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[MARS] 7.21 新宿:MIKU×カリーナ他決定|新ルールはUWF+柔術?

トリニティ "MARS ATTACK 01" 2006年7月21日(金) 新宿FACE  【→カード&チケット】  [→掲示板スレッド]

(7/20 up) MARSの対戦カードと新ルールが20日、東京・大久保の闘神塾での前日計量&会見で発表された。
 カードは下記一覧のとおり。MARS側は実力者に83kgトーナメント参戦をオファーしていたが参戦が実現しなかった。急遽出場が決まった女子の新星・MIKUと、未知の強豪・カリーナ・ダムの一戦が最注目カードとなる。カリーナの兄・ホドリゴは、2月のMARS旗揚げ大会で遠藤雄介に判定負けしたファン・ジュウドン(韓国)に決定している。

 新ルールの大きな特徴は、ロストポイント制を採用している点。ルール第1条「精神と運用」の冒頭では「格闘技における“真剣勝負”の精神と、スポーツ性をより明確にするため、MARSでは、ジャッジの主観による『印象判定』を採用しない」と謳われている。UWFルールのイメージが強いロストポイント制だが、MARSではマウント等のポジショニングもポイントの対象となり、現在主流のMMAやブラジリアン柔術の価値観でリニューアルされている。
 攻撃ごとの点数は以下のとおり。反則の場合も減点される。

 ダウン:5点(修斗のように一旦ブレイクがかかる)
 ギブアップに至らないサブミッション:5点(掛け外しの連続減点は不可)
 スローイング(柔道の一本相当の投げやバスター):3点
 ポジショニング(マウント、バックマウント、ニーオンザベリー):1点
 テイクダウン:1点

 持ち点は2R制10点、3R制15点。時間内で決着がつかない場合、ロストポイント差で勝敗が決する。試合中に0点になっても試合は続行し、0点の選手は一本かKOしか勝つ方法が無くなる。延長Rがある場合、ポイントを先に取った選手が勝つサドンデス形式に移行。決着がつかない場合は両選手が敗者となる。点数は場内掲示板にリアルタイムで表示される。
 ポイント制以外の特徴は、両選手の同意があれば柔術・サンボ等の道衣の着用も認められる点。グラウンドの相手への頭部への蹴りは反則。女子もパウンドありだ。

 会見に出席した花澤大介13は、ルールについて「勝ち負けがはっきりしている。セコンドもポイントに合わせた指示が出せる。膠着が許されない」と感想。瓜田は「いつも戦うルールよりセーフティなルールなので、変な攻撃をしないよう気を付ける」と話した。(井原芳徳)

柔術&アマレス&カポエラの美人戦士登場

(7/13 up) 「MARS」のサテライトイベントとして新たに開催される「MARS ATTACK」に、2007年ADCC世界選手権ブラジル代表に選ばれた新鋭柔術家ホドリゴ・ダムと、その妹でブラジリアン柔術選手権五連覇の実績を持つ女子選手カリーナ・ダムが登場する。

 兄ホドリゴは、アリアンシ柔術を代表するアグレッシブなサブミッションファイターとして知られ、別名“ミスター・サブミッションレスリング”とまで呼ばれた柔術家だが、昨年より総合でも闘うようになり、今回が初来日となる。

 また妹のカリーナ・ダムは、2004年10月の総合デビュー以来ブラジルの格闘技界で注目を浴び続けている女子選手。「高校時代のレスリングを振り出しに、柔術、カポエラ、ボクシング、ムエタイなど、ありとあらゆる格闘スポーツを経験、どのジャンルでも水準以上の結果を残してきた天才児。瞬発力のある打撃、粘りのあるレスリングに加えて、確実に一本勝ちを狙えるサブミッションテクニックを持つ」(リリースより)という格闘技面での実力もさることながら、「将来はアクション女優を目指したいと言うだけあってビキニの水着が似合うキュートなルックスは、格闘家というよりモデル並みのインパクトを残す」(同)という、ビジュアル面での魅力が喧伝されている。12日の都内での会見で資料に添付された写真を見る限り、確かに強力な悩殺ボディの持ち主であり、数日中開催されると言う水着姿での来日記者会見が話題を集めるかもしれない。

日本人代表選考トーナメント開催。エントリー二名が未定

 またこの大会では-83kgミドル級の日本人四人によるワンナイトトーナメントが開催される。このトーナメントは、8.26に両国国技館「MARS04〜NEW DEAL」で開催される、同階級の世界トーナメント(関連記事参照)に出場する日本人代表のうち、若手枠一人を決定するもの。
 現在発表されているのは、瓜田幸造(掣圏会館)と三原秀美(総合格闘技コブラ会)のみだが、この日配られたリリース(下記参照)では、「あるビッグイベントへ出場が決まりつつある若手のトップ選手」と「メジャーシーンでいくつかのチャンスを逃したそれなりに名前のある有名選手」の二人にオファーを出していると言う。大会まで10日を切った段階で参戦者が確定しない現状を見る限り、まだ主催者の熱意に現状がついて来ていない印象も受けるが、世界トーナメントの顔ぶれからは、これまでの散漫な大会構成から脱皮しようと言う“本気度”が伺える。果たして主催者の思惑通りのマッチメイクを実現して、“NEW DEAL”を証明できるのか。

 この日唯一参戦選手として会見に出席した瓜田は、「掣圏真影流は武道なので、戦いの舞台を何処に移そうとも強さを発揮できなければならないと考えていますが、まだ僕自身は理想にほど遠く未熟です。今回、両国で開催されるトーナメントを目指すとともに、僕自身のステップアップを目指したいと思います」と意気込みを語っている。主催者には、この選手のひたむきな気持ちを裏切る事無い舞台作りを望みたい。


■世界への扉をこじ開ける若手枠日本代表選出トーナメント。
 でも二名が未定…ホントに大丈夫なの??


 8月の両国に向けての助走が、この大会で始まります。未知強ひしめく-85kgの気になる日本人枠一つを決定する4人ワンナイトのトーナメントが、この「MARS ATTACK」を舞台に繰り広げられます。格闘伝導師佐山聡の愛弟子・瓜田幸造、2005年ADCC日本代表に輝いた若手のホープ三原秀美。あえて新鋭を選抜、世界への門戸を開いたこのトーナメントにご期待ください。
 大会直前ですが、実はまだ後の二名枠が確定していません。
 何故か? あるビッグイベントへ出場が決まりつつある、若手のトップ選手に必死にラブコールを贈っているからです。引っ張り出しには失敗するかもしれません。でもチャレンジします。必死に。そしてもう一人、メジャーシーンでいくつかのチャンスを逃した、それなりに名前のある有名選手を一名。彼にも再生の機会としてこの舞台に上がってくれるよう、日夜口説いています。
 彼らが参加してくれれば、MARSは“最初の大事な仕事”をやってのけたことになる、僕らはそう信じます。既にタイムリミット一杯である事は判っています。でも少しでも良い試合をファンに提供したい。だから粘ります。もう少しだけ時間をください。(同日配布のリリースより)


 

トリニティ "MARS ATTACK 01"
2006年7月21日(金) 東京・新宿FACE
開場・17:00 開始・18:00


第7試合 ミドル級(83kg)世界トーナメント日本代表選考トーナメント決勝 5分3R
第3試合勝者
第4試合勝者

第6試合 女子55kg契約 5分2R(延長1R)
カリーナ・ダム(ブラジル/アリアンシ柔術)
MIKU(クラブバーバリアン)

第5試合 ウェルター級(77kg) 5分3R
花澤大介13(コブラ会)
TOSHI(空柔拳会館)

第4試合 ミドル級(83kg)世界トーナメント日本代表選考トーナメント準決勝 5分2R(延長1R)
瓜田幸造(掣圏会館)
小川 健(空柔拳会館)

第3試合 ミドル級(83kg)世界トーナメント日本代表選考トーナメント準決勝 5分2R(延長1R)
三原秀美(コブラ会)
吉岡直樹(日本ウェルネススポーツ専門学校)

第2試合 73kg契約 5分3R
ファン・ジュウドン(韓国/闘神塾ドラゴン)
ホドリゴ・ダム(ブラジル/アリアンシ柔術/2007 ADCC世界大会ブラジル代表)

第1試合 MARS ATTACKers オーディション(アマチュア) 65kg契約 3分2R
冨田利彦(RBアカデミー)
小坂井宏(日本ウェルネススポーツ専門学校)


◆チケット価格
RS席 5,500円、 S席 4,500円、 A席 3,500円
立見席 1,500円 ※当日券は全券種500円増

◆チケット販売所
電子チケットぴあ 0570-02-9977 (Pコード:807-963)
イープラス http://eee.eplus.co.jp/(アクセスコード:703023)

◆お問い合せ
トリニティ マーズ事務局 03-3368-3355

Last Update : 07/20 18:23

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