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(レポ&写真) [DEEP 15] 7.3 有明:受太郎、パンクラシストを三角葬

DEEP事務局 "Kohno Yujiro Group Presents DEEP 15th IMPACT"
2004年7月3日(土) 東京・ディファ有明  観衆:1,382人(超満員)

  レポート&写真:井原芳徳  【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板スレッド]
 

◆ DEEPウェルター級(-76kg)トーナメント

第10試合 トーナメント一回戦 5分3R
○中尾受太郎(フリー/プロ修斗世界ミドル級4位)
×アライケンジ(パンクラスism)
1R 4'04" 三角絞め


 組合せ抽選で中尾戦を選んだアライ。決まった直後、中尾から握手を求められたが拒否。試合に向けての気合が伝わる。
 アライはゴングが鳴るとパンチで勢いよく突進。だが、中尾は落ち着いて組み付きテイクダウン。一気にマウントポジションを奪取し、パンチと関節狙いで攻め込む。3分程経って、ようやくアライは脱出するが、今度は中尾が下から得意の三角絞め。一度目は防御されたものの、二度目はガッチリと極まり、アライはタップ。中尾が格の違いを見せつけ、危なげ無く初戦を突破した。

◆中尾「アライ選手が自分を指名してくれた時点で、正直『もらった』と思いました。マウントでKOできるパンチが打てなかったのが残念。『DEEPはブレイクが速い』と聞いていて、いつもより疲れてしまった。(試合前は緊張した?)無かったです。新しい所に上がるんで楽しみなぐらいで。『もっと緊張したほうがいいのかなあ?』なんて思ってましたね。(パンクラス対修斗という意識は?)無いです。個人の対決だと思ってるんで。(準決勝について)気になってた選手たちが残りましたね(※組み合わせは後日決定)」

第9試合 トーナメント一回戦 5分3R
×小野瀬哲也(FIGHTING SPIRIT)
○中村大介(U-FILE CAMP.com)
1R 0'50" TKO (レフェリーストップ:バックマウントパンチ)


 パンチの打ち合いで小野瀬が数発右ストレートを当て主導権を握る。だが中村は右ストレート一発で形勢逆転。そのままバックマウントを奪うと、パンチの連打でレフェリーストップ勝ちをおさめた。ダメージの無い小野瀬はストップに不満げだったが、動きが止まったのでレフェリーストップは仕方ないだろう。

第8試合 トーナメント一回戦 5分3R
○青木真也(Team ROKEN)
×池本誠知(ライルーツコナン/プロ修斗世界ミドル級8位)
2R 0'52" 腕ひしぎ十字固め


 青木は柔道02年全日本ジュニア強化選手で、昨年全日本サンボ-82kg級3位、12月DEEPフューチャーキングトーナメント-82kg級優勝者。柔術でも紫帯を持つ期待の注目株だ。序盤、尻を相手に向ける変則的な構えから、組み付いて池本を倒すと、あっさりとサイド、マウントと移行。腕十字でチャンスをつかむ。池本はなんとか脱出するが、得意の蹴りの距離を潰されて不発。2R、今度は池本が上になるが、青木はすかさず三角狙い。これはかわされるも、続いての腕十字で池本からタップを奪い、見事完勝した。

第7試合 トーナメント一回戦 5分3R
×長岡弘樹(総合格闘技DOBUITA/パンクラスウェルター級7位)
○星野勇二(和術慧舟會GODS/パンクラスウェルター級5位)
判定0-3 (星野=大城,豊永,野口)


 星野のセコンドには元パンクラスの窪田幸生の姿も。試合は足を止めてのストレートの打ち合いと、コーナー付近での差し合いが何度も繰り返される激しい内容に。1Rは長岡が寝技でサイドポジションを取るも、その先の攻め手に欠く。2Rは星野が右ストレートを当てた後にバックマウントを奪取するなど優勢。3Rは星野が終盤にマウントを奪いやや優位な内容。ジャッジはマストシステムのため、星野に軍配が上がった。


◆ 休憩明け、DEEPミドル級王者の上山龍紀がリングイン。「最近テンションが上がりません。熱くさせてくれる相手とやりたいです」と語り、美濃輪育久を呼び寄せた。上山はリングに上がるよう要求したが、美濃輪は「エー!?」と拍子抜けした様子でリングに上がらず、そのまま退散した。


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第6試合 日本vs韓国2対2対抗戦 -48kg契約 5分3R
○しなしさとこ(フリー)
×シム・スーチョン(韓国)
1R 1'50" 腕ひしぎ十字固め

 しなしが差し合いから倒して上になると、腕十字、アームロックを狙い続ける。シムは数度の危機を凌ぐも、最後はしなしが腕十字をきっちり極め完勝した。

第5試合 日本vs韓国2対2対抗戦 -80kg契約 5分3R
○大久保一樹(U-FILE CAMP.com)
×キム・イルナム(韓国)
2R 1'49" 肩固め

 大久保は1Rバックマウントを取るもキムに脱出を許す。2Rはマウントから肩固めに移行しきっちり一本。

第4試合 契約体重無し 5分3R
×今村雄介(高田道場)
○大場貴弘(フリー)
1R 2'19" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 コーナーに押し込まれた大場だが、膝とストレートの連打で今村をマットに沈めると、最後はパウンドの雨を降らせ快勝した。

第3試合 契約体重無し 5分3R
×MAX宮沢(荒武者総合格闘術)
○濱田順平(CMA誠ジム)
判定0-3 (濱田=芹澤,梅木,野口)

 濱田は剛柔流空手、白蓮会館空手の経験のある選手。6月26日の韓国グラジエーターFCでクラウディオ・ゴドイに3Rチョークスリーパーで敗れたばかりだったが、今大会にも連続出場し、実力を発揮。素早いパンチラッシュで宮沢を苦しめる。後半は宮沢の右フック、右ローの反撃を浴びたが、前半の優位が評価され白星を得た。佐伯繁DEEP代表も濱田の強さを高く評価していた。

第2試合 -87kg契約 5分2R
△百瀬善規(禅道会)
△藤沼弘秀(荒武者総合格闘術)
判定0-0 (ドロー=大城,豊永,野口)

 1R終盤、藤沼が上からの鉄槌で優位。2Rはスタンドの相撲の繰り返しで膠着状態。3R、百瀬が引き込んでのギロチンでチャンスをつかみ、ポイントを五分に戻した。

第1試合 -95kg契約 5分2R
×鬼木貴典(Team ROKEN)
○ホスバヤル(モンゴル/フリー)
判定0-3 (ホスバヤル=梅木,豊永,芹澤)

 ホスバヤルのパンチラッシュで鬼木は左目尻から大出血。ホスバヤルはその後もネックロックやバックマウントからのパンチで主導権を握り続け完勝した。

<フューチャーファイト>

第2試合 -79kg契約 5分2R
△宮本優太朗(ビバリーヒルズ柔術クラブ)
△梅田恒介(総合格闘技R-GYM)
時間切れ

第1試合 -82kg契約 5分2R
○白井祐矢(アンプラグド国分寺)
×長田岳大(クロスポイント吉祥寺)
1R 4'21" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)

Last Update : 07/04

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