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(レポ&写真) [DEMOLITION] 7.21 横浜:岡見、マウントパンチで完勝

GCMコミュニケーション "DEMOLITION 030721"
2003年7月21日(月/祝) 神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館

  レポート&写真:井原芳徳  [→掲示板・GCMスレッド]  ◆サムライTVで7/28(月)22時〜放映

第8試合 -90kg契約 5分2R
○矢野倍達(RJW/central)
×ザ・グレート・浪花(夢想戦術)
判定3-0

 1R中盤にテイクダウンに成功した矢野は、いったん立ち上がって距離を取ってからパンチで飛び込み、さらに四点ポジションから豪快に膝を浪花の頭部に叩き込み攻勢。熟練のテクニックを見せつける。だが2Rには「練習不足の影響(本人談)」でスタミナ切れ。浪花も6月27日の修斗広島大会との連戦の影響で動きに精彩に欠き、スタンドでのお見合い状態が続いてしまう。それでも矢野は残り30秒にタックルでテイクダウンに成功。最後に意地を見せた。

第7試合 -81kg契約 5分2R
○岡見勇信(和術慧舟會東京本部)
×花田和弘(XXX)
1R 4'47" TKO (マウントパンチ)

 5月大会のメインも務め、アブダビ本戦にも出場した岡見が、今回も活きの良さを存分に発揮。序盤からテイクダウンを奪うと、ハーフ、バックとポジションを着実に移動。一旦スタンドに戻されるが、再びグラウンドになると、インサイドガードからパンチラッシュ。空振りも多かったが、それでもパンチを続けるうちに花田が鼻血を出し始め、最後はマウントになってのパンチ連打で花田を完封した。

第6試合 -77kg契約 5分2R
○大石幸史(パンクラスism)
×平山貴一(和術慧舟會千葉支部)
判定3-0

 RJW出身の大石はパンクラス入団後7勝1敗1分の好成績を残し、現在ウェルター級2位。古巣の主催興行への凱旋試合となったが、何度もテイクダウンに成功しては、上からのパンチやアームロックで攻め、期待通り成長ぶりを発揮した。

第5試合 契約体重なし 5分2R
○石井 淳(超人クラブ)
×山本高行(TEAM-KAZE)
1R 1'11" KO (膝蹴り)

 01年7月の第4回タイタンファイト決勝戦の再戦。その時は石井が場外押し出しで勝利したが、今回は石井が膝蹴りを山本の顔面にぶちこみ、豪快にKO勝ちをおさめた。勝った石井は大応援団に向け満面の笑顔で指圧ポーズ。

第4試合 -83kg契約 5分2R
○長谷川秀彦(SKアブソリュート)
×鈴木亮司(XXX)
判定3-0

 5月の試合では岡見のテイクダウンテクニックに翻弄され完敗した長谷川だったが、キャリアの浅い鈴木相手なら余裕の展開。軽々とテイクダウンに成功すると、上からのパンチで1R前半から鈴木に鼻血を出させる。2Rもバックマウントからパンチの雨を振らせ攻勢。鈴木は鼻血を大量に出しながらも耐え、脱出すると豪快なジャーマンスープレックスで長谷川を投げ、最後まで勝負を諦めなかったが、実力の差は歴然としていた。
 試合後はアメリカにサンボ留学するという後輩の石毛大蔵をリングに招き入れ観客に紹介した。石毛は6月の全日本サンボ選手権74kg級優勝者。決勝では昨年柔道講道館杯優勝の田中秀昌を腕十字で仕留める快挙を成し遂げた。石毛もマイクを持ち「1年後、日本の格闘技界を席巻する」と力強くアピールした。

第3試合 -74kg契約 5分2R
○寿丸。[ことぶきまる](秋本道場JUNGLE JUNCTION)
×近野淳平(ロデオスタイル)
判定3-0

 寿丸。は師匠の秋本じんと同じ「ルパン3世」のテーマで入場。2度目のタックルでテイクダウンに成功すると、近野がブリッジを失敗した隙を突きマウントポジションを奪取。だが次のブリッジで近野はリバーサルに成功し、観客を湧かせる。2Rは近野の下からの顔面の蹴り上げで鼻血を出してしまった寿丸。だったが、その後サイドポジションから近野の頭に膝を叩き込むなど攻勢をキープ。試合後はリングネームの由来となった実家の漁船の大漁旗を掲げ勝利を喜んだ。

第2試合 -59kg契約 5分2R
△石井俊光(TIGER PLACE)
△佐藤直登(ストライプル)
判定0-0

 石井はスタンドでのパンチの的確さで上回るが、テイクダウンでは佐藤が上。1R終盤には石井が豪快な水車落としを決め、2Rには足関の取り合いとなるなど、色んな攻防が見られる好勝負となったが、互いに決定打に欠きドローに終った。

第1試合 -66kg契約 5分2R
△出見世雅之(和術慧舟會GODS)
△佐藤 力(SKアブソリュート)
判定1-0

 出見世がパンチやローを放つと、佐藤が組み付いて防御する展開が繰り返される。2R、出見世がパンチで佐藤を一瞬ぐらつかせチャンス到来。だが出見世が手を振って喜びをアピールしている間に、佐藤は意識を回復。セコンドの廣野に「そんなのやってる暇あったら行け!」と怒られて、ようやく出見世が攻めるが仕留めきれず、佐藤は組み付いてピンチを凌ぎきる。その後佐藤は膝蹴りと2度のテイクダウンで反撃するが、時間切れ。出見世は自ら勝機を逃してしまった。

※ラウンドガールは藤田愛美さん(左)&南凪みゆさんの「生GONギャル先輩後輩コンビ」が務めた。

※休憩時間には歌手の暮部拓哉さんがミニライブを披露した。ホームページはhttp://www5.ocn.ne.jp/~hotaru/

Last Update : 07/25

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