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(レポ) [club DEEP] 11.28 大阪:池本、ラスト2秒でリベンジ成功

DEEP事務局 "club DEEP 大阪"
2004年11月28日(日) 大阪・デルフィンアリーナ  観衆・400人(超満員札止め)

  レポート:井田英登  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

第14試合 77kg契約 5分2R
○池本誠知(ライルーツコナン)
×久保輝彦(禅道会伊那道場)
1R 4'58" 腕ひしぎ十字固め


 DEEPウェルター級トーナメントでは新鋭・青木真也に一本負けを喫するなど敗戦が込み、修斗時代の“貯金”を使い果たしつつある池本。今回の対戦相手、久保は池本自身が主催するクラブイベント「RED ZONE-8」で6月に対戦、KO負けを喫した痛恨の相手でもある。
 一方、久保は今年10月13日の禅道会リアルファイティング選手権82.5kg以下級で、これまでエースの座に君臨してきた秋山賢治を腕十字で破り優勝。勢いに乗ってメジャーシーン進出を果たしたいところ。
 ローの打ち合いから始まった試合だが、パンチから組んで久保が先にテイクダウンを奪う。だが、池本は得意の素早いブリッジからの返しでマウント奪取。ここから非情に徹したパウンドが続く。なんとか立とうとする久保のバックを奪ってスリーパーを狙うが、これは前に落とされて不発。手足の長さが災いして、相手のグラウンドでのコントロールが甘くなる池本の欠点はまだ克服されていないようだ。落とされた池本が下になり、アリ猪木状態となるが、久保は攻め手に欠きここでブレイク。
 再び組みあって、今度はテイクダウンに成功した池本。オープンガードから中腰状態のパウンド連打で、久保は相当グロッキー状態となるが試合は続行。マウントを奪取して、なおもパウンドが続く。「多分何回も意識が飛んでたと思うんですけど、そのたびに白目を剥いてまた起き上がってきましたね」と語る池本だが、ラウンド終了直前を告げるセコンドの声に反応するように、腕十字へ。形的には既に伸びきった腕だったが、ルーズジョイントの久保はタップせず。池本は肘を強引に横にねじり上げ、ラウンド終了寸前でようやくタップを奪った。

第12試合 69kg契約 5分2R
△深見智之(CMA京都成蹊館)
△松下剛士(ALIVE)
時間切れ


 この日、会場の多くを埋めたのは成蹊館の応援団だったようだ。第8試合の滝西の勝利を振り出しに、第9試合の濱村、そしてDEEPで活躍する深見の試合を“内輪のメインイベント”して、応援のボルテージはあがる一方となる。対する松下は、昨年、同じ会場でのclub DEEPで同僚の坪井淳浩が深見と引き分けた経緯のある松下。この日は、フットワークを活かした早いパンチワークと、切れのいいキックで、スタンドを松下が支配。グラウンドでも強烈なパウンドを浴びせ、流血に追い込む。だがDEEPフューチャーキングの意地もあってか、何度もパウンドでレフェリーストップ寸前のピンチを左右にもがいて逃げる深見。最後まで気力を絶やさなかったのは評価できるが、判定のないclub DEEPのルールに救われた感が否めない。

第10試合 契約体重無し 5分2R
△倉橋達也(YSL筋肉海綿隊)
△野尻和樹(K友会)
時間切れ


 大相撲出身で、今年のサブミッションアーツ全日本関節道選手権+90キロ級、アマ修斗西日本選手権スーパーヘビー級を制した野尻が、キャリアに勝るサンボ出身のベテラン・倉橋に挑んだ一戦。倉橋は徹底したヒット&アウェイで、足の重い野尻の周囲をショートジャブを浴びせながら回り続ける。追う野尻は、時折強烈な右を放つが、倒すまでには至らなかった。だが24歳と言う若さもあり、いわゆるMEGATON系のスタミナのないアンコ型ファイターとは違い、最後まで気力を絶やさず、時に怒声を浴びせながら倉橋を追い続けたため、客席も緊張感を維持したまま観戦できる試合となった。



第13試合 契約体重無し 5分2R
×アンソニー・辰治・ネツラー(TEAM Boon!)
○永田尚道(総合格闘技道場コブラ会)
1R 1'45" アームロック

第11試合 契約体重無し 3分2R
△ジャッキー・ケン(交野トップチーム)
△達磨(翼トップチーム)
時間切れ
※両者に40キロ近い体重差のあるハンディマッチ

第9試合 82kg契約 5分2R
△濱村 健(CMA京都成蹊館)
△阿部光弘(ウルトラ金剛)
時間切れ

第8試合 65kg契約 5分2R
×亀田雅史(総合格闘技道場コブラ会)
○滝西基元(CMA京都成蹊館)
1R 4'58" アームロック

第7試合 グラップリングルール 72kg契約 5分2R
○武重賢司(パンクラス稲垣組)
×服部謙一(ALIVE小牧)
判定3-0

第6試合 67kg契約 5分2R
△川上力也(パンクラス稲垣組)
△黒崎宏基(禅道会広島支部)
時間切れ

第5試合 76kg契約 5分2R
△マルシオ石塚(TEAM MUGEN)
△田村幸成(ライルーツコナン)
時間切れ

第4試合 62kg契約 5分2R
×塚弘太郎(禅道会広島支部)
○山内延浩(総合格闘技道場コブラ会)
1R 1'01" 三角絞め

第3試合 66kg契約 5分2R
△川俣丈次(総合格闘技道場闇愚羅)
△中澤卓也(禅道会)
時間切れ

第2試合 72kg契約 5分2R
△松井健二(ライルーツコナン)
△沖野誓一(禅道会広島支部)
時間切れ

第1試合 73kg契約 5分2R
△高田谷悟(格闘技吉田道場)
△南 陽啓(禅道会松本支部)
時間切れ





Last Update : 11/29 22:58

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