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(レポ&写真) [TBS黄金筋肉] 5.7 有明:渡邊久江、トーナメント制す

TBSテレビ "黄金筋肉 女子総合格闘技 最強女王決定トーナメント"
2004年5月7日(金) 東京・ディファ有明

  レポート&写真:井原芳徳  【→大会前のカード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

第1試合 トーナメントリザーブ戦 3分2R
○ジェット・イズミ(クロスポイント吉祥寺)
×勝山舞子(峯心会)

1R 1'05" 腕ひしぎ十字固め

 日本の女子MMAの55kg前後の選手では、辻結花と並ぶ強豪のジェットだが、なぜかリザーバー扱いをされてしまい、MMA未経験と思われるムエタイ選手の勝山を難無く秒殺した。

第2試合 トーナメント1回戦 3分2R
×羽柴まゆみ(BB doll)
○石川美津穂(フリー)
1R 2'09" スリーパーホールド


 体格で圧倒的に勝る石川が開始早々ストレートを当て主導権を握り、グラウンドに持ち込んでスリーパーを極め完勝した。試合後羽柴陣営は石川のGパンのコスチュームの金具部分が反則だと主催者に抗議。石川の反則負けという裁定となったが、羽柴は「準備不足」という理由で二回戦に進まず、規定により石川が当初の通りに二回戦に進んだ。

第3試合 トーナメント1回戦 3分2R
○金子真理(禅道会長野県本部)
×ASAMI(士心館)
1R 1'17" チョークスリーパー


 金子がMMA未経験と思われるASAMIをあっさり極め完勝した。


第4試合 トーナメント1回戦 3分2R
○星野久子(勇心会)
×上田朱理(和歌山拳法連盟)
2R 2'38" アームロック


 上田はスタンドでのパンチはさすが日本拳法と思わせるなかなかものだったが、グラウンドになるとMMA未経験と思われる星野に苦戦。星野も極めどころがなかなかわからない様子でしばらく手こずったが、最後は強引にアームロックを極めて勝利した。


第5試合 トーナメント1回戦 3分2R
○渡邊久江(AJジム)
×酒井真紀(禅道会飯田レディース道場)
1R 1'07" KO (右ストレート)


 渡邊が序盤右ローでダウンを奪取。酒井は左膝にテーピングをしており、なんとか立ち上がるもかなり痛そうな表情を見せている。最後は渡邊のラッシュを前に、自ら崩れるような状態でダウンしてしまった。


第6試合 トーナメント準決勝 3分2R
×星野久子(勇心会)
○渡邊久江(AJジム)
1R 2'07" 腕ひしぎ十字固め


 一回戦を勝ち上がった石川のコスチュームのトラブルがあったためか、石川戦より先に行われたこの試合。渡邊は2度ギロチンを狙い防御されるも、最後は腕十字を極め完勝。余力を十分残して決勝に進んだ。


第7試合 トーナメント準決勝 3分2R
×石川美津穂(フリー)
○金子真理(禅道会長野県本部)
1R 0'47" 腕ひしぎ十字固め


 石川がストレートを当てるも、金子に倒されると防戦一方。金子はパスガードに成功すると腕十字をがっちりと極め完勝した。

第8試合 キックボクシング(肘打ち・首相撲禁止) 2分5R
○グレイシャア亜紀(彰考館)
×杉貴美子(筑紫野運動クラブ)
判定3-0 (グレイシャア=平・岡林・和田)


 1R、杉の前進ファイトに苦戦したグレイシャアだったが、2Rは連打を当て優勢。だが杉も鼻血を出しながらも必至で応戦し、3Rは互角の展開に戻す。4Rはグレイシャアが得意のバックハンドを当てるなど優勢。5Rもグレイシャアの優位は変わらず、文句無しの判定勝ちとなったが、杉のタフさも光った。トーナメントを喰う今大会ベストバウトだったと言っても過言ではない。

第9試合 トーナメント決勝 3分2R
×金子真理(禅道会長野県本部)
○渡邊久江(AJジム)
延長R 判定3-0 (渡邊=岡林・和田・川村)


 1R、金子が腕十字で2度チャンスを作るも、「冷静に判断できた」という渡邊はしっかり防御。逆に2Rはローキック主体のスタンド勝負で巻き返す。延長戦に持ち込むと、スタミナが切れた金子に対し、元気いっぱいの渡邊はローで優勢。金子のタックルもしっかり切って反撃を許さず、見事優勝を勝ち取った。

Last Update : 06/04

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