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(レポ&写真) [PRIDE男祭り] 12.31 さいたま:吉田、ホイスに大苦戦ドロー

ドリームステージエンターテインメント "PRIDE SPECIAL 男祭り2003"
2003年12月31日(水) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ  観衆:39,716人(超満員札止め)

  レポート:石動龍,井原芳徳  写真:ひっとまん大場。
  【→大会前のカード紹介記事】  【→大みそか視聴率】  [→掲示板スレッド]

第5試合 特別ルール 10分2R
△吉田秀彦(日本/吉田道場)
△ホイス・グレイシー(ブラジル/チーム・ホイス)
時間切れ

(※特別ルール要旨:ドクターストップ、レフェリーストップ、判定決着なし。膠着は60秒まで)

 ホイスが上の道衣を脱ぎ捨てるという衝撃の光景の中、試合開始のゴング。
 ホイスは積極的に打撃を出していくが、ローが吉田の金的に入りイエローカードを受ける。再開後、ホイスは引き込んでアキレス腱固めへ。吉田は足を抜いてサイドに回り、反転したホイスのバックを奪う。ホイスは前に落としてディフェンスし、下になった吉田はハーフガードの体勢になる。ホイスはバランスよく上をキープしてパンチを落とし、嫌がった吉田がカメになったところでバックに回る。そこからホイスが襟絞めを狙いつつパンチを落とし、吉田は防戦一方のまま1R終了。

 2Rもホイスは足関節狙いから展開を作る。ホイスは片足タックルからアキレス腱固めを狙い、吉田の右袖に自らのつま先を入れてコントロールするなど、柔道では見られない秘技を駆使して試合を優位に進める。吉田は徹底した足関節狙いに対応できず、中途半端にアキレス腱固めを狙いに行ったところでホイスに上に乗られ、一気にマウントポジションを奪われてしまう。さらにバックを奪われると後は1Rと同様の展開に。絞めを狙われつつパンチを打たれ、何も出来ないまま試合終了のゴング。
 特別ルールのために引き分け扱いとなったが、歓喜するグレイシー陣営と首を振って立ち上がれない吉田のコントラストが何よりも明確に勝敗を物語っていた。

◆吉田「うまく調整できなかった自分の責任です」

「相手が胴衣を脱いできたのは予想外だった。シウバ戦から2ヶ月。最初のうちは練習ができず、モチベーションがあがらなかった結果です。もっと精神面を盛り上げて挑めば違った展開になっていたのかもしれませんが。年末なのでもっと良い試合にしたかったのに、とにかく今回は本当にふがいない試合をしてしまったな、という一言です。
(モチベーションが上がらなかったのはシウバ戦後の肉体的な原因?それとも気持ちの面で?)言い訳になってしまうのですが…モチベーションを今日までに上げていかなくてはいけなかったんでしょうけれど、上がらなかったというのが現実。今回のように試合間隔を詰めて闘うことは良い経験になったので、来年からは身体と気持ちと相談しながら練習して行きたいなと思います。
(ローブローのダメージは長引いた?)それはありません。自分の思うとおりに身体が動かなかったのが一番の原因。練習不足だったし、うまく調整できなかった自分の責任です。
(シウバ戦後、トレーニングはどのくらいの期間できなかった?)口の怪我を縫ったり顔の腫れが引くのを待ったり、ほぼ1ヶ月は休まなくてはならない状態でした。それから練習をしたのですがうまく調整できませんでした。柔道時代を通じて、試合が終わってからこうやって敗戦後に意見を言うのは悔しかったので、この次は同じことにならないようにがんばりたいなと。
(再戦は?)それは自分が考えることではないので。会社側にゆだねて。組んでもらえればその時はきちっと調整して今回の借りを返したい。
(前回と比べてホイス選手に変化はあった?)比べる事はできないです。胴衣も脱いでいたし。徹底していましたよね。下から足を獲りにくるという。それに対して何もできなかった。
(ホイス選手は決着がついた、すっきりしたと言っていたが?)それは本人の考え方なので、本人がそう思うんだったらそれでいい。でも僕はマイッタ、タップをした訳じゃないし。今回このような形で終わったんですが、またやる機会があれば 本人が納得行くんだったら。自己満足の世界なので。
(ホイス選手が『僕が運転手になって送迎バスで吉田選手を道場に送ってあげたんだ』つまりホイス選手が終始試合をリードしていたというようなジョークを言っていましたが?)どこがジョークなの?本人がそう言っているんだったら。まぁ、今日はふがいない試合だったのでそれは認めます。ただ、うーん。今度やる機会があればきちんとやりたいな、と思います。」

◆ ホイス「ずっと喉にひっかかっていた小骨がとれたような気分」

「まず最初に、父、エリオに心からありがとうと言いたい。彼は戦いとはなにか、そして戦いの技術的なことだけでなく、たゆむことなく進み続ける事を教えてくれた。そして日本時間に合わせて朝の5時から共にトレーニングをしてくれた仲間。スタンドの先生ノノ氏、ジャケットを脱いで戦う事を可能にしてくれたコーチ・ジェイムズ。妻、子供達、“グレイシー”ならぬクレイジーな自分の人生に付き合ってくれてありがとう。兄弟、ヘンゾ、ホドリゴ、ハンサムなホイラー、その他すべての兄弟達、コーチ、ドクター、自分が戦略どおり闘えるように協力してくれたこと、背中を押し続けてくれた事に心から感謝しています。
 そして忘れてはならないのがヒクソン。この格闘技の世界で完璧なファイターになることの難しさを教えてくれた。彼は私と違った考え方を持っているので、時には一緒に知恵を出し合って戦略を練ってきた。今日はここに来ていないが心から感謝している。彼はまちがいなくグレイシー一族のトップの人間です。私という“製品”を作り上げてくれたのがここにいる家族や仲間たち。私は彼らの指示に従うことで戦うことができたのです。
(準備期間は?)7週間前後。約8週間前に吉田選手との再戦の噂を聞いたのでそれからトレーニングを開始しました。正式決定したのは6〜7週間。(今回の再戦は吉田選手側から?)詳しい経緯はわからないが、前回の試合が終わった瞬間から私は再戦を望んでいた。吉田選手はその間、別の試合があったので時間がかかったが、私は常に諦めずに訴え続けてきた。ですから再戦ができてとても嬉しかった。ずっと喉にひっかかっていた小骨がとれたような気分。総合格闘技に対してこの1年半の間、納得できない気持ちが続いていたけれど、やっと溜飲が下がった思いです。前回の試合終了後『負けるとはどういうことか』を学んだ気がしましたから。どうぞ、今わたしから勝利を奪わないで下さい。
(でも決着は着いていないが?)試合を見ていただければわかるでしょう?確かに結果はドローです。吉田選手はとてもタフな素晴らしい選手ですし。とにかく試合を観てください。誰の眼から見ても結果はわかるのでは?(もしも判定があったら勝利していた?)それは私が決めることではないので。皆さんがご覧になって決めてください。(再戦は?)それはビジネスとして会社が決めることなので。今は早く家に帰って子供達の顔が見たいです。(『嘘ツキ吉田選手』への恨みは晴れた?)試合直後にお互いを讃え合い、敬意を表する言葉を交わしました。これで私も吉田選手も安眠できるのではないでしょうか?
(パンチからグラウンドに持ち込む事は難しかった?)パンチは有効だったと思います。吉田の顔を見れば解るでしょう?彼は柔道の世界チャンプでありメダリストですしグラウンドのエキスパート。ディフェンスが強力だったのでグラウンドに持ち込むのは難しかったです。(戦術について)今回は全ての点において前回と違った戦術でした。スタンドでの立ち方、キック、パンチの打撃。組み技。トレーニングどおりの結果を出す事が出来ました。中でも胴衣を脱いで戦ったことが大きいです。相手が掴んで押さえ込むことができなくなるという利点があるのでトレーニング開始当初から考えていましたが、約1ヶ月前にコーチのジェイムズ氏やセコンドの指示で決定しました。実際吉田選手も戸惑っていたようでしたし。本来、柔術は護身や格闘をするためのスポーツですから、胴衣を着なくてはいけないということはないのです。
 そろそろダニエルのセコンドに着きたいので。今夜は私が送迎バスのドライバーになって吉田選手を道場まで送り届けているような、そんな試合でしたね(笑顔で)」



第8試合 1R10分・2R/3R5分
○近藤有己(日本/パンクラスism)
×マリオ・スペーヒー(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
1R 3'27" TKO (ドクターストップ:グラウンド顔面膝蹴りによる出血)


 スペーヒーがパンチを出しながら前進し、近藤の間合いをつぶして組み付く。スペーヒーは引き込んで足に絡みつき、両足タックルでテイクダウン。トップポジションからアキレス腱固めを狙うが、近藤は冷静に足を抜いてスタンドへ。
 再びタックルを仕掛けるスペーヒーだが、近藤はがぶって顔面と側頭部に細かいパンチを浴びせていく。大きなパンチは無いものの、スペーヒーは足がふらつき気味になり左目の下から出血。確実にダメージを蓄積させていく。

 劣勢のスペーヒーは近藤をコーナーに押し込んで組み付き、外掛けでテイクダウンするが近藤は膝を立ててあっさりと立ち上がる。しつこくスペーヒーがタックルに行くと、近藤はつぶしてサイドポジションを奪取。そして横四方固めの体勢からスペーヒーの顔面に強烈なヒザを2連打し、大流血に追い込む。
 ドクターストップでの勝利が確定すると、近藤はマイクを握って「次はヴァンダレイ・シウバです」と高らかに宣言。近藤がその実力を満天下に知らしめ、PRIDEミドル級タイトル戦線に急浮上した。

◆近藤「相手の出方がある程度予想できていたが、それ以上にしつこかった。マリオ・スペーヒーだなと思った。でも、パンクラスで練習して、パンクラスの人間ともまれて戦ってきたことが今日生きた。スペーヒーは菊田選手に似ていて、その菊田選手と今年2回戦っていなければ、今日このように勝てなかったと思う。
(パンクラスの看板を背負ってプレッシャーは?)ない。やる気がみなぎるだけで、負けたらどうしようとか思うことはなかった(試合前にパンクラスを背負うと言っていたが、いつもは言いませんよね?)自分の思っていることではなく、自分がライトヘビー級チャンピオンになったので、その状況を説明した。それが力になっている。
(大晦日の試合について)お茶の間にどう映ったのかなと思う。相手に血を流させてしまったので。自分とパンクラスをアピールするいい機会だった。
(シウバ選手と戦いたいと言っていたが?)上を目指していきたい。プライドの上の人間はシウバ選手だと思う。(ミドル級のベルトは)取れるなら取りたい。(パンクラスのベルトについて)パンクラスは90kg未満なので、シウバ選手がそこまで体重を落とせば可能だと思う。」



第10試合 1R10分・2R/3R5分
×桜庭和志(日本/高田道場)
○アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
判定0-3


 ゴングと同時にホジェリオが飛びヒザで突進。さらに首相撲からヒザを叩き込むが、桜庭は脱出してスタンドの打ち合いへ。リーチに勝るホジェリオのパンチがノーガードの桜庭を次第に捉えはじめるが、桜庭もカウンターの右フックで反撃。ホジェリオは右目を大きくカットし、ドクターのチェックが入る。再開後もスタンドの展開が続くが、ホジェリオが優勢のまま1R終了。
 2Rもスタンドでの打撃戦が続き、ノーガードの桜庭は再三ホジェリオのパンチをもらってしまう。桜庭が片足タックルでテイクダウンする場面もあったが、パスガードは成功せず、攻めあぐねる。ラウンド終盤には下になったホジェリオの三角絞めが桜庭を捕らえかけるも、桜庭は回りこんで何とか脱出。桜庭には苦しい展開のまま試合は最終ラウンドへ。
 3R、タックルを仕掛ける桜庭だが、ホジェリオは切ってスタンドでの打撃勝負を挑む。ホジェリオはジャブ・左右のフックと打撃で攻め、桜庭の顔は腫れ上がる。桜庭は打たれてもパンチを返し、アッパーからのコンビネーションでホジェリオをぐらつかせるも、自らのダメージも大きかったが追撃は出来ない。
 滑って倒れ、カメになった桜庭にホジェリオがサッカーボールキックを連打したところで試合終了のゴング。終始圧倒したホジェリオに軍配が上がった。

◆桜庭「(試合の感想は?)あけましておめでとうございます。負けました。(ダメージは?)腫れはあるが、そんなにない。初めのうちに完全にバテていた。(いつからバテていた)切れてレフェリーチェックしているときから。(大トリのプレッシャーは?)特にない。(自分の動きに満足できたか?)満足していない。(イメージする動きに対して何パーセントぐらい?)半分ぐらい。かなりバテていた。(バテた最大の理由は?)セミからメインの10分間でテンションがかなり下がってしまった。全身がだるくなってきた。(練習ができなかった?)練習はきちんとできていた。
(ホジェリオの印象について)手足が長くて、ちょっとやりづらかった。(かなり打ち合っていたが、それは作戦?それとも意地になった?)殴られると腹が立ってくるので。殴り返さないと気がすまない。(パンチで意識が飛ぶ瞬間はあった?)少しあった。自分のパンチが相手に効いているのがわかった。(相手が思ったより打撃で来たのは意外だった?)あれぐらい打撃ができるものだと思っていたので、意外ではない。あのリーチがやりづらいと思った。
(次の試合はいつごろ?)(DSEスタッフを見てから)わかりません。(しばらく休みたい?)本当は年末に出るつもりはなかったんですけど・・・(笑)(今年はラスベガスの大会があるが?)毎年あると言ってるがなくなるので、なくなることを祈ります(笑)」



第9試合 1R10分・2R/3R5分
○田村潔司(日本/U-FILE CAMP.com)
×ロニー・セフォー(ニュージーランド/ファイトアカデミー)
1R 2'20" 腕ひしぎ十字固め


 ロニーはMMA初挑戦だが、兄のレイは親友の曙のセコンドに付くため名古屋へ。紹介VTRでは兄弟で食事をしている場面が流れ、レイが「大人にはいろいろあるんだ。しがらみとかな」とブラックなコメント。観客の笑いを誘う。
 試合は難無くテイクダウンに成功した田村が、すぐマウントを取り、しがみつくロニーをふりほどいて腕十字であっさり一本を奪った。

◆田村「次はホイスと戦いたい」
「今は気持ちが良いです。(テーマ曲がまた以前のものに戻っていたが?)僕のチョイスではない。フロントが気を利かせて選んでくれたのでしょう。(試合をふりかえって)打撃の選手ということでテイクダウンから関節技で行こうと当初思っていたので、その通りの試合にできたのでよかった。エサをまくような感じで探りをいれつつローを入れていったら、相手が前に前に来たのでうまく左足にタックルに入ることができた。
(次の試合は?)次はホイスと戦いたい。シンプルに吉田選手の結果がああだったので。(桜庭戦については)オファーは頂いていました。2週間前に怪我をして(右あばらにヒビが入っている模様)いて。彼はいわばPRIDEの顔、PRIDEを支えてきた人です。もし彼とやる可能性があるのであれば、万全なタイミングでやれたら、と思ったので。(やりたくないと言う訳ではない?)やりたくないと言うより、時期的なタイミングの問題。桜庭選手は(コンスタントに)試合に出なければならない“PRIDEの顔”なので大変なのでは?僕はニュートラル、フリーの状態なので。
(体重差は?)正直言うと気になりますが、今の時代ではそういったことを言っていると次の試合に繋がらないですから。自分はリングス時代から10〜20キロ離れた選手と試合しているので多少慣れていますが。将来、総合格闘技が育っていく過程で、より細かい階級ができていくのでしょうが。今はしようがないですね。(次は?)外国人でも日本人でもどちらでも良いですね。」

◆セフォー「試合のオファーをいただいたのが5日前、来日が試合3日前と、トレーニングどころか総合格闘技の準備はしていませんでした。田村選手は凄かったです。(トレーニング不足なのにリングに上がるのは怖くない?)全く。とてもワクワクしていたし、今までと違う新しい事を学べると思ったので。自分は新しい技を学ぶのが好き。だからこそ次回は練習してまたPRIDEのリングで勝ちたいです。」



第7試合 1R10分・2R/3R5分
×坂田 亘(日本/EVOLUTION)
○ダニエル・グレイシー(ブラジル/ヘンゾ・グレイシー・柔術アカデミー)
1R 7'12" 腕ひしぎ十字固め


 序盤下になった坂田は、柔術世界選手権黒帯優勝2回のダニエルのパスガード狙いを凌ぎ続ける。3分ほど経ってパスされてしまうが、ダニエルがパンチでバランスを崩した隙を突いて脱出。タックルで足をつかみテイクダウンに成功してみせる。
 しかしダニエルは坂田の顔を蹴り上げて脱出すると、再び上に。ハーフガードを取られた坂田は脱出を狙うが、ダニエルは上四方、サイドポジション、マウントと有利に体勢を移行。坂田はTKシザースを狙うも脱出できず。最後はダニエルが腕十字。坂田は肘を極められながらもカカトでダニエルの顔を蹴り必死で耐えるが、危険と判断したレフェリーが試合をストップした。

◆ダニエル「最後の腕ひしぎでなかなかタップしなかった坂田選手はタフガイです。私よりも体重が軽かったのに!サムライ魂をもった尊敬に値する選手です。これからもっと強くなると思います。次はぜひ中村(和裕)選手と再戦したいです。私はあの試合は負けたとは思っていないので。
(ホイス戦の感想は?)素晴らしい試合でした。ご覧になった通り、もちろんホイスが勝っていたでしょう? そして吉田選手もとても強いのだ、と言う事も証明されたと思います。自分の士気も高まりました。」

◆坂田(左肩から腕を三角巾と包帯で固定した状態で登場)
「十字を無理矢理外しかけたので、ヒジよりも肩が前に出てしまい腱を痛めた感じです。脱臼まではいっていません。(相手の印象は?)言い訳ではないんですが、大きい選手で対峙したときに圧力がありました。もっと打撃で行きたかったのですが、ちょっとブランクというか、カンと慣れで無意識にタックルに行ってしまった所を潰されて…。相手はもちろん素晴らしい選手だったんですが、自分の試合運びができませんでした。まーしょうがないですね。
(対戦相手が突然変更になったことには?)モチベーションの面でガクッときたけれど、今日の敗因にはなっていません。今日は今日。ダニエル選手も気を使ってくれたのか体重を落としてきてくれたようでした。
(テーマ曲が橋本真也選手との合体版だったが?)結果は負けましたけれど。避けて通るのは簡単なことですが、自分はそうしたくないので。色々な意味で…。(来年はZERO-ONEとPRIDEの両方で戦う?)はっきり言って非常に悔しいです。誰か個人に対してリベンジしたいというものではなくて自分自身に対して落とし前をつけないとやっていられない…。あとは会社側におまかせして、話をいただければ前向きに検討したいと思います。このままじゃ終われないですから。」



第6試合 グッドリッジ引退試合 1R10分・2R/3R5分
○ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバゴ/フリー)
×ドン・フライ(米国/フリー)
1R 0'27" KO (右ハイキック)


 グッドリッジが右ロー、右フックで攻め、組み付いたフライを突き離し、隙をついて右ハイ。側頭部にもろにもらったフライは前のめりでノックアウトした。あっという間の試合だったが、グッドリッジが綺麗な形で有終の美を飾った。

◆グッドリッジ「ドンは私にとって超えなければならない高い山だった。1996年に初めてドンと試合をしたが、その年に2回とも負けてしまった。自分のスポーツ人生はドン・フライ選手に始まり、ドン・フライ選手に終わった。今回、彼に勝てたことは幸運もあったと思うが、勝ててとにかくうれしい。
(ハイキックがすばらしかった。引退することに悔いがあるのでは?)人生には誰でも決心しなければならない時期が訪れると思う。今がその時期。今回、引退を決意することは非常に難しいものだった。私自身は引退したくないという気持ちがあるが、いろいろな要素があり、引退を決心するに至った。これからも、コメンテーター、レフェリー、ジャッジいずれかの形でこの競技に参加していきたい。ハイキックをほめてくださり、ありがとうございます。

◆コールマン「彼の引退は個人的な理由だと聞いている。また、体のあちこちに無理が生じてきているのも確かだと思う。今回、そういったことではなく彼が引退すると決めた時期が今であり、時間の問題だと理解している。誰しもファイターを続けていれば、ずっと頂上を目指し続けるのは非常に難しいことだと思う。今回のような良い試合を行うことができて今、最高の気持ちで引退するわけだから、この気持ちがずっと彼の中で続くことを望んでいる。彼には非常にきれいな奥さんと、2人のかわいい子供がいる。そういった彼の人生を考えてあげるべきではないだろうか?今回彼が引退して、私はゲーリーと戦わなくてすむのでちょっとうれしい。私たちは非常によい友達です。」

◆フライ「本当にダメな試合で、嫌になってしまった。(キックは見えていたか?)まったく見えなかった。(またPRIDEに参戦したい?今年はPRIDEヘビー級GPがあるので、それに出たい。(引退するグッドリッジに贈る言葉は?)自分は4回ぐらい引退しているので、また彼も戻ってきて対戦相手になってほしい。」



第4試合 1R10分・2R/3R5分
×小路 晃(日本/フリー)
○ムリーロ・ニンジャ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
1R 2'41" KO (膝蹴り)


 小路は先にテイクダウンに成功するも、下からの運動量が豊富なニンジャを押さえ付けることができず、スタンドに戻されてしまう。打撃戦はニンジャが優勢。膝蹴り、パンチを嫌ってまっすぐに下がった小路はコーナーに追い詰められ、ニンジャの飛び膝蹴りに沈んだ。

◆小路「まっすぐ下がったので、そのときにもらった膝が見えなかった。あのまま倒して上になってという作戦だった。カットして血が出て、少しふらっとした。(ダメージは?)見えないところから膝が来て、7針ぐらい縫った。口は試合前に練習をしていてそのときに切った。ダメージはカットだけです」

◆ニンジャ「スピーディな試合だった。小路選手はベテランでいい選手。最初はグランドに持ち込まれたが、落ち着いていい試合ができた。立った瞬間に自分の得意な膝蹴りを決めることができてよかった。
(お母さんに電話で勝利を報告した?)もう電話した。(どのように言われた?)電話するより先にインターネットで自分が勝ったことを知っていた。とても喜んでいた。」



第3試合 1R10分・2R/3R5分
○桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
×高瀬大樹(日本/フリー)
判定3-0


 マッハには菊田早苗、三崎和雄、高瀬には長南亮、増田博正がセコンドにつく。1R、タックルに合わせギロチンチョークを仕掛けられた高瀬だが、落ち着いて外しインサイドガード。果敢にパスガードを狙うも、マッハはハーフガードの先に行かせず、地味ながらもレベルの高い攻防が続く。ハーフガードで1分ほど膠着したため両者にイエローカードが出されたが、緊張感あふれる攻防は十分観客を魅了する。
 スタンドに戻りマッハがワンツーとミドルを出せば、高瀬もショートの左フックをお返し。マッハが右ストレートと膝蹴りで追い詰めると、高瀬は引き込んで三角絞めを極めかける。惜しくもゴングに阻まれてしまうが、観客は一進一退の白熱の攻防に大歓声。解説席の高田延彦本部長も「いい試合だ。20Rぐらい見たい試合だね」と語るほど。
 2R以降、マッハの膝蹴り、高瀬の引き込んでの三角絞め、マッハが逃れて猪木アリ状態、ブレイク、という一連の流れの攻防が8回ほど繰り返される。高瀬は柔らかい股関節を活かして三角を仕掛けようとするも、1R終了間際にように極めには至らず。逆にマッハはスタンドの展開で得意の膝蹴り、右ハイ、ストレート等を的確に叩き込む。打たれ強い高瀬を仕留められなかったが、優位に試合を運び続け、文句無しのPRIDEデビュー戦白星を飾った。
 両者のネームバリューが低く、なおかつ一本決着とならなかったせいか、フジテレビでは数秒のダイジェストしか流されなかったこの試合。だが会場に来たファンには大きなインパクトを残したことだろう。PRIDEも回を追うごとにファンの目が肥えてきているため、来年の大みそかは両雄がメイン級に抜てきされてもおかしくはない。

◆マッハ「(初めてのPRIDEでしたが?)あっという間に終わってしまった感じ。修斗やDEEPに比べてインターバルに余裕があったせいか、疲れませんでした。自分のペースでできたのは良かったです。(作戦は?)作戦はいつも特にないのですが、今日は打撃でKOを狙う、シュートボクセスタイルで行こうかなと思っていました。
(高瀬の印象)3年前に一緒に練習していたのですが、その頃から比べると凄く成長していて足も強くなっていて、いやらしい攻めをしてきていましたね。
(最後のマイク『仲良くしましょうよ』の真意は?)今年はとにかく日本人とばかり戦ってきました。TKのジムやU-FILE CAMPと。GRABAKAとはやっていませんが。日本人同士で試合が決まると、どうしても距離をとってしまうんですよね。そういった雰囲気がいやだなーと思って(笑)。
(PRIDEの会場の反応は?)もちろんファンの声援は聞こえるのですが、会場が広すぎてコダマしてしまうんですね。そのぶん相手と自分だけが向き合っているという感じでした。
(次の試合は?)できれば外国人選手が良いですね。2月の武士道は体調次第です。」

◆高瀬「もうちょっと寝技で技を見せたかったですね。悔しさはあります。作戦は特に無かったです。上手くパズルをはめられたらな、と思っていたんですが。
 1Rのチョークは全然効いていませんでした。打撃も。打たれ強いので。判定はしようがないですね。印象でやられたかな、と。実は試合のオファーは3週間前でした。その前に大きな怪我をしていて1,2回お断りしたのですが、テレビ局の方、ドリームステージさんの力になりたいと、3週間という準備期間で一生懸命調整してきました。マッハ選手は田村選手や桜庭選手のように思い入れのある選手として意識していたので、本当は万全の状態で勝負したかったです。(涙を浮かべながら)協力してくれた仲間長南選手、榊原代表に心から感謝します。」



第2試合 1R10分・2R/3R5分
○ヒース・ヒーリング(米国/ゴールデン・グローリー)
×ジャイアント・シルバ(ブラジル/フリー)
3R 0'35" チョークスリーパー


 巨漢のシルバが組み付こうとするのに対し、ヒーリングが鬼ごっこのように下がって逃げ回り、コツコツとローを当てる展開。暴れ馬の異名を取るヒーリングだが、この日は闘牛士のような動きで、腕をヒラヒラとしてみせる場面も。シルバの強引に振り回すチョップをもらい、一瞬ヒヤリとするが、特に大きなダメージもなく、3Rにまで突入。ヒーリングがローを放つと、シルバが突進して押しつぶし、首をつかまえる。だが技術もへったくれもないこの攻めにヒーリングは冷静に対処。隙間ができるとあっさりスイープして背後に回り込み、スリーパーを極め巨人退治に成功した。

◆ヒーリング「本当に大きいファイターだった。あのような大きくて技術のないファイターに対して準備するのは本当に難しい。対戦相手を知ったのはクリスマスの2日前だった。相手の身長と体重は聞いていたが、リングで初めて見て圧倒された。
(上からのチョップは効いた?)1回だけものすごく効いたのがあった。受けないように距離を保って中に入らないようにした。パンチのような技ではなく、力まかせで攻撃してくるところが難しかった。
(不用意に飛び込んでいくことはできなかった?)不用意に飛び込んで行って、熊のように上にかぶさってしまったら除けられないので、距離を保ちながらローで攻めることしかできなかった。
(次は強い選手と試合がしたいと言っていたが、今日の試合は?)あのような選手と戦うのは、アスリートの戦いというよりもサーカスの興行みたいな見せ物だった。どれだけ自分より大きなファイターと戦えるかというものを見せただけのような気がした。一度でもミスを犯してまぐれで当たってしまったらKOされてしまうような大きな相手なので、自分の技術を見せるチャンスはなかった。」

◆シルバ「総合格闘技は初めてだった。ベストを尽くしたが対戦相手は動きがとても速かった。すごいスピードで足をキックしてきて、最初は平気だったが、だんだん効いてきた。経験不足もあり、このような結果になってしまった。3ヶ月ぐらい前にメキシコでプロレスの練習や試合をしていて、総合格闘技の準備をすることができなかった。もし今度来日することがあれば、準備をきちんとしていきたい。」



第1試合 1R10分・2R/3R5分
×美濃輪育久(日本/フリー)
○クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(米国/チーム・オーヤマ)
2R 1'05" TKO (レフェリーストップ:グラウンド顔面膝蹴り)


 ジャクソンが10kg以上軽い美濃輪を豪快に叩き付け、サイドポジションから顔面に膝蹴りを何発も叩き込む展開が続く。圧倒的不利の美濃輪だが、下からアームロックや足関節を狙ったり、タックルを捕まえギロチンチョークを極めかけるなど、アグレッシブな攻めは健在。二人とも防御を度外視して攻める選手のため、テレビ中継の一発目の試合としては最適な派手な試合内容となる。
 膝蹴りを大量にもらった美濃輪は1R終了後ドクターチェックを受ける。2R開始1分、ジャクソンがマウントからの強烈な膝蹴りで美濃輪のアゴを撃ち抜く。美濃輪は一瞬下にうずくまり、危険と判断した島田レフェリーがすぐに試合をストップした。美濃輪はすぐ立ち上がり、ストップに納得してない様子。ジャクソンをにらみ付け、「アゲイン!ネクストイヤー!」と絶叫し、足早にリングを降りていった。
 約4ヶ月のブラジリアントップチームでの修行を経て一時帰国した美濃輪。柔術の心得もあるジャクソンのパスガードをしのぐ場面もあり、修行の成果が少しだけ垣間見れた。体力面でも以前のように途中で息切れしなくなった。だが、本来の防御を重視しない“無謀”ファイトとの融合はまだまだ発展途上の様子。次回のファイトでどこまで進化するか楽しみだ。

◆美濃輪「もう一回やりたいです。ランペイジ選手とも終了後にリング上でアピールしてOKをもらっているので。来年、いつになるかはわからないですけれど。(レフェリーストップは?)よくわからなかったです。ストップは早い、まだ戦える!ってのはあったんですが。。
(初めてのPRIDEルールでしたが?)ルールはあまり気にならないんです。体重とかルールとか。(今日アピールしたかったことは?)もう、勝つことだけ。勝ってアピールしたかった。
(トップチームでの練習成果は?)まだまだ。出ているとは思うけれどまだ勉強不足です。これまでやってきたパンクラスでのプロフェッショナルレスリングとブラジリアン柔術をミックスさせていきたい。プロレスだけ、柔術だけではなくトータルファイターを目指したいと思う。
(次の試合は?)わからないですね。ブラジルかもしれないし、韓国かもしれないし。ワールドツアーで世界各国を周って試合の数も増やしたいです。
(今日何か課題がみつかった?)グラウンドでの膝攻撃はいままで経験したことがなかったので大きかった。膝のディフェンスの仕方や痛みを『あーこれかー』と思いながら喰らっているうちに終わってしまいました。
(相手のパワーは?)彼自身のパワーを感じた。こんなにパワーのある力持ちの選手と戦えて勉強になりました。
(ムエタイ修行は?)トップチームの打撃はムエタイベースなのですが、本場タイに明日から修業に行きます。
(久々の日本の試合、ファンの声援は?)思ったより凄くて。こんなにあるとは思わなかった。期待に応える事ができなかったので、次、がんばります。
(身体づくりは?)今は身体を大きくして理想のレスラーのスタイル、戦い方も肉体的にもすべてを含めて自分の理想のリアルプロレスラーを目指しています。体重だけみると今、83-4キロ。90キロはほしいですね。完成はまだまだ先だと思います。」

◆ジャクソン「(感想は?)あけましておめでとう!早く飲みたいです。(手の怪我は?)右手の甲、人差し指の付け根のあたりです。(美濃輪の印象は?)タフな選手。ギブアップをしないし、動きは速いし。自分と似たタイプの選手だね。そしてとっても石頭だ。
(試合後リング上では?)彼が再戦を要求してきた。きっとレフェリーストップが早すぎると思ったんだろう。自分も早いかな?と感じたけれど実は1Rの2〜3分で既に骨折していたので試合が終わって良かったなぁと思っていたよ。アリガトウゴザイマス。オヤスミナサイ。」



◆榊原信行・DSE社長「ヒョードルの件で神戸に行っていた」

「1年間ありがとうございました。社長に就任してからほぼ1年たち、今日までどうにか来られたことを感謝します。今年も皆さんと力を合わせて、格闘技界・プロレス界の発展のために頑張っていきたい。
 (イノキボンバイエ出場の)ヒョードルの契約が履行されなかったため昨日から神戸にいて、さいたま会場に入ったのが4時半ごろだった。どうしてもなし崩しに進めたくなかったので、PRIDEはスタッフを信頼して任せた。今回ヒョードルを参戦させるのは認めたが、2月以降は我々の契約を生かしていただくということをイノキボンバイエ側と正式に書面で約束を取りつけて会場に戻ってきた。口約束したことを次から次へと最後まで破られてしまったことを悲しく思ったのと、このままでは守らなくてはいけないものが社長としても守れないので、どうしてもそれを果たしてこようということで川又氏と話をして、サインをもらって、正式に我々の契約を生かすと約束をいただいて、4時半にこの会場に戻ってきた。
 ヒョードルは今日永田選手に勝ったが、今年はPRIDEを主戦場にとして戦う。ヒョードルが本当に年末に戦えるのであれば、この男祭りで戦ってほしかった。年末は彼がケガで戦えないと聞いていたので、2月に試合をしてくれればと思っていた。今年はヘビー級GPもあるので、それに向けてヒョードルが日本にいるうちに今年のスケジュールを確認し合えたらと思う。
 大会全体としては、10試合どれもこの1年を象徴するような戦いだった。PRIDEの過去と未来を感じてもらえるような大会をイメージしていた。グレイシーはあきらめない、ホイスが道着を脱いでまで吉田に勝ちたいという気持ち、勝ちにこだわる貪欲さを感じたビッグマウスでなく、きちんと準備してきたなと思った。吉田はあそこで道着を脱がれたことにずいぶん動揺させられたのではないかと思う。グレイシーらしさを見せた大会だった。
 日本人同士の対決、マッハと高瀬の試合がテレビで流されたとき、格闘技ファンにはきちんと評価されるいい試合だと思うが、世間でサップ×曙のような試合と比較されたとき、どういう結果になるのか興味がある。日本人選手が強いハートを見せてくれた。
 桜庭選手の戦う姿を見て美しいと感じた。戦う心の純粋さに心を打たれた。彼は他のイベントに負けたくないと言っていた。出る以上は中途半端なものではなく、PRIDEらしさ、自分らしさを見せて、負けたくないという明確なポリシーを持っていた。田村選手とニアミスというところまでいけた。今でこそ明かすが、いったんは受け入れるところまで気持ちがいったが、最終でいろいろなことが噛み合なかった。今年は桜庭×田村が必ず実現すると思う。
 最終的に桜庭はホジェリオを自分で選んだ。桜庭が勝って締めくくってくれれば言うことなしで、みんなもそれを望んでいた思うが、残念ながら違う結果になってしまった。日テレやTBSの放送が終わった後で、格闘技で年を越そうと思っていた人たちが桜庭の試合に集まってくれたらいいなと思う。視聴率は1月5日に発表される。勝敗ではないが、我々はPRIDEらしさを見せることができたいい大会だったと思う。
 2月1日に大阪城でPRIDE.27を行う。ヒョードル、ノゲイラ、できればミルコのマッチメークを行いたい。2月15日の武士道(横浜アリーナ)は大物プロレスラーのビッグバンベイダーの正式参戦が決まっている。彼のレスラー人生初めてのシュートファイトを行う。相手はまだ決まっていない。武士道ではテーマ性のあるマッチメイクをして早急に発表できるようにしたい。
(3団体が同時に行われた功罪について)来年はやめたいですね。PRIDEとして打って出るとこういう世界観を作らざるを得ない。PRIDEだと、大晦日だから桜庭ももう少し簡単な相手でもいいんじゃないかというわけにはいかない。勝負論がきちんとあって、勝ちにこだわって戦う美しさやはかなさという世界観を見せられるのがPRIDEだと思う。できれば今年は3社仲良くやれればといいなと思う。1年に1度、格闘技界・プロレス界みんなが仲良く手を携えたお祭りにしたい。この2週間ぐらいノゲイラやヒョードルが出るなどずっと振り回されたので、そういうことはしたくない。
(近藤選手が次にシウバ選手と戦いたいと言っていたが?)尾崎社長と話して、次なのかもう1試合はさんでからなのかわからないが、間違いなく彼の望みは今日の勝利で1歩も2歩も近づいたと思う。今年は近藤選手も大晦日だけでなく、複数回で出場することを約束している。(タイトルマッチになる?)その可能性は十分にありえる。パンクラスのタイトルを持ってPRIDEのミドル級チャンピオンのシウバと戦うのもいいと思う。」

 

Last Update : 01/15

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