(レポ&写真) [G-SHOOTO] 5.6 新宿:薮下、ロクサンに判定負け
G-STYLE "G-SHOOTO JAPAN 05" 2006年5月6日(土) 東京・新宿FACE 認可・インターナショナル修斗コミッション(クラスB)&日本修斗協会(クラスC+・グラップリング)
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第6試合 クラスB 62kg契約 5分2R ×藪下めぐみ(SOD女子格闘技道場) ○ロクサン・モダフェリ(アメリカ/和術慧舟會) 判定0-3 (菅野18-20/横山18-20/鈴木17-20)
柔道出身の薮下が開始早々、豪快な背負い投げ。だがロクサンは下から腕十字を狙い、薮下のパウンドをかわすとバックマウントを奪取。やや乗りすぎになり薮下に逃げられるが、再び薮下のパウンドをかわすとバックに。頭に軽めのパンチをコツコツと当て続け、1Rのポイントを取る。 2Rもロクサンのペースが続く。右フックで薮下をぐらつかせると、薮下の投げを潰してまたもバックに。パウンドは1R同じく軽め。試合後の本人の話によると、バックをキープするために大振りのパンチを避け、痛めつけるためというより、どちらかといえばチョークを仕掛ける伏線としてパウンドを使ったという。
結局最後までバックのままパウンドを落とし続けたロクサンの完勝。マイクを持つと、ローラ・ディオーガスト、アマンダ・ブキャナーとの対戦を熱望した。 敗れた薮下は「勝ち負け関係なく、持ち味が出せず残念。クラスC+の試合のように亀の状態でブレイクを待ってしまった。パウンドはたま☆ちゃんや高橋(洋子)さんと練習している時の方が痛かった」とコメント。所属ジムが5月いっぱいで閉鎖することについては「選手や会員の皆さんには申し訳ないですけど、新しいことをやるきっかけにできれば。今後のことは他の人たちと相談してから報告したい」と話した。
第5試合 クラスC+ ストロー級(プラストーナメント準決勝) 5分2R ○吉田正子(NATIVE SPIRIT) ×村浪真穂(和術慧舟會トイカツ道場) 判定3-0 (菅野20-19/横山20-18/鈴木20-19) ※吉田が決勝進出
村浪は猫の覆面を付け着物姿で入場。妖艶な雰囲気を醸し出す。1Rは差し合いの攻防を征すると先に上になるが、パスガードとアームロックの仕掛けを吉田は防御。ブレイクがかかりスタンドに戻ると、吉田が右フックで村浪をぐらつかせる。2Rも村浪が上に2度なるが、主導権を握ったのは吉田の方。下からの三角絞めでチャンスを作り、文句無しの判定勝ちをおさめた。
第4試合 クラスC+ ストロー級(プラストーナメント準決勝) 5分2R △永易加代(パラエストラ東京) △玉田育子(AACC) 判定0-0 (菅野19-19/横山19-19/鈴木19-19) ※玉田が抽選で決勝進出
1R、スタンドの攻防の後、玉田のミドルを抱えて上になったのは永易。ハーフからパスガードを狙うが、玉田はそこでうまく返して上に。そのままラウンドが終わる。 2Rは先に玉田が上になるが、今度は永易がリバースに成功。ハーフからマウントも奪う。いったんスタンドに戻ると、玉田がテイクダウンを失敗した隙に永易がバックを再び奪取。玉田は逃れて上になると足関へ。永易はゴングに救われる。 判定はドローに。玉田は一回戦の兼谷絵理戦に続き、くじ引きで当たりを引き決勝に進出した。
6/11(日)北沢タウンホール大会の決勝では吉田正子と激突。吉田の勝利後にリングに上がった玉田は「最後まであきらめない気持ちがくじ引きの結果につながった。決勝ではずっと気になってた吉田さんのベルトを狙う。決勝はくじが無いので、白黒はっきりする試合をする」とコメント。対する吉田も「ベルトは(服飾専門学校の)卒業制作の思い出の品なので死守する。(村浪との試合が)中途半端だったので、次こそは一本かKO勝ちしたい」と発言。実力が拮抗しており、そう簡単に二人の言う明快な形で決着がつくとは思えないが、熱い気持ちのぶつかり合いは、決勝にふさわしい好勝負を生み出すことだろう。
第3試合 グラップリング フライ級 5分2R ○MIKU(クラブ・バーバリアン) ×海老原まどか(パラエストラ柏) 1R 3'28" 一本 (腕ひしぎ十字固め)
第2試合 クラスC+ 51kg契約 5分2R △瀧本美咲(禅道会) △ゆうこ(パラエストラ八王子) 判定0-1 (菅野19-20/横山19-19/鈴木19-19)
第1試合 クラスC+ 47kg契約 5分2R ○山田よう子(日本アームレスリング連盟) ×安才 梓(禅道会六本木道場) 1R 0'10" 一本 (腕ひしぎ十字固め)
Last Update : 05/07 17:27
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