(レポ&写真) [AX] 7.26 後楽園:ウィンディ智美、台風と化し星野に反則負け
女子総合格闘技AX "Vol.5" 2002年7月26日(金)東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
メインイベント AX寝技30秒ルール 54kg契約 5分3R ○星野育蒔(米里倶人満) ×ウィンディ智美(全日本キック・作真会館) 2R 0'13" 反則
パンクラスismで寝技の特訓を積んだウィンディはグラウンドの展開になっても星野の足関節技等の攻撃をディフェンス。だが中盤、グラウンド状態でバックを取ったウィンディが星野の顔面にパンチを放つ反則を犯してしまう。その後ウィンディは星野のタックルに膝を合わせたり、猪木アリ状態でのスタンドポジションからローを蹴って挑発するなど星野を圧倒。だがその間にも細かい反則が見られ、そしてついには2R開始早々、マットに寝転んだ状態の星野の顔面をウィンディが蹴飛ばしたため、岡林レフェリーが試合終了を要請。ウィンディは反則負け扱いとなった。 無念の反則勝ちとなった星野だが、マイクを持つと「すんげえ楽しかった。今度は顔面ありでおねがいします」とウィンディに再戦を要求。ウィンディも「私は反則とは思っていない。またやります」と再戦を受諾した。競技としては後味の悪い試合だったが、二人のファイターのライバル心は、この一戦を通じて強まったようだ。
セミファイナル AXグラップリングルール 5分2R ×藤井 恵(GIRL FIGHT AACC) ○ジェット・イズミ(J-Network・アクティブJ) ポイント5-8
互いに交互にトップポジションで点を奪い合うシーソーゲームが続いたが、終了間際にジェットがバックマウントで4ポイントを獲得し、AXデビューの藤井に逆転勝利した。ジェットは試合後「藤井選手とは今度は打撃ありでもお願いします。ウィンディ選手とも戦いたいです」とアピール。そして後日、ジェットとウィンディは9月6日(金)の全日本キック後楽園大会でキックルールで対戦することが決定した。
第5試合 AX公式ルール 5分2R ×加藤悦子(湘南格闘クラブ) ○玉井敬子(三晴塾) 2R 1'11" 腕ひしぎ十字固め
スマックガールで実力を伸ばしている玉井がAX初参戦。1R終盤にサイドポジションから腕十字を狙いゴングに阻まれるが、2Rにもう一度同じ技を仕掛け勝負を決めた。勝った玉井は勝利者賞を受け取るとマア★ティンばりに大興奮。
第4試合 AXジャケットルール 5分2R(AXルールでジャケット着用) ×佐藤 歩(パレストラ福島) ○松本裕美(PUREBRED京都) 判定0-3
1R終盤にはグラウンドでの顔面パンチでイエローカードをもらった松本だが、2Rには右フックでダウンを奪い、終盤には道衣をつかんでのパンチとキックで攻め続け判定勝ちをおさめた。松本は「今度は道衣着用じゃない試合もやりたい」とコメントした。
第3試合 AX公式ルール 5分2R ○桜井亜矢(米里倶人満) ×照井和瑛(フリー) 2R 2'07" スリーパーホールド
桜井がスタンドではリーチの長さを活かしてパンチを当て、グラウンドで上になられてもスイープするなど成長を見せる。最後はタックルをがぶって背後に回り込んでのスリーパーで初の白星をものにした。
第2試合 AXグラップリングルール 5分2R ○石井幸恵(パレストラ吉祥寺) ×池田美智子(JJA) 1R 0'42" 腕ひしぎ十字固め
第1試合 AXストライキングルールフライ級 2分3R ○勝山舞子(上州松井ジム) ×愛弓(クロスワンジム湘南) 判定3-0 (30-26.5,30-25.5,30-26.5)
Last Update : 09/04
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