×
荒牧 拓(パンクラス P's LAB 横浜)
4'13" チョークスリーパーホールド

◆ジェネシスバウト

第11試合 フェザー級 5分1R
○清水俊一(宇留野道場)
×山本哲也(パラエストラ千葉)
3'40" アームロック

第10試合 フェザー級 5分1R
○山城裕之(しんわトータルコンバット)
×荒井真人(ZFC 大井町)
2'23" KO

第9試合 バンタム級 5分1R
○杉田一朗(心音塾)
×石井拓麻(ALLIANCE-SQUARE)
2'52" KO

第8試合 フライ級 5分1R
△田丸慶輔(宇留野道場)
△伊海敬介(SUBMIT静岡)
時間切れ

第7試合 ライト級 5分1R
×目黒裕太(ロデオスタイル)
○大野翔舞(総合格闘技move)
4'08" KO

第6試合 ライト級 5分1R
○上田厚志(骨法烏合会矢野卓見道場)
×石塚雄馬(ロデオスタイル)
2'37" アームバー

第5試合 ライト級 5分1R
△松田真吾(総合格闘技DOBUITA)
△山本裕次郎(チーム太田章)
時間切れ

第4試合 バンタム級 5分1R
○清水俊裕(宇留野道場)
×菅野隆行(リバーサルジム)
4'12" 腕ひしぎ十字固め

第3試合 ライト級 5分1R
○岡澤弘太(AXIS柔術アカデミー)
×中西圭介(AACC)
2'23" 腕ひしぎ十字固め

第2試合 ジェネシストーナメント2007ミドル級準決勝第2試合 5分1R
○松井 崇(TEAM BADASS 13)
×エリック・フォート(ノヴァウニオン・ジャパン)
1'12" ヒールホールド

第1試合 ジェネシストーナメント2007ミドル級準決勝第1試合 5分1R
○西坂タツヒコ(ノヴァウニオン・ジャパン)
×大沼啓介(バトラーツB-CLUB)
1'22" ノーコンテスト (バッティングにより、負傷の無い西坂の勝ち上がり)

Last Update : 10/08 23:57

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