[PRIDE] 榊原代表、K-1&新ルールを語る。桜庭登場に高田本部長は…
▼ (4/9 up) DSEの榊原信行代表は9日、都内事務所での会見で、前日のPRIDE.34での桜庭和志登場で一気に浮上したK-1との協調路線、新オーナー体制でのルール変更問題についてコメントした。高田延彦PRIDE統括本部長も桜庭登場について口を開いた。
K-1との関係については「ロレンゾ(・ファティータ・PRIDE&UFCオーナー)もダナ(・ホワイト・ズッファ代表)もK-1をリスペクトしているが、K-1がどことアライアンスを結ぶかによって、関わり方が決まると思う。間違ってボードッグやショータイム(=エリートXC)のような実績の無いところと組めば、障害になると思う」との見方を示し、「トップアスリートがバラバラになった時、このスポーツの熱が冷める。世界のファンが何を求めているか耳を傾けるべき」とK-1側の動きをけん制した。 さらにUFC側が統一を提案しているルールについても言及。「新会社はワールドワイドというぐらいなのだから、世界中で通用するルールにしないと。アメリカのルールにユニファイド(統一)するのはナンセンス。PRIDEルールはヨーロッパやブラジルの大会でも採用されている。UFCルールを無理矢理日本に持ち込んだら、PRIDEファンはいなくなる」と警鐘を鳴らした。
新オーナーへの引継ぎのため、榊原代表は今週中に渡米し、4月中に新社長以下の新体制を発表。5月1日より正式に新会社「PRIDE FC WORLDWIDE」が動き出し、5/20のライト級GP開幕戦より新会社が主催する。 榊原代表は「だから4月中は好きなように引きずり回してもいい」とジョークを飛ばし、敵対関係となっていたK-1側の谷川貞治FEG代表とも「同じ名古屋出身なんで、5月になれば、仲良くお酒を飲みに行けたら」と笑顔で話していた。
なお、桜庭のPRIDEマット再登場後、コメントの無かったかつての師匠・高田本部長は、「私が今のポジションにいる限り、余分な感情を入れず、ファンが見たいものを実現できるように務めるのが仕事」とクールに話したが、複雑な心境を隠せなかった。(井原芳徳)
Last Update : 04/09 23:07
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