(レポ&写真) [新日本キック] 1.21 後楽園:武田快勝。松本4度目の防衛
新日本キックボクシング協会 "BRAVE HEARTS 4" 2007年1月21日(日) 東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
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第14試合 メインイベント 3分3R ○武田幸三(治政館/元ラジャダムナン認定ウェルター級王者) ×崔 龍(韓国) 2R 0'55" KO (左ローキック)
武田は崔の右ミドルをつかまえ、ストレートやローを叩き込む。7か月ぶりの試合のため「いい動きができなかった」「ローがなかなか当たらなかった」と反省した武田だが、当たった時の破壊力は衰え知らず。1Rから効かせると、2Rにはロープ際に詰めてのロー連打でダウンを奪い、奥足への左ローで2度目のダウンを奪ったところでKO勝ちとなった。 バックステージで武田は「格闘技界自体が盛り上がってるので協会(=新日本キック)も盛り返さないと」「前はK-1に照準を絞ってたけど、今年は求められた試合に出たい。オファーをいただいた試合で精一杯、武田幸三を出したい」と話した。後援者やファンクラブを非常に大事にする武田のこと。だとすると次戦は4月に新日本が開催予定のスペシャルイベント「TITANS」か。 果たしてそこで武田は、どういった「武田幸三」を出すのか? 「武田幸三らしさとは?」と聞かれると「Dead or Alive」とさらりと答える。一昨年暮れからの目と首の矯正治療で、視野もだいぶ良くなったとのこと。近年はどちらかといえば「Dead」の面のほうが目立ってしまったが、今年は「Alive」の面が再び輝きを放ってくれそうな予感がした。
第13試合 メインイベント 日本ミドル級タイトルマッチ 3分5R ○松本哉朗(藤本/王者) ×阿佐美義文(治政館/1位) 2R 1'30" KO (右ストレート) ※松本が4度目の防衛
1Rから松本がジャブでリズムを作り、左の蹴りを上下に打ち分けつつ、右ストレートで阿佐美をぐらつかせる等主導権。2Rにはパンチと肘のラッシュで阿佐美の頭頂部を切り裂くと、ドクターチェックの後に飛び膝と右ストレートをクリーンヒットさせ、見事返り討ちに成功した。 松本は試合後マイクを持つと「今年の藤本ジムのテーマは挑戦です。4月のTITANSで、ラジャダムナンスタジアム・ミドル級王者のラムソンクラームとやらせてください」とアピールした。 松本は03年7月、ラムソンクラームを1R KOしたが、その後ラムソンクラームは急成長。05年5月にタイで松本はラムソンクラームの持つラジャ王座に挑戦するも判定で敗れている。
第12試合 セミファイナル 3分3R △菊地剛介(伊原/日本フェザー級王者) △蘇我英樹(市原/日本バンタム級1位・同級前王者) 判定0-0 (29-29/29-29/29-29)
1Rと2Rは、序盤に蘇我が大振りのパンチで突進しペースを握り、次第に菊地がローを当て盛り返すという展開。3R、菊地のローが効いてきたように見えたが、蘇我もバックブローを返す等、菊地に主導権を譲らず。4R以降があれば菊地優位というムードだったが、蘇我がドローに持ち込んだ。
第11試合 セミファイナル 3分3R ×石井宏樹(藤本/日本ライト級王者) ○イソラサック・シッセックサン(タイ/元ルンピニースタジアム認定フェザー級王者) 判定0-3 (25-30/26-30/26-30) ※1R左肘で石井1ダウン、3R左ストレートで石井1ダウン
1R、素早い前蹴りや肘で主導権を握ったイソラサックは、肘の打ち合いでダウンを奪取。2R以降も前蹴り等で突き放し石井の攻撃を防ぎ、3Rにも左ストレートの猛攻でダウンを奪い石井を圧倒した。
第10試合 セミファイナル ヘビー級 3分3R ○内田ノボル(ビクトリー/日本ヘビー級王者) ×尹 池永(韓国) 判定3-0 (30-29/30-29/30-28)
第9試合 セミファイナル 3分3R △深津飛成(伊原道場/日本バンタム級王者) △阿部泰彦(JMN/同級5位) 判定0-1 (28-28/27-28/28-28) ※2R左肘で阿部に1ダウン、右アッパーで深津に1ダウン
第8試合 セミファイナル 3分3R ○建石智成(尚武会/日本フライ級王者) ×がってん古川(治政館/同級2位) 判定2-0 (30-29/30-29/30-30)
第7試合 ミドル級 3分3R ×昇平(宇都宮尾田/6位) ○宮本武蔵(治政館/8位) 2R 0'55" KO (右ストレート)
第6試合 ライト級 3分2R ×川崎 亮(尚武会) ○土屋修平(伊原道場) 判定0-3 (16-20/16-20/14-20)
第5試合 ウェルター級 3分2R △神魁(西八王子大塚) △林 元樹(藤本) 判定0-1 (19-20/20-20/20-20)
第4試合 ウェルター級 3分2R ×TETSURO(トーエル) ○藤田ゼン(横須賀太賀) 判定0-3 (18-19/18-20/18-20)
第3試合 フェザー級 3分2R ×角田 哲(ビクトリー) ○落合正司(伊原稲城) 判定0-3 (19-20/18-20/18-20)
第2試合 ウェルター級 3分2R ○芦澤史宜(宮川) ×安藤 崇(トーエル) 判定3-0 (20-14/20-14/20-14)
第1試合 ウェルター級 3分2R ○光将(治政館) ×富竹晴紀(揚心) 不戦勝
Last Update : 01/22 12:55
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