BoutReview
記事検索 by google
news

(直前情報) [パンクラス] 11.30 横文:パンプロナ、菊田をKO宣言。渦中の健介も来場へ

パンクラス "PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR" 11月30日(土) 横浜文化体育館  [→掲示板・パンクラススレッド]

▼ (11/28 up) ヒカルド・アルメイダとエドワルド・パンプロナが28日、P's LAB東京でスパーリングを公開した。
 渋谷修身と対戦するアルメイダは、立ち技ではパンチ主体のスパーを見せ、グラウンドでは柔術茶帯の練習相手に足で肘を極める技を何通りも披露。さらには「自分のベースとなる技術をアピールしたい」という本人の希望で、道衣を着てのスパーリングも行なった。「渋谷の関節技を全て封じきって逆にこっちが一本取ってやる」と意気込むアルメイダ。スパッツの裾の部分にプリントした「光狩怒 荒流命打」という文字のように、激しい試合を見せてくれることだろう。
 一方ムエタイ歴7年のパンプロナは、シュートボクセの選手を思い起こさせるハイキックや膝蹴りを披露。ハイアン・グレイシーに習って4年の柔術も紫帯の腕前だ。今回が総合格闘技デビュー戦だが、立ち上がり際の頭部へのサッカーボールキックをスムーズにこなし、このルールへの対応はバッチリのようだ。対戦相手の菊田早苗については「素晴らしい選手でリスペクトしている」としながらも、「日本には戦争に来たつもりだ。KOを狙う」と語り、必勝を誓った。(井原芳徳)
(写真:アルメイダ(右)とパンプロナ(左)のスパーリングを、師匠のヘンゾ・グレイシーが見守る。ヘンゾは今年中にオープンする道場の準備に忙しく、来年は「オファーがあれば誰とでも戦う」とコメント。)

佐々木健介が鈴木×ライガー観戦へ

▼ (11/28 up) 当初鈴木みのるとの対戦が計画されていた佐々木健介が、横文大会を予定どおり観戦することが明らかになった。パンクラスは鈴木の要望により佐々木の席を用意していた。だが、佐々木が所属する新日本プロレスは28日、横文大会と同じ11月30日をもって佐々木との契約を解除すると発表。この報を聞いたパンクラスの尾崎允実社長は、新日本の担当者に問い合わせたところ、佐々木のパンクラス来場については新日本も了承済みとの確認が取れたため、佐々木の席を予定通り用意することを発表した。
 佐々木は10月6日に新日本退団を突然表明。その後新日本フロントとの間で何度か話し合いが持たれたが、両者の平行線が続き、28日から契約解除の通告を受けた。

國奥がイメージキャラクターのブランドTシャツ先行発売

▼ (11/28 up) ミドル&ウェルター級王者の國奥麒樹真がWeb Shop「Naokick55es」内ブランド「st.Pancrase55es」にイメージキャラクターとして登場している。3アイテムを揃え11/30の横浜文化体育館にて先行発売が開始される。

ライガー、総合に開眼。パンクラス継続参戦を熱望

▼ (11/20 up) 鈴木みのるとともに20日都内で記者会見を行なった獣神サンダー・ライガーは、総合格闘技に開眼したといい、今後もパンクラス参戦を続ける意向を示した。
 当初ライガーは佐々木健介戦が流れた後輩・鈴木の気持ちを受け止めるぐらいにしか今回の試合を位置付けていなかった。だが、新日本プロレスの道場で永田裕志、中西学、飯塚高史、成瀬昌由らと練習しているうちに、「受け止める」という気持が「絶対勝ってやる。鈴木をぶっ潰してやる」という気持ちに変化してきたという。しかも永田たちと練習の中で、総合に「はまった」「妙に目覚めてしまいました」というのだ。ライガーは「『みんなこんな技術持ってたんだ?』と感心した。体はキツいけど、満足感がある。ドップリ浸かってしまいそう」「不安や恐怖感はあるけれど、今はそれを覆い隠すぐらいの充実感がある」「普段の試合でも集中してやっているが、今はそれ以上の刺激がある。これだけの充実感は、ここ何年間か無かったんじゃないか」と語り、具体的に対戦相手の希望は示さなかったものの、「11月30日の試合は、私のパンクラスデビュー戦と思って頂いてもいい」「負けたとしても終わりじゃない」とし、パンクラスへの継続参戦を希望した。
 これを聞いたパンクラスの尾崎允実社長は「新日本さんとも話をしなければならない」としながらも、「僕としては大歓迎です」と継続参戦に前向きだった。
 対する鈴木は「選手生活15年の全てをぶつける。腕が折れても足が折れても、噛みついてでも勝つ」と熱っぽく語った。ライガーの継続参戦発言に対し「10回やろうが100回やろうが僕が勝つので、ライガーさんの未来はないです」と厳しい返答をしたが、これはライガー戦オンリーに集中している気持ちの裏返し。会見場でも「必要以上に気持ちを高ぶらせたくない。全てのピークを試合に持って行く」ため、あえてライガーを視界に入れなかった。会見後の囲み取材でも「ライガーさんに『参った』と言わせたい。もっと言うなら『参りました』と言わせたい」「会見の時に言うと気持ちが高ぶり過ぎると思って言わなかったけど、ライガーの刀が錆びているようなら僕の首を斬れない。ガツンととどめを刺したいですね」と挑発的な言葉を発し、必勝を誓った。
 鈴木は残り10日間は道場に寝泊まりをして試合に向け集中するという。ライガーは新日本プロレスの巡業を休まず、前日の茨城・つくばカピオ大会にも出場する。当日のセコンドの一人は矢野通が内定し、もう一人は成瀬か飯塚が付く。矢野は今年新日本プロレスでデビューした選手で、レスリング2000年全日本学生選手権フリー、グレコの両部門を制した実力者だ。(井原芳徳)

ライガー、マスク着用可能に

▼ (11/20 up) 20日の鈴木みのると獣神サンダー・ライガーの会見は、両者の戦いをパンクラスの公式戦として認定する「調印式」が本来の目的だった。ライガーのマスク着用の可否が公式戦認定のネックとなっていたが、パンクラスルールの第2条第8項に「指定競技用具(マウスピース、ファウルカップ、タイツ、オープンフィンガーフローブ、ニーパッド、レガース、シューズ)以外の着用、または規格外の競技用具の使用は、パンクラスの許可と競技者双方の承認が必要となる」とあり、三者とも承認したため、正式に公式戦となった格好だ。試合ではライガーはこの日の物と同じ形でもう少し視界の広いマスクと、ショートスパッツ、レスリングシューズを着用する予定だ。(井原芳徳)

美濃輪×佐々木、“動と静”の公開スパーリング

▼ (11/15 up) セミで対戦する佐々木有生と美濃輪育久が14日、P's LAB東京でスパーリングを披露した。昨年5月の対戦では美濃輪がリバースアンクルホールドで勝利。佐々木にとってはこの試合のみがパンクラスでの唯一の黒星として残っている。9月の横浜大会で強豪・アレックス・スティーブリングに勝った後、「これからも世界の強い人と戦って行きたいんですが、その前に、美濃輪さんだけにはきっちり借りを返したい。今年中には決着をつけたい」と表明。これを美濃輪が受けて立った形だ。

 両者の公開練習は3分1Rで防具を付けずに行なわれた。美濃輪はオーソドックスなレスリングも見せたものの、最初はドロップキックから始まり、デスバレーボム、水面蹴りとやりたい放題。下から腕十字を狙う佐藤光留を持ち上げコーナーポストの上に乗せる離れ技までやってのけた(左写真:ちなみに試合ではブレイクになります)。どういうわけか終盤には佐藤までもがドロップキックを放ったのはご愛嬌だが、美濃輪は「自分の見て来たプロレスの技を取り入れて、いつもこういう感じのスパーリングをしている」といい、「隙を突くのがうまい」佐々木相手にも「いつもどおり無防備でいく。絶対極めさせない。『無謀』と書いて“うつくしい”。それで戦います」と表明し、マイペースを貫く構えだ。
 一方の佐々木は本人も「見せ場は回し蹴りから後ろ回し蹴りしかなかった」と語るほど静かなスパーリング。だが「普段通りの練習の他に、美濃輪さんが『これは苦手だろう』というパターンを徹底的に練習はしています」といい、「左でコントロールしてハイでKOしたい」と語るその動きはしなやか。スティーブリング戦のような高度なテクニックが期待できそうだ。美濃輪のトリッキーな技に関しても「リラックスしてていねいにやれば大丈夫」と余裕の構え。美濃輪が“動”のマイペースとすれば、佐々木は“静”のマイペースといった雰囲気で、対照的な両者がリング上でどのように絡み合うかが今から楽しみだ。

佐々木、その先は世界へ。ハイアンと対戦希望

▼ (11/15 up) “世界進出”を目論む佐々木有生は、「UFO LEGENDやPRIDEにも出て行きたい。できるならハイアン・グレイシーとやりたい。十分勝てると思う」とも話した。メインの鈴木×ライガーは気にしていないが、ヒカルド・アルメイダの参戦には「注目しています。近い将来やることになるんじゃないか」と興味津々。そのためにも美濃輪育久へのリベンジは必須となる。
 一方の美濃輪は「来年の目標は12月に考えたい。田村さんへのリベンジにつなげる形も頭に入っている」と語り、メインの鈴木×ライガーについても「最初はその試合ばかり意識していたけど、他の選手もみんな頑張って練習している。試合順は関係ない。会場を出たお客さんに僕の試合が一番だったと言ってもらいたい」と話した。(井原芳徳)

渋谷×アルメイダ決定。ライガー戦はメインに

▼ (10/30 up) 全カードと試合順が決定した。後ろの5試合はテーマ性の高いカードが揃い、見どころの多い大会となる。(写真:大会のポスター。真ん中が白いのはカメラのフラッシュが反射したためです。ご了承下さい)

メイン  鈴木みのる vs. 獣神サンダー・ライガー
セミ   佐々木有生 vs. 美濃輪育久
第6試合 菊田早苗 vs. エドワルド・パンプロナ
第5試合 渋谷修身 vs. ヒカルド・アルメイダ
第4試合 伊藤崇文 vs. 和田拓也
第3試合 三崎和雄 vs. 小島正也
第2試合 砂辺光久 vs. 渡邊将広
第1試合 中台 宣 vs. 岡見勇信

 メインは無差別級5分3Rの公式戦として行なわれる。マスクの着用はパンクラスルールでは禁じられているが、28日にパンクラスの尾崎允実社長は「ライガー選手から『マスクをかぶりたい』と言われれば呑みます」と語り、ルールを改訂する意向を示した。「ただしツノはヤバいですけど」とも話しているため、ライガーはDEEPのルチャ軍団のマスクのように、飾りの少ないマスクをかぶることになりそうだ。
 セミの佐々木 vs. 美濃輪は正式決定。菊田の復帰戦は、8月のUFOでKO負けしたことを考えると、ムエタイの実力者・パンプロナの打撃に菊田がどう対処するかが見どころとなる。なお菊田とのタイトルマッチも計画されていた近藤有己は、怪我の回復に時間がかかり今大会を欠場する。
 渋谷 vs. アルメイダはハイレベルな組技の攻防が期待できる好カードだ。伊藤は元修斗ランカーの和田と対戦。9月のDEEPで修斗ウェルター級1位の三島★ド根性ノ助に完敗しただけに、連敗は許されない。
 初参戦の渡邊と岡見のプロフィールは以下のとおり。

▼渡邊 将広/わたなべ まさひろ
1973年6月26日生まれ。171cm、60kg。
所属:フリー
格闘技歴:少林寺拳法3年、レスリング10年、総合格闘技10年
主な戦績:「大宮フリーファイト」 フェザー級で4戦4勝(3KO),2001年9月 第1回 JTCオープントーナメント 60kg未満級 優勝,2002年5月 「プレミアム・チャレンジ」出場 判定勝ち

▼岡見 勇信/おかみ ゆうしん
1981年7月21日生まれ。187cm、81.9kg。
所属:和術慧舟會東京本部
主な戦績:2002年3月「PRE−PRIDE.4」トーナメント優勝,2002年7月「THE BEST」出場(フューチャーファイト)レフェリーストップ勝ち,2002年9月 「DEMOLITION」出場 佐々木恭介(U-FILE CAMP.com)に判定勝ち,2002年10月 「THE BEST」出場スティーブ・ホワイトにKO勝ち


ヒカルド・アルメイダ、和田拓也が参戦

▼ (10/21 up) ヘンゾ・グレイシーの弟子、ヒカルド・アルメイダの横浜大会出場が決定した。アルメイダは2000年12月のPRIDE.12では小路晃を判定で下し、昨年5月のUFC31ではマット・リンドランドに反則負けをしたものの、同年9月のUFC33ではユージン・ジャクソンを三角絞めで下している。今年1月のUFC35でアンドレ・シメノフにTKO負けし戦線後退を余儀なくされたが、サブミッションレスリング世界選手権(アブダビコンバット)では過去2000年に無差別級3位、昨年は98kg以下級準優勝、無差別級4位の好戦績を残しており、実力は折り紙付き。今年8月には米国のWECという大会で、フランク・シャムロックの復帰戦の相手にも抜てきされたほどだった(この試合は両者の怪我のため中止)。ハイアン・グレイシーが送り込む柔術紫帯のエデュアルド・パンプロナとともに、パンクラスマットにグレイシー旋風を吹き荒らすことだろう。
 また、元修斗ミドル級ランキング7位・和田拓也が11月の横浜大会に出場することが決まった。和田は竹内出とともにK'z FACTORYからSKアブソリュートに10月1日をもって移籍。7日に修斗のプロライセンスを返上し(既報記事)、竹内が先に10月のパンクラス後楽園大会に出場を決めたことから、和田のパンクラス参戦も確実視されていた。
◆エデュアルド・パンプロナ(Eduardo Pamplona) 
1973年2月20日生まれ。ブラジル・サンパウロ出身。177cm、89kg。
所属:ハイアン・グレイシー柔術
格闘技歴:ムエタイ7年(アマチュア25戦)/柔術4年(紫帯)
1997年,1998年, 2000年 ブラジリアン ローキック チャンピオン

◆和田拓也(わだ たくや)
1978年2月14日生まれ。東京都大田区出身。171cm、80kg。
所属:SKアブソリュート
格闘技歴:レスリング、サンボ(2段)、修斗
戦績:コンバットレスリング76kg級優勝,アマチュアリングス70kg級優勝,ゴールデントロフィー75kg級優勝,プロ修斗9戦5勝2敗2分・元ミドル級ランキング7位(最高位)


鈴木×ライガー決定。美濃輪×佐々木も実現濃厚?

▼ (10/21 up) 鈴木みのると美濃輪育久は現在、横浜大会に向け山梨県で合宿している。18日には練習を公開し、その時のマスコミとの質疑応答の内容がパンクラス公式サイトに掲載されている(鈴木のコメント美濃輪のコメント)。鈴木は新日本プロレスの獣神サンダーライガーとの対戦が正式決定し、周囲の雑音のない環境で練習漬けの日々を送っている。美濃輪に関しては佐々木有生が9月の横浜大会でリベンジマッチを希望する発言したが、美濃輪も山梨で「佐々木有生選手と闘います」とコメントしており、再戦が実現しそうな情勢だ。


鈴木の相手、獣神サンダーライガーに変更へ

▼ (9/30 up) 鈴木みのるの対戦相手が、新日本プロレスの佐々木健介から人気覆面レスラー・獣神サンダーライガーに変更されることが確実となった。
 佐々木は9月上旬のプロレス大会中に右足首を負傷。新日本の10月14日の東京ドーム大会への出場も危ぶまれる状況のため、佐々木は「ベストコンディションでやりたい」と11月のパンクラス横文大会での対戦を辞退した。
 これを受け9月27日、新日本の上井取締役がパンクラス事務所へ訪問し、鈴木に事情を説明し謝罪。同行したライガーは「俺の気持ちを受け取ってほしい。パンクラスのリングでやりたい」と鈴木に直訴したが、鈴木は「2、3日考えさせてほしい」と態度を保留した。
 そして9月29日のパンクラス横浜大会の休憩時間明け、鈴木がリングに登場。「佐々木健介に関しては、『男と男の約束は守れよな』、以上です。ライガー選手のことなんですが、目を見て、真剣に僕に訴えかけてきてくれました。うまく言えないですけど、体が震えたというか、最後の新日魂を見たような気がして。11月30日、ここ横浜文化体育館にて、獣神サンダーライガーと戦います。ルールはパンクラスルールで。以上」とファンに向け語り、対戦を受諾した。

鈴木みのる×佐々木健介、パンクラスで実現へ

▼ (9/12 up) パンクラスの尾崎允実社長は12日、広尾のP's LAB東京で記者会見を開き、鈴木みのると新日本プロレスの佐々木健介の一戦が、11月30日の横浜文化体育館大会で実現する方向であると明らかにした。
 両選手は新日本の新弟子時代にしのぎを削り合った旧友同士。このカードの実現の動きが見え始めたのは今年3月からで、5月2日に東京ドームで開催された新日本プロレス創立30周年記念興行では、佐々木の試合をリングサイドで観戦した鈴木が、試合後の佐々木と握手し、東京ドームで戦う約束を交わした。そして7月、新日本からパンクラスに正式にオファーが出され、7月28日のパンクラス後楽園ホール大会・夜の部では、鈴木が「ただの同窓会マッチとかにはしたくない。これまでと同じパンクラスの戦いをしてきます。勝って、パンクラスは強いということを証明したい」とファンに向け宣言(写真)。10月14日の新日本の東京ドーム大会での実現が有力視されていた。
 だが今月の9日、新日本が同大会の方針を変更し、新日本の選手と高山善廣ら外敵軍団との6対6対抗戦を大会の目玉にすることを発表したため、佐々木 vs. 鈴木は先送りされることとなった。ところがパンクラスの尾崎社長は新日本の上井(うわい)取締役からこの件について事前に報告を受けていた。そして上井取締役から「次の大きな大会はいつですか?」と問われ、11月30日に横文大会があることを伝えると、この大会で佐々木 vs. 鈴木を行なう話になったという。
 ルールはこれから話し合われるが、尾崎社長は「基本的にはバーリトゥードもしくはそれに近いもの。エキシビジョンではない」と明言。仮にパンクラスルールになった場合は、公式戦扱いとする意向も示した。
 もしこの試合が実現すれば、佐々木の総合格闘技の試合は2度目。昨年10月19日に米国コロラド州デンバーで開催された「Gladiator Challenge 5」で、ダン・チェイスという選手を腕十字で36秒で下して以来となる。チェイス自体が総合で勝ち星の無いレベルの選手のため、この一戦だけでは佐々木の実力の程は計れない。だが、佐々木の格闘技のベースは柔道で、これまで新日本のロサンゼルス道場に度々出向き、ドン・フライらと総合系のトレーニングを積んでいることから、必ずしも総合に不向きな選手とは言えないだろう。身長はほぼ同じだが、体重は鈴木が90kg弱、佐々木が110kg近くと大きな差があり、このことも勝敗に影響しそうだ。
 だが、この試合は勝敗うんぬんよりも前代未聞の越境マッチとして、実現すること自体のほうが重要な意義を持つ。当初の日程と会場から変更となったが、尾崎社長によると鈴木本人はそれほど意識していないようで、社長自身も「年内になりそうで良かった」と一安心の様子だった。9月29日のパンクラス横文大会には佐々木が出向き、鈴木と再開する。尾崎社長は「9月29日、リング上ではっきりしますんで、期待していてください」と語り、その場で正式決定される模様だ。

菊田、近藤、美濃輪の出場可能性は?

▼ (9/12 up) 尾崎社長はこの日の会見後、11月30日の横文大会のその他のラインナップについても話した。8月のUFOでのノゲイラ戦でノックアウトされた菊田早苗については「今月中に本人と次の試合について話す」とし、次の試合はタイトルマッチにしたい意向も示した。膝の負傷で9月大会を欠場する近藤有己が仮に復帰できれば、菊田 vs. 近藤のライトヘビー級が11月大会で実現してもおかしくはない。また7日のDEEPで田村潔司に敗れた美濃輪育久も特に体調に不安はなく、11月大会のメンツに加わりそうだ。

パンクラス "Sammy Presents PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR"
2002年11月30日(土) 神奈川・横浜文化体育館
開場 17:00 開始 18:30

メインイベント 無差別級 5分3R
鈴木みのる(パンクラスism)
獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)

セミファイナル ライトヘビー級 5分3R
佐々木有生(パンクラスGRABAKA/3位)
美濃輪育久(パンクラスism/6位)

第6試合 ライトヘビー級 5分3R
菊田早苗(パンクラスGRABAKA/王者)
エドワルド・パンプロナ(ブラジル/ハイアン・グレイシー柔術)

第5試合 ライトヘビー級 5分3R
渋谷修身(パンクラスism/4位)
ヒカルド・アルメイダ(米国/ヘンゾ・グレイシー柔術アカデミー)

第4試合 ウェルター級 5分3R
伊藤崇文(パンクラスism/1位)
和田拓也(SKアブソリュート)

第3試合 ミドル級 5分2R
三崎和雄(パンクラスGRABAKA/4位)
小島正也(和術慧舟會千葉支部)

第2試合 フェザー級 5分2R
砂辺光久(HYBRID WRESTLING武∞限)
渡邊将広(フリー)

第1試合 ミドル級 5分2R
中台 宣(パンクラスism)
岡見勇信(和術慧舟會東京本部)


■ 入場料金:(※当日券は上記の券種すべて500円増しとなります。)
SS \16,000- RS-A \7,500- RS-B \5,500- 
2F-A \10,000- 2F-B \6,000- 2F-C \4,000 3F \4,500- 

■ 先行チケット発売日 9月29日(日)横浜文化体育館大会会場内ロビーにて

■ 一般チケット発売日 10月6日(日)

■ チケット発売所
チケットぴあ 03-5237-9999(Pコード594-040)
ローソンチケット 03-5537-9999(Lコード38501)
CNプレイガイド 03-5802-9999
イープラス  http://eee.eplus.co.jp/(パソコンもケータイも同じアドレス)
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
大山アメリカン 03-3962-6443
レッスル渋谷 03-3464-0078
レッスル池袋 03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン 03-3221-6237
水道橋・マニア館 03-5276-0304
アイドール新宿 03-3371-5211
ファイター 03-3354-1903
フィットネスショップ水道橋 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778
格闘技・プロレス図書館 闘道館 03-3512-2080
FIGHT COMPANY 03-3325-5047
SSSアカデミー水道橋 03-5212-7920
イサミ尚武堂 03-5214-6487
渋谷TOKYO文庫TOWER 6F  03-5784-4900
ゴールドジムノース東京 03-3917-9434
ゴールドジムサウス東京 03-5460-3535
ゴールドジム行徳千葉 047-390-3434
パンクラス 03-5792-0815
※ぴあ、CNプレイガイド、ローソンチケットは全国各地の窓口でお買い求め頂けま

■ お問い合せ
パンクラス 03-5792-0815

Last Update : 11/29

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | NEWS | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | SHOP | STAFF

Copyright(c) 1997-2002 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。

編集部メールアドレス: ed@boutreview.com